2021年6月29日発売のまんがグリム童話2021年8月号に掲載の「声なきものの唄」63話についてネタバレをまとめました。
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[前回のあらすじ]
公三郎が計って利一を牢屋に入れたことを知った早みどりは、顔が青ざめてしまいましたー。
東陽楼では、妓達がお祭り用の打掛を見せ合って大盛り上がりです。
そして、チヌのところへもやってきた妓達。
しかし、チヌの衣装のあまりの地味さに皆んな拍子抜けです。
その夜も、チヌの元へやってきた甚は、チヌが自分の申し出を断って作った打掛が地味だったことが気に入らないようでした。
チヌは、自分たちは着物一枚作るにもお客にねだらなければいけないことを憂い、一体誰がこんな仕組みを考えたのだろう、と思ってしまいますー。
牢屋にいる利一は、もはや特段留めておく理由はないのですが、署長の許しが出るまでは出してもらえない状況ですー。
そうして迎えた海神迎えの祭の当日がやってきました。
ぞろぞろとお客がやってきて、東陽楼も特製のお寿司を振る舞います。
それぞれの見世の浜出しも始まり、祭りはいよいよ盛り上がります。
その頃、脱走の機会を得た利一は牢屋を抜け出し、街中に包丁が放置されているのを見つけますー。
早みどりは、何とか理由をつけて公三郎に先に祭へ行かせ、いなくなろうとしますが、公三郎に見つかってしまいます。
実は数日前、恵に偶然出会って相談していた早みどり。
今日、恵に逃してもらう約束をしていました。
早みどりは、無事に恵と逃げることに成功し、別の人生を送ることになりますー。
祭りは最高潮に達し、盛り上がる中、包丁を持った利一が公三郎を見つけて睨みつけているのですー。
目次
「声なきものの唄」63話ネタバレ
利一はナイフを手に取り、公三郎に近づいて行きます。
チヌは、公三郎の隣に何やら光を見ました。
それは、寿子の姿だったのです。
それを見て公三郎に駆け寄っていくチヌ。
それと同時に包丁を持って公三郎に襲い掛かる利一に気づいたチヌは、公三郎の前に立ちはだかりました。
刺された姿のチヌに公三郎は動揺し、犯人が利一だとわかると、なんともやるせない表情です。
そんな中、祭りは滞りなく進んでいきます。
久米親方が機敏に指示を出し、応急処置をしていたところ、公三郎が、腕のいい外科医がいる病院を紹介し、自分の名前を出していい、と申し出ます。
一方の利一は、なんとか逃げおおせ、持っていた包丁を川に捨てます。
自分もまだまだついている、と安心し、チヌが邪魔に入ったことに文句をつけていると、足元の石が崩れて川に落ちてしまい、
そのまま帰らぬ人となりましたー。
チヌは戸板に乗せられて運ばれています。
公三郎はチヌの傷口にずっと手を添え続け、このままずっとついていく、と言いました。
ようやく話を聞いた巴太夫がチヌに駆け寄ろうとしますが、久米親分がそれを止め、
とにかく祭りが終わるまで騒がないようにしないと、東陽楼の妓が祭りを台無しにした、という噂にもなりかねない、と言いました。
妓達は、これから祭り帰りの大勢の客の相手をしなければならないのです。
それを言われた巴太夫は気丈に振る舞い、チヌのことは久米親分に任せて、妓達を連れて見世へと戻っていきました。
東陽楼にはチヌのことが報告され、巴太夫達も店へと到着し、お客を出迎えます。
公三郎は雪が降る中運ばれるチヌの傷口をずっと押さえ続けています。
利一がチヌを刺したその瞬間、喪ってはいけないのはチヌだったのだ、と、己の過ちに気付かされた公三郎。
ようやく病院に到着し、早速チヌは手術を受けます。
東陽楼では栄太と美緒にもチヌのことが伝えられ、自分もすぐに病院に向かう、と言う栄太でしたが、
祭りが終わるまで客に悟られるわけにはいかないのだ、絶対に持ち場を離れるな、と言われ、蒼白の顔で仕事に取り掛かります。
早みどりの見世では早みどりと公三郎が戻ってこないことを訝しんでます。
2人の状況は今伝わっていないのでした。
東陽楼ではお客が1人、午前2時過ぎに帰ろうとしているところで、栄太がいないことに気づきます。
栄太は、隣町の”モリタイイン”と言う名前だけを頼りにチヌに会いに走っているのでした。
途中で下駄の鼻緒が切れてしまい、下駄を脱ぎ捨てて、裸足も構わずにチヌの病院を目指して走り続けます。
ようやく隣町に辿り着き、キョロキョロと辺りを見回していると、”盛田医院”と書かれた看板を見つけました。
窓から中を覗いてみると、ベッドに横たわるチヌの横で、公三郎が伏せって寝ている様子が見え、
公三郎がそこにいることに驚く栄太なのでしたー。
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「声なきものの唄」63話感想
思わぬ事件に巻き込まれてしまったチヌ。
チヌが見た光る寿子の姿は、公三郎を守ろうとする寿子の思いだったのでしょうか。
この事件をきっかけに、自分にとってのチヌの存在の大きさを再認識した様子の公三郎。
早みどりも公三郎の元を去った今、公三郎にとってチヌへの想いを止めるものは何もないはずです。
目覚めたチヌは一体どうするのでしょうか。。。
次回の「声なきものの唄」64話が掲載されるまんがグリム童話2021年9月号は7月29日発売です。
「声なきものの唄」64話のネタバレはこちら