こんにちは。2019年8月26日発売の週刊ヤングマガジンより、カイジ【328話】「偏狭」を読みましたのでご紹介します。
327話では、カイジは茨城県の銀行で発見されました。 遠藤はすぐさま駅、銀行、コインロッカーとあらゆる場所で見張りを付ける「茨城ロック」が10分で完了させましたが、カイジたちは悠々とキャンピングカーで県外へ脱出していきます。
カイジ【328話 偏狭】最新話ネタバレあらすじ
遠藤の執念とは裏腹に不毛な捜索が始まります。ビジネスホテル、24時間営業のサウナ、居酒屋、最寄りの駅にコインロッカー。
カイジが見つからず「茨城ロック」は不発に終わります。これが戦場ならば死屍累々、下手したら部隊が全滅。
しかし相次ぐ失策に失策まだまだ続きそうです。
肝心・要の指揮官が間違った思い込みをしているからです。
今度の遠藤の推測は、カイジの「出」はタクシーで移動するとあらかじめ決めていて、金はトランクと後部座席足下に詰め込めば何とかなったと言うのです。
「なるほど」と納得する黒服たち。
しかも通報者の中阪が静かに通報してくれば駅で一網打尽して、今頃は祝杯だったと悔しがってしまいます。
惜しっかたと仲間内で盛り上がる遠藤たち一行。
違う違う。
その見立てが既に間違っていることにまだ気がついていません。
駅に放置されたエスティマショックに縛られ、鉄道移動に拘り過ぎている様子です。
いったん冷静になる遠藤。
ともかく今後の方針を変更するつもりはないようです。
カイジ詰めの最重要ポイントはBBS。
ビジネスホテル、銀行(バンク)、駅(ステーション)とこの3つ、
残念ながらその基本方針が見誤っています。
そのころカイジたちは危機を脱し、キャンピングカーで夕食のひと時。
見張り先の2/3は見当違いの遠藤だが、当たりの銀行もどうやら雲行きが怪しそうです。
これから銀行に蔓延るであろう帝愛の債務者たちを無力化する妙案がカイジにあるからです。
カイジ【328話 偏狭】の感想
切れ者のイメージだった遠藤がだんだんと格下に堕ちていきます。路上で犬に八つ当たりをしたり、ファミレスはドリンクバーだろうかアイスをかじり、挙句の果てに通報した中阪が悪いと責任転化まで。
どうしてこうなった?
未だに鉄道移動の考えから抜け出せないことから、カイジのエスティマショックがかなり効いているようです。
また見立ての違いをナレーションが面白おかしく描いており、アニメ版の立木文彦の声が余裕で脳内再生されてきます。
カイジ【329話】考察
何度もカイジに出し抜かれている遠藤ですが、見張りの最重要ポイントに銀行を当たり、まだダメダメではなさそうです。
おそらくカイジが発見されたことは、帝愛グループの配下にある全国の債務者たちには知れていることでしょう。
カイジの妙案はあくまで「束の間」の効力しかないようなので、見つかったらまた移動してを繰り返して、全財産をキャッシュレスにしていくストーリーになりそうです。
その方法が何であれ、まずは捜査本部、遠藤が基本方針を変えない限りはカイジ優位の展開が続くでしょう。
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