声なきものの唄69話ネタバレ!遊廓は必要なのか?対立するたまきと公三郎…! | 放課後マンガ

2021年12月28日発売のまんがグリム童話2022年2月号掲載「声なきものの唄」69話についてネタバレです。

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【前回のあらすじ】

公三郎の嫁候補・たまきはチヌに嫌悪感を抱いていました。

入院中のチヌのもとに現れた、旦那候補の岸。

一方…巴太夫の心には、未だに恋の炎が燻り続けているのでした…。

「声なきものの唄」68話のネタバレはこちら

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目次

声なきものの唄69話 ネタバレ

病室に突然現れた岸に、恐怖を覚えるチヌ。

客として何度も接してきたはずなのに、体が動きません。

岸は眼鏡を妖しく光らせ、チヌへの想いを口にします。

ずっと地味で堅実だった自分が、東陽楼の煌びやかな世界に衝撃を受けた事…。

気位の高そうな妓女たちばかりの中で、温かい笑顔のチヌに惹かれた事。

旦那候補に立候補した時に注目され、初めて感じた高揚感…。

岸はチヌの頬にそっと手を当て、まだ旦那候補を諦めていないと告げました。

その時、病室に帰ってきたおクマと公三郎。

岸はそそくさと姿を消し、外に出ると…。

懐から、病室にあったチヌの腰巻を取り出したのです。

腰巻の匂いを嗅ぎ、ええ匂いやなぁ…と笑う岸なのでした。

別の病室では、京相家の滋が母親からのプレゼントを受け取っています。

毛糸で編まれた靴下を履き、滋は母の温もりを思い出しました。

幼い頃からよく編み物をしてくれた母に、早くして病死した父…。

滋は父が亡くなった時を思い出した瞬間、ゾッと体を震わせます。

ちょうどその時、看護師たちがおやつを持ってきました。

どうせチヌの差し入れだろうと、手をつけない滋…。

患者の一人が誤って、滋の靴下にこぼしてしまったのです。

母からのプレゼントを汚され…カッとした滋は、患者を突き飛ばしてしまいます。

混乱する病室から、逃げ出すように走り出す滋ですが…。

廊下で歩く練習をしていたチヌと、ぶつかってしまいました。

痛がるチヌに、しぶしぶ手を貸す滋。

彼女から母のような柔らかい匂いを感じ、滋はチヌを突き飛ばして去っていくのでした。

一方…公三郎の嫁候補・たまきは、若水家の豪邸に身を置いていました。

豪華な食事に、たくさんの使用人…。

財を引き継ぐ3代目にピッタリなのは、貴方のようなしっかりしたお方だ…!

大多和の言葉を、思い出したたまき。

公三郎をたぶらかしている妓女に会うため、森田医院に行きたいと言い出します。

従者は慌てて、町内の案内ならしますわ!と人力車で走り出しました。

町を見ているうちに、ここで止めて…と言うたまき。

彼女が降りたのは、遊廓の入り口だったのです。

そこでばったりと、公三郎に出会いました。

なぜここへやってきたのか…?と聞く、公三郎。

たまきは凛とした瞳で、ここがどれほど汚らわしい場所なのかを確かめに来たと答えます。

公三郎は黙りこんだ後、遊廓の案内をしながら歩きます。

道行く女たちに声をかけられる公三郎を見て、人気者なのですね…と言うたまき。

彼は真っ直ぐ前を見たまま、遊廓はだめな男に優しいんだよ…と呟きました。

外では面子を保つ男が、弱みを見せられる場所。

そこで働く女たちは、たくましく優しい…!

公三郎の言葉を聞いたたまきは、怒りのあまり泣き出します。

売春婦にのめり込み、家を捨てた兄を思い出したたまき。

ココは…ダメな男を作る穢れた土地です!

たまきはそう言い切り、嗚咽を漏らします…。

彼女を介抱しながら、人力車の元に戻る公三郎。

売る女が悪いのか、買う男が悪いのか…?

昔から答えの出ない問いに、公三郎も苦悩するのでした。

一人晩酌をする、後藤田。

ある株仲買のせいで大損をしたという話を聞き、耳を疑います。

その人物は、チヌの旦那候補・岸だったのです。

取引所にも姿を現していないと聞き、嫌な予感がした後藤田。

噂話をしている客に笑顔を見せ、詳しい話を聞くのでした。

入院中のチヌは、先生の診察を受けていました。

年明けには退院できると言われ、表情を明るくするチヌ。

しかし…元の仕事に戻るには、1.2か月は養生するようにと言われます。

半べそになったチヌは、おクマに相談しました。

養生するだけの妓女なんて、東陽楼に置いてもらえるんやろか…?

心配そうなチヌに、若様が何とかしてくれるやろ!と微笑むおクマ。

それを聞いたチヌの顔は、少しだけ落ち着きを取り戻すのでした。

その後…入院中に失った体力を戻そうと、チヌは外に出ます。

息を切らして歩きつづけ、空を見上げるチヌ。

このキズが治ってしまったら、若様との縁がなくなってしまうのでは…?

若様と特別な絆を感じたのは錯覚だったのかも…と、チヌは涙を零します。

その背後から突然、「何を悲しんでおる…?」という声がしました。

木陰から姿を現したのは、薄ら笑いを浮かべる岸だったのです!

声なきものの唄69話 感想

たまきがチヌに敵意を抱く原因が、判明しましたね。

公三郎とチヌ、そしてたまきの三角関係がどうなるのか…目が離せません!

同時に、チヌのストーカーと化した岸の動向も気になります。

次回の「声なきものの唄」70話が掲載されるまんがグリム童話2022年2月号は1月28日発売です。

声なきものの唄69話ネタバレはこちら

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