2021年11月29日発売のまんがグリム童話2022年1月号掲載「中学校狂師」10話についてネタバレです。
[前回のあらすじ]
サキの正体を暴き、彼女の信頼を無に帰そうと計画する甲斐。
授業参観でわざとマリコを怒らせるようにと命令され、サキは…？。
目次
中学校狂師10話 ネタバレ
授業参観の一時間前に、サキを呼び出した甲斐。
約束通りに、授業参観でマリコの息子に大目玉を食らわせなさい！と命令します。
サキは俯きながら、残念だけど…従うしかないわねと答えました。
自分の勝利を確信した甲斐は、やった…！と心の中で叫びます。
私の手で、サキの復讐を終わらせてやったわ！と優越感に浸っていると…。
マリコがやってきて、挨拶をしてきました。
ずいぶん早いわね…と言われ、持参したミネラルウォーターを見せる甲斐。
今日は暑くなりそうなので、皆に配ろうと思いまして…と、マリコに媚びを売っています。
気が利くのね！と甲斐を褒め、良かったら…幹部をやらない？とマリコは言いました。
待ってました！と言わんばかりに、甲斐は顔を輝かせます。
やっぱりマリコさんは…私を見ていてくれた！
私たちを陥れようとするカラス女は…もう終わりよ！と、ガッツポーズをするのでした。
教室には父母が集まり始め、賑わいを見せています。
保護者の一人が「暑い」と言った瞬間を逃さず、ミネラルウォーターを配る甲斐。
娘のために取り寄せたが余っていると言い、イメージアップ作戦は成功ね…とほくそ笑みました。
マリコは保護者の中でも一際美しく、生徒たちにも人気です。
しかし息子の幸雄は、若作りしているだけだとそっぽを向き…。
美人と言うなら…と、幸雄は教壇に上がるサキを見つめるのでした。
授業の前に、大事なことを…と話し始めるサキ。
今日のように暑い日は、熱射病という病気に注意しなければならないと言い…。
みんなのカバンの中にあるもので、予防が出来るという事を説明しました。
机の上にカバンを出してと言われ、動揺する幸雄。
甲斐は予定通りの展開に、ワクワクしながらサキと幸雄を見つめています。
早く幸雄のカバンから煙草を見つけ、マリコさんの前で叱るがいい…！
そう思っていた甲斐ですが、サキは幸雄の席ではなく…甲斐の娘の席に向かいました。
静かに隣に立ち、水筒を見せてもらえると聞くサキ。
彼女が差し出した水筒を受け取ったサキは、おかしな香りがするわね…と言ったのです。
母親の甲斐に中身を聞きますが、ハーブとしか答えません。
そのうち辺りに、スズランの香りが漂い始め…保護者達もざわつきます。
サキは水筒を甲斐に突きつけ、飲んでみてくれませんか？と迫りました。
しかし甲斐は慌てて、それは無理！と口走ります…。
静まり返った周囲を見て、ハッとした表情を浮かべる甲斐。
サキはスズランの毒性を説明し、水筒の水が飲めないという事は…毒だということを知っていたのでは？と問いかけました。
甲斐は不安がる娘に、これには理由が…！と必死に取り繕うとしますが…。
あなたは娘に毒を飲ませ続け、看病する「よき母親」を演じていたのでは？と甲斐を追い詰めるサキ。
人から注目されたり…認められたいという思いが強すぎて、こじれてしまったのでしょう…と悲しそうにサキは呟きます。
甲斐は黙ったまま体を震わせ、立ち尽くしていました。
ふと保護者の一人が、甲斐にもらったミネラルウォーターは？！と騒ぎ始めます。
それには何も入っていないわ！と、甲斐は必死に否定しますが…。
甲斐の言葉を聞いたマリコは、娘の水筒には毒を盛っていたという事実に気づきました。
そんな母親と幸雄が…同じ空間にいるなんて許せない！と、怒りを滲ませます。
窮地に立たされた甲斐はサキを指さし、アイツはカラス女で…私はハメられたのだと訴えました。
しかし保護者達は誰も信じず、言い逃れも出来そうにありません…。
床に膝をついた甲斐に近づき、これは私や島に対する裏切り行為だわ…と言うマリコ。
大勢の人の前で、あなたを下民に降格すると告げたのです。
甲斐はショックのあまり、放心状態になってしまいます。
サキはマリコの後ろで、ニヤリと笑みを浮かべるのでした…。
踵を返し、去っていくサキを見つめるマリコ。
甲斐がカラス女と言っていたけど…と、考え込むのでした。
中学校狂師10話 感想
甲斐の作戦を上手く使い、逆に彼女を追い詰めたサキ。
皆の前で公開処刑という、甲斐にとって一番嫌なやり方で復讐したのがいいですね。
マリコがカラス女に興味を持ったようですが、これからどうなるのでしょう？
次回の「中学校狂師」11話が掲載されるまんがグリム童話2022年2月号は12月29日発売です。
中学校狂師11話ネタバレはこちら
