週刊モーニング掲載で連載中の「ハコヅメ」についてネタバレをまとめました。
【前回のあらすじ】
眞砂の自死をきっかけに、バラバラになる事が決まった北条班。
北条・那須・牧高は異動となり、源と山田が捜査一係に残ります。
そして、そこに川合とのペアを解消した藤も異動する事が決まったのでした。
目次
ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜203話ネタバレ!
改めて内示が出され、北条と那須が別部署に異動する事が発表されました。
更に産休予定の桜のポストに牧高が異動し、生活安全係へ。
更に横井は北条の後を担い、捜査一係の係長となり、藤も町山交番から捜査一係に異動する事になりました。
その内示を見つめながら、藤とペアでなくなる事を実感する川合。
如月は帰宅前の川合を見かけると、その元気の無さそうな様子を心配して声を掛けました。
川合が元気を無くしてしまったのは、藤の異動だけが理由ではありません。
桜の産休が影響し、業務に支障が出る事のないように町山署には一人増員する事が決まりました。
その為に、宿舎の部屋が足りなくなる事から、藤は川合の隣の部屋から引っ越す事にしたのです。
係も住む場所も違うならば、もう藤には今のように会えないと落ち込んでいた川合。
何も知らなかった如月は、それなら自分が宿舎を出たのに、と藤に今からでも掛け合おうとします。
しかし川合は如月を止め、藤の意志ならば、それを尊重するだけだ、寂しいなんて我侭は言えないと返しました。
如月は複雑そうに黙った後、異動が落ち着いたら約束していた水族館に行きたい、と切り出します。
ダメかな、と尋ねる如月に、覚えててくださったんですか?!と嬉しそうな表情を浮かべる川合。
時間も経ってしまったし、約束が無効かと思っていた川合は、水族館に行きたいと素直に答えます。
予想外の嬉しい答えに思わず如月はガッツキそうになりますが、自分を制する事に成功。
聖子に会えなくて寂しいと思ったらいつでも連絡して、と精一杯捻り出したイケメン回答で返します。
お礼を言う川合から、爽やかにそれじゃ、と去る如月。
しかしその後デスクに戻るなり、あんなに喜んでくれるなら早く誘えばよかった、と頭を抱えます。
ヒかれるのも嫌だからと、悶々としながらも如月は川合からの連絡を待つことに決めたのでした。
一方で、異動の内示に対し良いイメージを持っていないものも署には居ました。
そんな者達の捜査一系に女性係長なんて、という批判の声を横井は偶然聞いてしまいます。
野郎同士の殴り合いを女ばかりの捜査一係でどう止めるんだ、という言葉を聞きながら、道を変える横井。
何故、喧嘩現場などで前に出ない人に限ってああいう事を陰でいうのだろう、と思ってしまいます。
けれど、その考えをすぐに切り替える横井。
自分から矢面に立っている山田などは、口に出さないで居てくれるだけだ、と思うのでした。
異動でバタついて一部仕事を忘れていた横井に、立浦は桜と益田に指示をした、と伝えます。
自分の異動で迷惑を掛けて申し訳ないと言う横井に、迷惑?と返す立浦。
横井が日頃しっかりとデータを整理しているので、業務の引継ぎは大した手間では無かったと立浦は返します。
たかが係長の異動で横井も周りも騒ぎ過ぎ、と話す立浦。
色々と異動に対して言う人も居るだろうけれど、自分から言えば妥当な人事だと言ってくれました。
警察官にとっても止められると言うのはいくつになっても有りがたい事、何も心配はいらない、と言う立裏。
求められた先で思う存分暴れて来い、と誰より優しい後押しを貰い、横井は感謝の言葉を述べます。
そして、山田と源は北条係長の部屋の荷物の整理をサポートしていました。
単身赴任だった北条の部屋にあった布団袋は、転入時も、退去時も開かれる事のないままでした。
