2022年6月14日発売のイブニング13号掲載の「金田一少年の事件簿30th」のネタバレについてまとめました。
【前回のあらすじ】
八咫烏村で発生した3つの殺人、6年前の謎に包まれた失踪事件、金田一はそれらすべての謎に気づきました。
目次
金田一少年の事件簿30th 11話ネタバレ
八咫烏荘での朝食が終わった時、金田一は一同に村で起きた凄惨な3つの殺人と6年前の弁護士失踪事件の真相を全て明かすと告げました。
しかし女将のイネは、ため息をつき、これ以上八咫烏様の怒りを買うような真似はしないでほしいとイラ立ちます。
すると村長の鳥守が自分はそうは思わないと否定し、こんな訳の分からないことだらけのまま村を去るのは耐えがたいので、真相を聞かせてほしいと金田一に頼みます。
さらに巫女の鷺坂や仲居の早紀、手伝いの花鳥も鳥守に同調しました。
そんな彼らに金田一は、まずこの事件は村の守り神である八咫烏様ではなく、生きた人間が八咫烏を語って起こした犯行であること、そして真犯人はこの中にいることを伝えました。
それを聞いた一同は衝撃を受けます。
八咫烏村で発生した1つ目の殺人事件で江鳩が死んだ社は5つの扉に閉ざされており、鍵は鳥守とイネが持っていて、誰も出入りできませんでした。
2つ目の殺人事件で鵜ノ木がゴミ置き場で殺された時も、今ここにいる村人たちは全員が一緒におり、3つ目の殺人事件で黒羽の首が見つかった茶室は、障子や引き扉に囲まれた和室ですが、人の出入りができないよう、しっかりと鍵がかかっていました。
金田一はこれら3つの不可能犯罪が、連続殺人の犯人”八咫烏”の恐るべき悪魔の知恵を物語っていると語ります。
不可能犯罪というのはそこにいる誰もが犯罪を行えなかったということなので、容疑者を想定することすら難しく、事件が村の伝説になぞらえてあることもあり、”八咫烏様の呪い”という方向に流れていきました。
そしてもっと肝心なのは、この村があと2週間でダムの底に沈むということ。
このタイミングで湖底に沈むはずの場所で事件を起こせば再捜査は不可能で、2週間後にはあらゆる証拠と共に村は沈み、事件は完全に迷宮入り。
それが犯人の狙いだったのだという金田一。
そして金田一が第一の殺人”五重密室”の謎を説明するため、全員で八咫烏神社に向かいました。
そこで金田一はイネから一の扉の鍵を預かり、あの時と同じように鳴り物を鳴らしながら、1人ずつ順番に社に入るよう指示します。
一同は指示通り次々と扉を開けて進んでいきました。
しかし先頭の鷺坂が最後の扉を開けて中に入ると、突然金田一が祭壇の扉のところを見てほしいと要求します。
鷺坂が祭壇の扉を見てみると、最初に金田一がイネから預かったはずの一の扉の鍵がなぜか張り付いていました。
しかしよく見てみると、鍵は扉の隙間に通したテグスに引っかけてあるようです。
このテグスはボロボロの格子を通って、二の間と三の間の間の格子に輪っかにしてかけてあるらしく、金田一はみんなが次の間に入った隙を見て鍵を引っかけて送ったのだとか。
この社はとても急な斜面に張り付くようにして建てられており、一番奥の祭壇の間が一番低い位置になるという特殊な造りになっています。
犯人はこの傾斜を最大限利用し、テグスの代わりに丈夫なワイヤーを使って三の間から奥の部屋までロープウェイのような仕掛けを作っていたのです。
つまり犯人はみんなが三の間から四の間に入ったタイミングを見計らい、大急ぎでその辺の台を使って、三の間の格子間にあらかじめ通してあったワイヤーを見つけると、防水布でくるんだ江鳩の首をそのワイヤーに括りつけ、急傾斜を滑り落としました。
首は真っ暗な四の間で何も知らず太鼓を鳴らしている一同の頭上を通り、ボロボロの四の間の格子をすり抜けて五の間に入ると、祭壇の扉にぶつかって止まります。
そして犯人が頃合いを見計らってワイヤーを切ると、輪っかの一部が強力なゴム紐になっているため、森の中へワイヤーを飛ばしながら、祭壇の上に首が置けるのです。
五重の密室と見せかけて、実は四つの密室はスカスカ。
本当は最大の難関である祭壇の密室に首だけ送り込む仕掛けだったのです。
金田一はあの状況でこのトリックを実行できるのは1人しかいない、3人を惨殺し事件を迷宮入りさせようとした犯人はあんただと言いながら、真犯人を指さすのでした。
金田一少年の事件簿30th 11話感想
金田一によって五重密室のトリックが暴かれました。
このトリックを実行できた犯人は最後尾にいた花鳥ということでしょうか?
誰が犯人なのか気になります!
次回の金田一少年の事件簿30th 12話が掲載されるイブニング2022年14号は6月28日に発売されます。
金田一少年の事件簿30th 12話ネタバレはこちら