2022年5月25日発売のkiss7月号掲載の「涙雨とセレナーデ」についてネタバレをまとめました。
【前回のあらすじ】
父の章尚と一緒にいるところ、暴漢に襲われた孝章。
一瞬見た暴漢の顔は天久一座の天進でした。
心配する陽菜と菊之進は有閑マダムと老紳士に化けて孝章の病室へもぐりこみますが、そこへ章尚がやってきました。
涙雨とセレナーデ50話ネタバレ
孝章の両親は医者から孝章について、話を聞いていました。
孝章の容態は安定しており傷跡も残らないようですが、ためらいが一切ない傷口を見ると、素人の犯行ではないとのこと。
章尚も何者かが仕向けた刺客の手によるものだと分かっているようですが、急所を外しているのが薄気味悪いと話しました。
一方、病室では孝章が眠る中、隣のベッドのノアが起きて、風間から孝章が暴漢に襲われて運ばれてきたと事情を聞いていました。
そんな中、菊之進と陽菜は章尚が来たため、慌てて病院を飛び出していました。
しかし陽菜は病室で号泣していたため、メイクがぐしゃぐしゃになっています。
そこで陽菜は木の影に入り、メイクを直そうとしますが、手鏡がないため直すことができません。
そのため、菊之進が仕方なく彼女の顔をゴシゴシ拭いてメイク直しを始めます。
しかし目を瞑って無防備に身を任せる陽菜を見て、菊之進はその気がない証拠だと感じ、少し腹を立てながら「憎たらしい奴」とつぶやきます。
陽菜はそんな彼の気持ちを全く分かっておらず、手間をかけさせて悪かったと謝ります。
そして菊之進は陽菜の唇に、指で口紅を塗りました。
すると菊之進は陽菜の唇に当てた指を、おもむろに自分の唇に当てますが、すぐに我に返り、慌てて自分の唇を拭いて紅を落としました。
陽菜は目を瞑っていたため、彼の行動に全く気付いていない様子。
そしてメイク直しが終わると、陽菜は孝章を見に来るたびに菊之進に顔を作ってもらうわけにはいかないので、次からは自分でやれるように練習すると話しました。
その頃、病院の外では天久一座の者たちが双眼鏡で、孝章の病室を覗いていました。
彼らはノアと孝章が同じ部屋になっていることに気づき、これは面倒だと話します。
そして見舞いに訪れているはずの章尚の姿が見えないため、天進が回り込んで様子を見に行こうとします。
その時、菊之進と陽菜が歩いているところを天進に見つかってしまいました。
天進は後ろから菊之進に声をかけ、2人はドキッとします。
すると天進は顔を見せようとしない陽菜に、誰だと問いかけました。
陽菜は菊之進から天進という名前を聞き、船で孝章に銃を向けていた、雛子をさらったメンバーの一人だったことを思い出します。
雛子にも、雛子に化けていた自分にも会っている天進に、今この顔を見せても大丈夫かと迷う陽菜。
すると菊之進は陽菜の肩を組んで彼女の顔を隠しながら、横浜で作った自分の女だと天進に伝えました。
そして菊之進はお忍びだから他言はするなと釘を刺し、事情を知るのはチヨと座長だと嘘をつきました。
天進はチヨに懐いているため、チヨと交わした秘密と聞けば荒らさないらしく、菊之進にとって彼は友と呼べる関係のようです。
その後、天進は仲間の元へ戻りますが、菊之進のことは話しませんでした。
そして病室に章尚がやってきたのを確認した後、天久一座の者が窓ガラスめがけて弾丸を撃ち込みます。
窓ガラスが割れて撃ち込まれた弾丸の先には「本郷章尚の命は我が手中にあり」と書かれた札が。
風間は慌てて外に出て、窓の外の人影を追います。
しかし天進たちは素早く荷車に乗り込んで逃げていきました。
その後、章尚たちが病室を出ていき、目を覚ました孝章の前でノアは孝章の母であるおタカの名前を口にしました。
それを聞いた孝章は、なぜ母の名を知っているのかと驚くのでした。
涙雨とセレナーデ50話感想
章尚は引き続き命を狙われていますが、孝章も危険な目に遭いますし、何か助かる方法はないのでしょうか。
そして同室となったノアと孝章が、どんな会話を交わすのか気になりますね。
次回の涙雨とセレナーデ51話が掲載されるKiss8月号は6月24日に発売されます。
涙雨とセレナーデ51話ネタバレはこちら