こんにちは。2019年8月19日発売の週刊ヤングマガジンより、カイジ【327話:誤謬(ごびゅう)】を読みましたのでご紹介します。
326話では、大黒銀行で口座を作るカイジ。 しかし待合にいる時に帝愛サラ金のポケットテッシュに自分たちの顔写真が刷られていたことに驚きます。
慌てた不審な行動と窓口で名前を呼び出され、とうとう関係者に身元がバレてしまいます。
カイジ【327話誤謬】最新話ネタバレあらすじ
銀行を出てキャンピングカー「地球のど真ん中」号に戻るカイジ。
事の内容をチャンやマリオに伝えると彼らは不安がりますが、カイジは一手間加えてこの窮地を脱出することができると自信ありげに答えます。
カイジが銀行から退店して約20分後。
帝愛グループにカイジ発見の通報が入ります。
これを聞いて捜索本部は大わらわ。
幸い目撃された銀行の近くに帝愛グループのサラ金支店があったため、通報から10分で、
最寄り駅の改札口、バス停、タクシー乗り場、駅以外の街中にあるコインロッカーと至る所に人を貼り付けました。
移動手段、宿泊施設、一時現金預所を捜索・張り込みの最重要激熱ポイント。この逃亡には既に3日前に連絡があった「エスティマショック」から遡ります。
予めカイジはレンタカーをわざと立体駐車場に放置したのです。
走行距離はたったの2㎞。
これが遠藤を完全な疑心暗鬼に追い込むのです。
24億円もの大金を運ぶには車は必然と思っていたからです。
しかし車を購入した履歴なありません。
盗難車であれば騒ぎが大きくなり没収されるためもってのほかです。
そこで遠藤は実は移動手段が鉄道ではないかと推測します。
24億円は240㎏。
一人では運搬不可能ですが3人ならばは一人80㎏です。
大型のキャリーバックならば7億円強は入ることが判明して、7億円はキャリーバックで1億円は背中にリュックで旅行者のように移動が出来ます。
エスティマを借りることで車移動と思わせながら、本当は鉄道による移動。
帝愛は「茨城ロック」として、県内封じ込めにかかりますが、当のカイジたちはキャンピングカーで県外へと脱出して行きます。
カイジ【327話誤謬】の感想
カイジが見つかった場所は地名と場所から、恐らくは茨城県笠間市と推測されます。この町を通る電車は水戸線で、ターミナル駅は水戸駅と栃木県小山駅。
いるはずのないカイジたちのために帝愛グループは無駄なお金と人員を裂くのかと思うと多少の同情が出てきます。
最後のコマは常磐高速でカイジたちと遠藤たちがすれ違ったシーンでしょうか。今回の逃亡劇はカイジが捜索してくる遠藤たちを1枚も2枚をも上回る知恵で出し抜いています。
カイジ【328話】を考察
まずは帝愛側の遠藤たち。鉄道移動と予想をして人員を配置しましたが、当然カイジが見つかるわけないので、再度考えるシーンが出てくるでしょう。
ここで、カイジが銀行にいたことにピントが合えば、現金は運んでいるのではなく、預貯金で預けて身軽になっていることまで辿りつけるはずです。
そして、宿泊施設ではなく金融機関に張り込みをする作戦に変更する可能性は極めて高くなりそうです。
カイジたちは逃げはしましたが、キャッシュレス化がまだ済んでいないため、銀行前で発見されるかもしれないのです。