グランドジャンプめちゃで連載中の「奇習愛」についてネタバレをまとめました。
【前回のあらすじ】
旦那とのセックスレスに悩む妻・まどか。
ある日友人に誘われ、セックス可能な混浴に連れて行かれます。
そこでおれt不倫を受け入れ…?
奇習愛4話ネタバレ!
結婚するつもりで居た男に、終わりにしようと告げられた華。
浮気も妊娠も、堕胎も出産もしていないのに、何故か母乳が止まらない事を理由に振られてしまったのです。
自分がどんなに毎日辛いかさえも知らないのに、裏切り者だと罵倒する華。
25歳くらいから突然母乳が出始め、気づけば28歳を迎えていました。
彼氏の子を妊娠したのではないかと思い診て貰ってもそんなことは無く、病気でもありません。
何軒病院を回っても同じ結果で、会議中に母乳が溢れて困る事だってありました。
会社の先輩にも妊娠したのではないか、思い当たる事は無いのか、と尋ねられる日々。
しかし本当に何もない華にとって、その質問は苦痛でもありました。
いつも胸元が濡れ、男性にも女性にも変な目で見られるばかり。
恋人も当初は優しく寄り添ってくれていましたが、セックス中もシーツがべとついてしまう状態でした。
段々と何もかもが上手く行かなくなり、この度実家に戻る事にした華。
母にあたしの身体の状態を信じてくれるか、と尋ねると、母はもちろんだと答えます。
一生止まらないわけはない、こんなことで自分を見限るような男は結婚しなくて正解。
その言葉に、華は母に抱き着き子供のように涙を流しました。
地元は、とっくに結婚して子供のいる友達ばかりで帰りたくなかった場所。
しかしこの人が自分の母で良かったと、心から感じる事が出来たのです。
静かに海を見つめる華に声を掛ける夏美。
背中に子どもを抱え、毎日バタバタよ、と疲れた顔で微笑みます。
華が地元に帰ってきた事情を聴いた夏美は、自分は逆に母乳が出ないのだと吐露しました。
30分睡眠を子供の為に小刻みに繰り返している夏美の家は、片づける暇もないようでグチャグチャです。
片づけてやりたいけど勝手がわからないし、と思い、黙ったままの華。
しかし夏美は華に、この子に授乳してみてくれないかと提案しました。
狼狽する華に、この街は古い人ばかりで私がちゃんとおっぱいをあげないから泣き止まないと言われると言う夏美。
母親なのに母親の証を出せない自分が悪いのだろうか、と涙を滲ませる夏美を見て、華は心を打たれます。
結婚して子供のいる友達を浅はかに妬んでいた自分を恥じながら、自分で良ければ力になると言う華。
試しに子どもに乳を与えると、とてもよく飲み干し、思わず子供がかわいく見えてきます。
華が授乳中に夏美の夫が帰宅し、驚く夫を前に慌てて胸元を隠す華。
今友達におっぱいあげてもらってる、という夏美の言葉に夫もそうなんだ、と恥ずかしがりつつ納得します。
その後、子供はおっぱいを飲んで幸せそうに眠りました。
寝れずにずっと辛そうだったからよかったと、夫婦は子供の眠りを喜び、ノイローゼ寸前で助かったと華に感謝します。
自分にとってコンプレックスだった母乳が、こんなにも喜んでもらえるのだと思う華。
今日の事は役所に届け出ておくから、あとで街から謝礼金が振り込まれてると思うよと夏美は言います。
そんなのがあるの!?と驚く華に、昔で言う乳母さんみたいなものだから、と説明する夏美。
抵抗のある人が増えて廃れたものの、この街では子育て支援としてそういうシステムもあるのだと話します。
もし迷惑でなければ、乳母としてまた呼んでもいいか、といわれて驚く華。
その後、夏美から聞いたと他の子持ちの友人からも授乳しに来てほしいと連絡を貰います。
そのまま友人宅で授乳をする華。
人生を狂わせた母乳が自分の財政を支え、授乳しに行った家からは湿疹が治った、吐かなくなったと喜ばれました。
雑誌にも取り上げられ、自分がこんなに社会の役に立てるなんて、この身体で良かった、と心から思う華。
時には自分から出た乳をペットボトルやジップロックに凍らせて持っていく事もありました。
目の前でそれを飲み、華さんの母乳を飲むと肌の調子が良いと言う子供の母。
旦那も二日酔いに良いと言っているという話を聞き、大人が飲んでもまずくないか、と華は尋ねます。
飲みやすいよ、赤ちゃんがこんなに健やかになるんだもん、大人が飲んだら若返りそうだよね、という母。
