こんにちは。2019年8月22日発売のモーニングより、コウノドリ【第297話】「新しい新生児科医」を読みましたのでご紹介します。
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296話では、ペルソナには息子を連れて行ってはいなかった武田は、お腹痛いと言い続けるシュン(武田の息子)がただの風邪ではなく腸重積という一刻を争う状態であることが分かりました。診察をした新井は、すぐにシュンをペルソナに運ぶ選択をします。
コウノドリ【297話新しい新生児科医】最新話ネタバレあらすじ
腸重積:0~2歳の乳幼児に発生することが多い、小腸の一部が大腸の中に入り込んでしまう状態。
イメージとしてはゴム手袋を脱いだ時に、指の部分が内側に入り込んでしまうイメージです。
長時間放置すると腸が壊死してしまうためすぐに腸を戻す処置をしなければいけません。
ペルソナに到着しすぐに処置を受けるシュンを、廊下で不安そうに武田は待ちます。
「シュンくんなら大丈夫・・・」
と新井は武田を励まします。シュンの処置が終わり武田新井は説明を受けます。
発見が早かったこともあり、腸管の壊死もなく手術をしない高圧浣腸という処置で腸を元の場所に戻すことが出来ました。
しかし再発の可能性も高いため、2~3日経過観察のための入院を必要となりました。ひとまず落ち着き、院内を歩いていた新井はサクラと下屋と再会します。
場所を変えて話をする3人。新井のことを知る人たちは今の新井が別の場所で子供を守ってくれていることが嬉しく思っています。
それでもまだNICUから逃げたことを引け目に感じている新井に、下屋はNICUに戻らないのかと尋ねます。
デリケートな話だから聞いてはいけないと思っていたサクラですが、下屋はNICUを離れて違う世界で子供たちと接していた新井ならきっと新しい新生児科医になれると言います。
下屋の考えに驚くサクラ。
しかし、そんな資格はないという新井との間でこれ以上この話は広がりませんでした。
新井と別れ、サクラと下屋は救急救命の加瀬の所へ。
先ほどの下屋の発言にも一理あると思ったサクラ。
在宅医療が必要な子供はそれだけ家族の負担も多いのですが、医療者側は退院後のケアには疎くなりがちです。
だからその2つの現実を知っている新井がNICUに戻れば本当に新しい新生児科医になれるかもしれないとサクラは考えたのです。
しかし加瀬は一度離れた人間が戻ってくることは肉体的、精神的にもきつくて見たことがないといいます。
シュンの件も終わり、在宅医療の家を回る新井は森元という患者宅を訪れています。患者である͡コノハが風邪を引いたようで、注意することを伝える新井ですが森元は寝不足からかあまり反応が良くありません。
今日は森元の誕生日のようですが、そのことに気付かないほど疲弊してしまっています。
コウノドリ【297話新しい新生児科医】の感想
前回腸重積が発覚したシュンがひとまず大事に至らなくてよかったです。でもまだ安心できないからこのシリーズ中に再発してしまうのでしょうか。
周りが新井の新しい可能性を感じているものの、本人が一番そのことに悩み、縛られているというのはとても分かる気持ちです。
一度やってしまったという恐怖や後悔は、そう簡単に払拭できるものではありません。今回ラストで出てきた在宅医療をしている子供の母親。
この人が次のキーパーソンとなるでしょう。在宅医療を続けるうえで医者に出来ることが何なのかを考えることになりそうです。
コウノドリ【298話】を考察
次回、森元が何をするのかが気になります。疲れ切って倒れてしまうのならまだわかりますが、風邪をひいたコノハを放置してしまう、最悪の場合疲れ切って心中を図るという可能性も考えられます。
どれにしても、新井はもっと自分に出来ることはなかったのではないかと自分を責めてしまう結果になりかねません。
母子2人揃って病院に搬送されてしまうような気がしているので、これはまたペルソナを巻き込んだ大事件になることでしょう。
