週刊モーニング掲載で連載中の「ハコヅメ」についてネタバレをまとめました。
【前回のあらすじ】
どうやら合コンで気になる子が出来たらしい源。
しかし女の子ではなく山田を連れて美味しいカキのある居酒屋へ。
そこで偶然遭遇したのは松島とお偉いさん達で…?
目次
ハコヅメ194話ネタバレ!
妊娠している桜も段々とつわりが始まり、仕事に支障が出るようになって居ました。
この日も午後から桜を休ませる事にし、桜の仕事は益田に任せる事にした横井。
しかし益田も仕事中にうとうと眠ってしまうほど、四人目の子育てに疲弊していました。
そんな中、北条係長から深夜捜査の応援を頼まれ、自分はしないと声を上げる立浦。
北条係長が自分の所だって捜査員を寝かせていないと返すと、横井は自分が出るから大丈夫だと言います。
そうしたら日中は自分に負担が来る、とわめく立浦を見て、ワンワンうるさいと陰口を叩く別の捜査員たち。
見かねた課長は、応援に必要な人員は横井の班以外に割り振ると言ってくれました。
人が一人抜けると色んなことが不便になる、と桜に割り振っていた仕事を思い出しながら考える横井。
新任の頃は忙しさと立浦の小言に参ってしょっちゅう女子トイレで悔し泣きしていた事が蘇ります。
懐かしい気持ちになりながら、流石にもう涙は出ないけど、と女子トイレを出る横井。
その時偶然、他の班員たちが桜に対する不満を言っているのを聞いてしまいました。
休職から復帰して妊娠なんて仕事より休業期間の方が長い、益田の家は嫁が悪い。
おまけにパワハラジジイが居る、と立浦についても言いたい放題です。
私より先に部下がお嫁に行くなんて、キーッとか思ってそう、と横井の事まで揶揄する有様。
そこに源と藤が現れると、悪口を言って居た者達は今のは生安が大変と言う話だと言い訳します。
私には妊娠するなら事前に許可を取れと言う話に聞こえた、と返す藤と、それを止める源。
それでも相手は休職のしわ寄せで苦労するのはこっちなのだと返しました。
そこに横井が現れ、悪口を言っていた人々がバツが悪そうにする中、横井は謝罪して通り過ぎます。
屋上で横井と藤、源で食事を取りながら、苛立ちを露わにする藤。
けれど横井は人からの悪意にエネルギーを使うのは勿体ないと、冷静でした。
無欲ですよね、と源に言われ、お前らに言うことじゃないが、と話す横井。
昔から恋愛的な意味合いで人を好きになれない、恋愛感情を抱いたことが無いのだと言います。
歳を重ねると他の人と同じように、自分にもそういう気持ちが芽生えるものだと思っていた。
だけどそれは芽生えぬまま、寧ろ色恋に自分が関わる事に吐き気を感じるほどだった。
トラウマも何もなく、生まれ持ってそういう性質らしい、と語る横井。
その様子を冷静に受け止める二人を見て、流石二人とも微塵も反応しないな、と横井は言います。
星の数だけ嗜好も指向も見てしまった二人には、大したことではありませんでした。
桜から詳しい話聞いたか、と言われ、はいと返す藤。
桜は子供が出来ないのではなく、子供を考えるようになったら詳しく検査してくれと言われただけでした。
それを誤解したまま過ごしていただけなのです。
妊娠についても今の所異常はないけれど、事故の怪我がどのように影響するかは解らないと言われていました。
最悪の場合、命にかかわるような事態にならないとも言い切れないのです。
その話を受け、岡田は桜に何かあった場合に、自分はその子を愛せる自信がないと正直に言いました。
その話を聞いた藤も、桜には悪いけれど岡田の気持ちはよく解る、と話します。
妊娠初期で流産の可能性もある中、桜が妊娠を報告したのは桜なりの覚悟があったからだろうと言う横井。
鬼瓦教官の夢は事件事故を防ぐ力を持った警察官の育成で、桜はその夢を引き継ごうと復帰しました。
人を育てられない組織に未来もないし、警察官を育てられない国に安全は無いと話す横井。
今は周りに味方が少なくても、桜は絶対に自分が守ると宣言します。
そんな中、失礼します!と署内にスーツで現れ、桜を迎えに来たた岡田。
思わずその出で立ちに、流石我が同期はカッコイイと思ってしまう藤と源。
大臣を警護する時に使うような一張羅を着てきたと話す岡田を見て、喋ると馬鹿が滲み出ると二人は思います。
岡田は署内中に妻がご迷惑をかけてます、と頭を下げて回りました。
岡田が迎えに来た事に驚く藤に、機動隊長が遠慮なく休めと言ってくれたんだと言う岡田。
先輩である町山署の副所長から、桜の事で連絡があったのだという話に、源と藤は感動します。
そんな中、立浦は岡田に声を掛け、自分が以前周囲が過労死したり休職して、生安を一人で回した経験を話します。
仕事はこちらで何とでもやるから、出来る限り桜を休ませてやってくれ、と言う立浦。
それを聞いた横井は、立浦が北条係長の応援を嫌がったのは、自分の代わりに憎まれ役をやったのだと気付きます。
そうすることで、係の負担を減らそうとしてくれていたのです。
立浦の顔を見ると今でも、トイレの換気扇を睨みながら、涙が引っ込むのをひたすら待った新任時代を思い出します。
自分は警部補になっても、やってる事は変わらない。
そう呟き、横井は女子トイレの換気扇を静かに睨みました。
ハコヅメ194話感想
横井は恋愛感情はなくとも、周囲への愛には溢れてますよね…。
内容はどれもそこそこ重たいのですが、それをうまく昇華されていて今回も圧巻です。
最近ハコヅメ仕事論と言う本も出ていますが、併せて読むのも面白いですよ!