2022年2月28日発売のまんがグリム童話2022年4月号掲載「中学校狂師」13話についてネタバレです。
[前回のあらすじ]
子供をマリコに攫われたと告げる翔子の話を聞き、計画を練るサキ。
マリコの夫に近づきますが…?!
目次
中学校狂師13話 ネタバレ
海風に髪をなびかせるサキを見つけ、先生…と呟くタツロウ。
表情を曇らせているタツロウを見て、何かあったのかとサキが聞きました。
タツロウと幸雄とのやり取りを聞いたサキは、噂だとフォローしますが…。
彼はその噂が本当の事だと告げ、マリコとのなれ初めを話し始めるのでした。
島で酒屋を営み、細々と生活していたタツロウと父。
高校を卒業したばかりの頃に、縁談があると父に持ちかけられました。
タツロウは興味がないと断りますが、普段は厳格な父が頭を下げたのです。
この縁談を断れば、酒屋は潰されてしまうだろう…。
そう考えたタツロウは家を守るために、縁談を受ける事にしました。
彼の話を聞いていたサキは、眉間に皺を寄せます。
欲しい物を手に入れるためには手段を選ばず、かりそめの夫婦のマリコとタツロウ…。
その息子・幸雄もマリコの束縛に苦しみ、まるでハリボテの家族のようだと感じました。
幸雄が生まれてから、息子に異常な愛情と執着を見せるマリコ。
子供にべったりのマリコを見て、島の人達はタツロウが可哀そうだと噂します。
町長の立場には興味はないけれど、幸雄に尊敬される父親になれるか自信が持てないと呟くタツロウ…。
マリコは懸命さを装い、もっと自信を持って!と訴えました。
あなたは人としても男としても、魅力的ですわ…。
そう言いながら、わざと開いた胸元をチラつかせて近寄るサキ。
サキの誘惑に抗えず、タツロウは彼女の顔に自分の顔を寄せますが…。
彼女の脳裏には、学生時代に凌辱された記憶が蘇ります。
マリコに復讐するためには、男に対する嫌悪感を克服しなければならないと腹を決めるサキ。
タツロウのキスを受け入れ、大鳥サキはあの日死んだのだ…と自分に言い聞かせるのでした。
サキと唇を重ねたものの、これ以上は人目が気になると告げるタツロウ。
サキは妖しく微笑み、タツロウの家で話がしたいと提案しました。
これを利用して、マリコの邸宅に潜入できる!と考えるサキ。
タツロウはサキに、週末の土曜日にピアノの発表会があり、マリコと幸雄が家を空けると答えるのでした…。
土曜日を迎え、本土に向かう船の前に立つマリコと幸雄。
なかなか船に乗ろうとしない幸雄に、ピアノの発表会を終えたら話し合いをする約束だと言って促すマリコですが…。
幸雄は頑なに、その場に立ち尽くします。
マリコたちがいなくなった隙に、約束通り邸宅を訪れたサキ。
幸雄に案内されながら、広い家なのに人気がない事を不審に思いました。
マリコが人を入れたがらないと聞き、何かを隠しているのかしら…と呟きます。
翔子の娘が監禁されているのを思い出し、怪しい場所を探しますが…。
離れには近づけないというタツロウの言葉に、ハッとするサキ。
先祖代々伝わる開かずの間は幸雄ですらも近づけない場所だと知り、翔子の娘がここにいると目星をつけました。
警察が監禁された娘や隠された写真を見つければマリコは有罪だけど、その警察とも癒着があったら…?!と考えこむサキ。
その間にタツロウがサキの髪を掬い、いいんですよね…と聞いてきます。
ほほ笑むサキに口づける寸前、タツロウは自分の初恋の人に似ていると囁きました。
私をその人だと思って…と答え、二人は唇を重ねて倒れ込むのでした。
幸雄は海を見つめたまま、発表会には行かないと言い出しました。
母さんの言いなりにはならない!と叫び、駆け出す幸雄…。
マリコは慌てて制止しますが、幸雄は止まりません。
先生の言う通り、自分の将来は自分で決める事を誓います。
息を切らせて家の中に入り、父親のタツロウを探す幸雄。
幸雄が帰ってきた音を聞きつけ、裸のサキとタツロウはハッと顔を上げます。
幸雄は父に話を聞いてほしいと訴えながら、扉を開けるのでした…。
中学校狂師13話 感想
サキ、まさかの色仕掛けでマリコ邸に侵入ですが…。
幸雄に見つかってしまいそうになり、大ピンチに陥ります。
サキを慕っている幸雄が父とサキを見つけてしまったら、ドロ沼確実ですよね。
おまけに翔子の娘の救出も難しくなり、打つ手がなくなりますが…。
マリコに不信感を抱いているタツロウと幸雄を味方にできれば、状況は一変しますね!
これからサキがどう動くのか、興味が湧きました。
緊張する展開になりそうで、目が離せません!
次回の「中学校狂師」14話が掲載されるまんがグリム童話2022年5月号は3月28日発売です。