こんにちは。2019年5月20日発売のビッグコミックオリジナルより、「もふもふ」第41話「タケノコ」を読みましたのでご紹介します。
40話では、タクミとエイタが、二人で凧揚げをしているときに一緒に遊んでくれた男を連れてスナックかぼすにやってきた。タクミとエイタは夜はこのスナックかぼすで母親の帰りを待っているのだ。男は引きこもりで、スナックで飲むのは久しぶりのようだ。
目次
もふもふ【41話】最新話ネタバレあらすじ
スナックで飲むのは何年ぶりだろう。しかし、よくしゃべるママだ。機関銃のようにダダダダとしゃべりまくる。
口元を見ていると常に動いていて、別の生き物がうごめいているようだ。逆にこれほどしゃべられると、自分は自分で別の世界に入り込める。
ふと気が付いてフッと口元をほころばすと、ママが喜んでしゃべった。
「やっと、笑てくれた。タクミもエイタもおっちゃんに遊んでもろうて、大喜びや!!大騒ぎやで!!どんなおもろいおっちゃんかと思たのに、ほとんど喋れへんし・・・。」
「ところでタケノコのお刺身食べるか?」
タケノコのお刺身なんて久しく食べたことがないので、喜んでいただいた。ところがまずい!!食べられたものではない。
あく抜きが十分できていないのだ。ママはタケノコが苦手なので、料理はしても一口も食べていないそうだ。
「ママ、お客さんに毒見をさせるのは、いけませんなぁ。」タクミとエイタのおじいちゃんがやってきた。
二人が遊んでもらったこと、本当に喜んでいることのお礼を言った。いやいや、自分も楽しかったからとお礼を返す。
これだけ初対面の人が増えると、苦手感が出てくる。そろそろ帰ろうと、お勘定のお金を出そうとしたが、小銭しかない。
財布を忘れてきたと言い訳をするが、ママはたいして飲んでないから「勘定はいらんよ」という。
家は近いので、財布を取ってきますと、行って店を離れた。本当は店に戻るつもりはない。もともとスナックで飲む身分ではないのだ。
ふと寂しくなって、道端に咲くタンポポに目が行った。
もふもふ【41話】を読んだ感想
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— ビッグコミックオリジナル編集部 (@bigc_original) May 19, 2019
久しぶりに引きこもりから抜け出して、外に出た。タクミとエイタという兄弟と出会い、3人で凧あげをして遊んだ。
凧揚げは楽しくて、その延長からついつい兄弟に連れられて、スナックに来てしまった。スナックなんかで飲むのは何年ぶりかわからない。考えたらお金もないのに、こんなところで飲める身分ではないのだ。
調子に乗ってしまい、結局また余計に寂しい思いをしてしまうのだ。でも、凧あげもスナックもちょっと楽しかった、久しぶりに外の世界を楽しめた。
もふもふ【42話】を考察
少しずつ、外の世界に出られるようになった。スナックに払う金がないので、財布を取りに帰るとうそをついて、自分が嫌になりかけたときに、タクミとエイタが探しに来てくれた。誘われるままスナックに戻って、ママと爺ちゃんを含め5人でババ取りをした。
久しぶりに声を出して笑った。ママは笑いすぎやといって怒ったが、本当に楽しかった。この人たちはいい人たちだ。
無理に自分を飾らなくても、ありのままの自分でいられる。こんな人たちもいるのだ。こんな人たちばかりなら・・・。