2022年3月31日発売の週刊少年チャンピオン18号掲載の「弱虫ペダル」のネタバレについてまとめました。
【前回のあらすじ】
箱根学園追い出しレースも中盤戦。
かつて真波に敗れ断たれたクライマーとしての道を取り戻すべく、黒田は気迫の走りで真波に喰らいついていきました。
目次
弱虫ペダル680話ネタバレ
黒田は右コーナーに続き、左コーナーでも勝負を仕掛けてきました。
そんな彼の行動に驚く真波。
その反応を見た黒田は、自分のことを格下だと思っているんだろうと指摘します。
何だかんだ真波が心の隅では黒田には負けないだろうと思っているのが、黒田は分かるらしく、人の実力の上下意識に敏感なようです。
黒田は、自分はエリートだから下に見られるとプライドが許さないのだと言いながら、さらにスピードを加速していきました。
真波は黒田から聞いたことのない「エリート」という言葉に驚きながら、慌てて彼を追いかけます。
黒田は今年1年”エースアシスト”として走ってきました。
周囲を見回し、戦況を判断し、指示を出して自ら動いて犠牲になり、チームのためにチームの”勝ち”に徹してきたのです。
しかし本当に彼が欲しいのは、自分自身の「勝ち」でした。
誰も気にせず指図も受けず、自分自身のために走り、クライマーとして山で自分の力を証明すること。
それが黒田が3年前に箱根学園の自転車部に入る時、思い描いていた原点でした。
チームのために走るのは充実感もあり、やってよかったと心から思えるのですが、ふと1人になった時、もう一人の自分が「クライマーを捨てちまったのか」「最後にやり残した気持ちがあるなら、わがままを通せ」「お前にはそれをやれるだけのポテンシャルがあるんだ」と喋りかけてくるのです。
黒田自身、あの日真波に敗れた現実が受け入れられず、もう一度同じことが起こったら、自分のプライドが持つのか分からず、どこかで怖がっていました。
しかし今の黒田はそんな恐怖を払拭し、クライマーとしての誇りを胸に真波とのレースに挑んでいました。
そして真波は黒田に追いついてきました。
黒田はこのタイミングで真波が追いつくのは予想しており、左のコーナーで再び仕掛けて差を広げていきます。
そんな彼の気迫に驚きを隠せない真波。
さらに黒田は誰より強いクライマーになれる男だと自分に言い聞かせながら、どんどん加速して真波との差を広げていきます。
真波は黒田が「星」をとろうというゲーム感覚ではなく、自分を敵として全力で倒しに来ていることを感じ取り、ゾクゾクしました。
全開で追いかけるのも久しぶりなため、楽しみながら、ギアを上げて黒田を追いかける真波。
そして改めてロードの楽しさを実感し、思わず笑みがこぼれました。
一方、黒田は幼い頃に公園に忘れていたボールは、近所中を捜し回ってもなかったことを思い返します。
悔しくて泣きじゃくって後悔しました。
これはあの日の忘れ物を取りに行く戦いだと考える黒田。
今度は絶対になくさないと決意しました。
黒田は追い出しレースクライマー対決、決着のポールまであと2㎞です。
そして真波は残り3㎞で、1㎞差の黒田を追いかけるのでした。
弱虫ペダル680話感想
黒田が真波にかなり差をつけてリードしてますね。
果たしてどちらに軍配が上がるのか楽しみです!
次回の弱虫ペダル681話が掲載される週刊少年チャンピオン19号は4月7日に発売されます。