フリマサイトでは華の母乳パックを話題と言って高値取引される事もありました。
そのうわさから母乳プレイしたい、と書かれた掲示板もありましたが、それらを含めても気分がいいのです。
まるで芸能人になったようで、普通に結婚して子育てをする幸せよりも沢山の人に必要とされるのが何倍も気持ちいい。
心からそう思い始めていたある日、夏美の旦那にばったり出会います。
挨拶もそこそこにすると、こんな事を言うのはあたまがおかしいとわかってるんですが、と切り出す夏美の旦那。
今度華さんの胸から直接母乳を飲ませてくれないか、と言われ華は言葉を失います。
一度だけでいい、不倫とかそういうつもりではない、と話す夏美の夫。
最近切なくてどうにかなりそうで、血の繋がらない子にも分け隔てなく栄養を与える華が聖母のように見えると話します。
次第に自分も日頃の現実世界をすべて忘れて乳飲み子に戻りたくなる衝動が抑えきれなくなったのだ、と。
華の母性に甘えたくてたまらない、と肩を震わせる夏美の夫を放置して走り去る華。
夏美の旦那があんな変態だったなんて、妻の級友って解っていてあんなことを言うのは悪質すぎる。
もう夏美の家にはいけないし、夏美に本当の事を話せない、母乳だけ袋詰めで送ろうか。
そう悩んでいるうちに、華の胸からは服がびしょびしょになるほど母乳が溢れていました。
何故自分はまるで悦んでいるかのように、こうなってしまうんだろう。
そんな風に思った少しあと、一度だけでいい、母乳を飲ませてほしいと別の男がやってきました。
今月でもう3人目、男がこうなるのは珍しい現象ではないのだろうか。
恥も外聞もなく、一心不乱に制を貪るこの世で最も美しい生き物である赤ん坊。
大人になって穢れや責務をたくさん背負いこんだ男たちは時にこの純度が無性に恋しくなるのだろうか。
けれどそれは、女からすればキモいとしか認識はされず、男達はそれを解っているから涙を流す。
汚らしくて、恥ずかしくて情けなくて、それでも甘えたいから。
悩む華の胸は、どれだけ流れないように願っても、溢れんばかりに母乳を流し続けていました。
自分の母乳だけが、男たちの許されない渇望に気付き、与えたいと叫んでいる。
覚悟を決めた華は、後日ホテルで夏美の夫に母乳を与えました。
生命の原点の味がする、と夢中で華の乳を吸い、夏美の母乳が出なくて寂しいのは子供だけじゃなく自分もだと言う夫。
自分だって妻のを飲みたかったし沢山甘えたかった、だけど誰も悪くないし、こんな事は誰にも言えない。
そう話す夫に、不倫のつもりは無いと言っていたけれど、勃起していると指摘する華。
母乳まみれの無防備な、まるで赤ん坊のような顔を晒す夫に、華は悪い子ね、挿れちゃだめ、私は貴方達のママなんだから、と告げます。
どうしたらいいの、ママという夏美の夫に、おしおきねと返す華。
憶測に過ぎないけれど、なぜ乳母の仕事がこんなにも高額なのか、華は解ったような気がしていました。
きっとこういう男達への授乳も込みだからなのかもしれない、と。
しかしこれは風俗でも不倫でもない、自分はいつも通り他所の子におっぱいをあげているだけ。
そんな不思議な線引きをしながら、夏美の夫の陰部をしゃぶり、果てさせる華。
歪んだ母性でもいい、自分の母乳でこの街の赤ん坊も母親も、そして父親までも救えるならば。
自分はこの街全体の母なのだと、華は思ったのです。
その後、華が目を覚ますといくら絞ってもその胸から母乳は出ませんでした。
以降ぱったりととまった母乳のおかげで、乳母の仕事はあっけなく廃業。
男達との母乳プレイも妻たちにバレることはなく、ほどなくして華は再び都会に戻ったのです。
現在は銀座のクラブのママとなり、あれから一度も結婚も出産もしないまま過ごしました。
人間全体、特に男性が可愛く見えてしまい、一人の男や自分の子供だけに母性を振る舞うのが勿体ない気がするのです。
妊娠すればまた母乳が止まらなくなるのか、それとも逆に母乳の出ない身体になるのか、どちらも怖い。
母性は自分でも本当にどんな方向に行くのかわからない、と華は思っていました。
奇習愛4話感想
マ、マニアックゥ…。
でもなんかお疲れさまでしたと言う感じもしますね。
町全体の母、あながち間違ってないですし。
不倫というより、素直に男も含めて救っていたと見れますしね…難しいですね。