町山署捜査一係長の間、北条は一度も布団で眠る事は無かったのです。
北条が町山署に赴任中に担当した殺人事件は2件。
捜査に行き詰まった時、殺された女の霊が出ると噂のたった被害現場の山中に北条は一人で泊まり込みました。
亡くなった被害者から話しを聞きたいと、藁にもすがる思いだった。
後日、リーゼントヘアを掻きながら北条はそう振り返ったと言います。
命を削るようなその仕事ぶりや、北条の心根を思い起こし、涙する源と山田。
眞砂の自死により、北条と那須は町山署から異動が決まりました。
けれど、結局遺族側から正式な損害賠償の請求は無いまま、時は過ぎて行ったのです。
そしてこの件で異動した北条と那須が刑事に戻る事は二度とありませんでした。
北条はそれから退官まで、主に交番やパトカーなどの地域課勤務をする事となります。
若手には彼が刑事だったと知る者は少なかったものの、釣りの先生と慕われた北条。
残りの警察人生は穏やかに過ごしたようでした。
後日、大変だった山田と源を励ます会、として川合と源、山田が一堂に会します。
藤は業務の引継ぎと引っ越しで忙しいからと、来れなくなってしまいました。
藤と仕事も部屋も離れて落ち込んでいる川合を心配する源。
ところが川合は、寂しくないように藤の人形も買ったから寂しくないとゴリラの人形を見せます。
思わずそのゴリラの人形を前に、川合以外のどこに需要がある人形なのか素直に不思議に思う源達。
山田は短期間にカナや西川、那須に北条と立て続けに別れがあった事を振り返り、どれも辛かったと話します。
このまま警察の仕事を続けても希望が持てない、と言う山田。
けれど、川合は警察官になってこの署の人たちに出会えて良かったと返します。
出たな藤部長信者、と言う山田に、いえ、あの…と答える川合。
言いたくないけれど、源と山田を警察での家族みたいに思っている、と川合は告白します。
藤を想う気持ちの三分の一に匹敵するくらいの大きさでお二人が好き、と言う川合。
その言葉に、思ったより大きく愛されていたと知り驚く源達。
だから二人とも幸せになって欲しい、と言うとガラにもない事を言っちゃいました、と笑います。
ちょっとウンコいってきます、と川合はそのまま席を立ちました。
ゴリラの人形を前に、あの、源部長、と切り出す山田。
しかしそこに川合が戻ってきたため、源はもう帰ろうか、と返します。
山田は言いそびれた言葉に少し複雑そうな顔を浮かべるのでした。
宿舎に戻ると、藤が荷運びを行っている最中でした。
急いで出て行かなくても、という川合に、さっさと済ましちゃいたいから、と返す藤。
寂しいのは私だけか、と思いつつ、手伝いますと川合は答え、自分の家の鍵を開けますます。
悪いね、ありがとう、と言ってそのまま箱を抱えて川合の家に入っていく藤。
源もえ?何?と驚き、川合はなんでうちに箱を?と尋ねます。
え?私川合に自分の部屋から出て行くって言ったよね?って事であんたの部屋に同居するから、よろしくね川合。
そういって藤は、まるで二人が出会った日のように、箱を抱えて川合の方を振り返ります。
源と山田が驚く中、はい、藤部長、と川合の表情に笑顔が戻りました。
こうして川合と藤のペアっ子時代は終わり、部屋っ子時代が幕を上げたのでした。
ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜203話感想
あああ~!!凄いいいラスト…いやラストじゃないんだけど…第一部、良い終わりでした…。
ちゃんと1話の回収があったのも良かったですね。
藤は着実に経歴をレベルアップさせておりますが、川合もそうなっていくんでしょうね。
なんせ将来は警察学校長になるわけですし…。
それにしても如月のフラグがまた折られたのですが…(笑)
第二部も楽しみです!
ハコヅメ204話のネタバレはこちら!