こんにちは。2020年9月2日発売の週刊少年マガジンより、なれの果ての僕ら【32話】「幼年期の終り」を読みました。
31話では、みきおがこの実験をしようと思った理由はネズの善性を試すためだということが判明しました。ネズのために皆が選ばれ、ネズのために死んだ。
ショックを受けるネズに、みきおは新たな実験を伝えます。それはネズがみきおを殺せるのかというものでした。
それでは、この記事では、なれの果ての僕ら【32話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
目次
なれの果ての僕ら【32話】最新話ネタバレあらすじ
みきおからネズだけに出された新たな実験は、ネズがみきおを殺せるかどうかというものです。
何も言わずに動揺するネズが、みきおに撃たれることを恐れて近づいて来ないことも視野に入れたみきおは、ネズに差し出していた銃をネズの方に滑らせました。
未来のことを思い出すと、ネズは銃を拾い上げ、震えながらみきおに銃口を向けました。みきおはネズが銃口を向けてきたことに微笑みます。
ここで教室に他の皆が到着しました。桜庭先生はみきおのことは信用出来ないため、銃が暴発する罠なのかも知れないとネズを制止します。
嘘をついても何の得もないみきおは、邪魔をしてくる桜庭先生を脅します。
一瞬怯む桜庭先生の後ろで、皆はネズが銃を持っている今こそ、みきお制圧のチャンスだと考えはじめていました。
しかしみきおはもう1丁の銃を取り出します。
銃がある以上迂闊に近づくことは危険だと、皆が思った時に先陣を切って桜庭先生が飛び出しました。
水野が叫び声を上げて桜庭先生を止めようとするも、桜庭先生は自分がもっとしっかりとした教師であれば生徒達が命を落とすことはなかったのだと、大きな責任を感じていたのです。
口だけの解決策ではいけない、と飛び出した桜庭先生は左腿を撃たれてしまいました。
それでも勢いのままみきおに被さり、銃を持つ手を掴みました。
皆がすぐに加勢することを願った桜庭先生は、逆にそのままみきおの人質になってしまいました。
桜庭先生が先に飛び出せば人質となることは皆が分かっていたのだと言うみきおは、1人だけ予測出来なかった桜庭先生が無能だと言います。
実験中何度も思い知らされた自分の無能さに、桜庭先生は謝るしかありませんでした。
桜庭先生への仕打ちに怒るネズが、力をこめて銃をみきおに向けます。すると皆はネズに撃つように叫びました。
皆は事件解決後は、ネズが正当防衛で撃ったのだと証言すると言っています。
皆がネズが撃つことに期待している中、石井だけはネズが撃てないと確信しています。
みきおは桜庭先生を投げ捨てると、教壇から降りてネズに近づいていきます。
ネズと遊んだ昔のことを話すみきおは、ネズとは純粋に向き合うことが出来たと、ネズへの感謝を伝えます。
そしてネズ銃を掴み、銃口を自分の胸にあてます。
廊下からはそのまま撃ってくれという皆の叫び。みきお自身も、殺せとネズに言います。
しかしネズは銃から手を離しました。
虚ろな瞳のネズは、復讐は何も生まないのだと、みきおを撃つことを拒否しました。
友達は素敵だ。
みきおが笑う一方、皆はネズの選択に絶望します。こうなることを予測していた石井は、皆の中で1番壊れている人物はネズだと言いました。
なれの果ての僕ら【32話】感想
遂にこの作品の原点回帰となる「友達って素敵」のシーンがやって来ました。
ここでネズがみきおを撃つことが出来ないことはどことなく予想をしていましたが、皆がどれだけ言ってもネズが変わらなかったことには自分でもよく分からない気持ちを抱きました。
桜庭先生が捕まった時に銃を向けたのも、結局はただの勢いだったわけです。ネズの選択により皆はまた絶望の渦に巻き込まれていきます。
皆の不信感も募り、状況はこれまで以上に悪くなってしまうのでしょう。
なれの果ての僕ら【33話】考察予想
ネズの選択により「人間の善性」を確認出来たみきおはさぞ満足でしょう。
ここで実験は終わりで良いはずです。そうなればみきおは自ら命を立つ可能性があります。
自分の目的は果たされた、しかし逃げ方も分からないこの場所で、ネズへの不信感があるまま皆はどうするのか。
その結果はもう知ることが出来なくなりますが、それもまた目的です。みきおの実験の目的が後に分かることで、世間を騒がせて善性が明らかになる。
全てみきおの思惑通りとなるでしょう。
まとめ
2020年9月2日発売の週刊少年マガジンより、なれの果ての僕ら【32話】「幼年期の終り」のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。