こんにちは。2020年3月6日発売のgood!アフタヌーンより、新連載、棗のセカイ-異界退魔伝-【第1話】「正義の名の下に」を読みましたのでご紹介します。
この作品は、主人公・東条棗は平凡をこよなく愛する高校生。しかし、彼は一般の人には視えない何かが視えてしまうという、特殊な眼を持っています。
ごく平凡に生きたい棗は自分の眼のことを周りに隠していましたが、退魔師の神宮司咲夜が現れたことで、棗が守ってきた平凡な日常が非日常に塗り替えられていきます。様々な怪奇現象に遭遇する棗。彼は平凡を取り戻せることができるのでしょうか。
棗のセカイ-異界退魔伝-【新連載1話】最新話ネタバレあらすじ
とあるファーストフード店。そこでアルバイトをしている高校生、東条棗(とうじょうなつめ)。
彼は普通の人には視えない何かが視えてしまう眼を持っています。
棗の眼に映ってしまう何かは人々が知らないだけで、実はこの世界にたくさん溢れていました。棗はそのことを誰にも話しません。
なぜなら、人々は「異端」を嫌うからです。
幼少期に実の親から嫌われたことでそのことを学んだ棗は、「平凡な人生」「安定した生活」を目指していました。
そんな彼の目の前にスタイル抜群の美女が現れます。棗は彼女にみとれてしまうも、「平凡」を志す彼にはあまりに不釣り合いだと思うのです。
そしてバイトの帰り道。棗は帰りのバスの中でまた例のアレを視てしまいます。しかし、いつも視ているものとは違い、ソレは直接女子高校生に痴漢を犯していたのです。
そんな現場を見ていられなくなった棗はソレを止めようとするも、まさかの棗自身が痴漢として捕まえられてしまいました。
警察の取調室で無罪を主張するも、聞き入れてもらえない棗。このまま冤罪を被るのかと思われた矢先、部屋の扉が勢いよく開きました。
そこにいたのはバイト先で見た美女。
彼女は警察を追い出し、棗に名乗ります。神宮司咲夜(じんぐうじさくや)、フリーの退魔師(エクソシスト)だ、と。
咲夜は棗の特殊な眼のことを知っていました。咲夜は棗が視たというアレを退治するため、棗に協力を要請します。
棗は自分が無罪だということを証明するために、咲夜を手助けすることに決めます。
棗は再びバスに乗り、アレを発見します。棗は咲夜の言う通り、アレを凝視しました。するとなんと、アレが現実の世界に実体化し、今まで視えなかった一般の人々の眼にも映るようになったのです。
実は棗の眼は「観測者の魔眼」という、アレを現実世界に顕現させる眼だったのです。
突然の化物の登場にバスは急停止し、運転手含めた乗客全員が降りて逃げて行きます。
しかし、棗は逃げ遅れ、化物と対峙する羽目になってしまいます。棗は危機に瀕しますが、そこへ咲夜が現れ、化物を一刀両断しました。
これで一件落着かと思われましたが、化物はしぶとく、這いずりながら棗たちに近づいてきます。
化物は棗たちに自分ではない、触っていないと、何かを伝えようとしていました。それに気づいた棗は化物が実は痴漢ではないことを言い当てます。化物は自分の主張を汲み取ってくれた棗にお礼を述べながら成仏していきました。
これで今回の件は全て終わり、棗は晴れて無罪、咲夜ともこれっきり会うことなく、いつもの日常が戻ると思っていた棗。
しかし、そんな彼の前に再び昨夜が現れます。彼女は棗に言います。
自分の下で働け、と――
棗のセカイ-異界退魔伝-【新連載1話】感想
普通の人には視えない霊的なアレが視える主人公と、アレを退治するエクソシストのヒロインという設定が私の好みにぴったりハマりました。
今回は痴漢の冤罪を被った霊の話でしたが、棗もまさにその状況に陥っていたから霊の言いたいことがよく分かったのでしょうね。
もし今回の事件に棗がいなかったら、この霊は無念を晴らすことなく消滅させられていたのだと思うと、この霊は棗と遭遇しておいて良かったのだと思います。棗はとんだとばっちりを食らいましたが…。
棗のセカイ-異界退魔伝-【2話】考察予想
今回の件を皮切りに今まで守ってきた日常が失われ、非日常の渦に巻き込まれていく棗。棗の眼を利用しようと企む咲夜。きっとこれから棗が見て見ぬふりをしてきたアレたちの事件を巡って、彼は日常に戻りたいと嘆きながら活躍していくのでしょう。
咲夜は最強のエクソシストらしいですが、これからスゴ技がどんどん解禁されていくのでしょうか。観測者の魔眼を持つ棗と最強と言われるエクソシスト咲夜。
彼らのタッグがこれからどんなストーリーを見せてくれるのか、とても楽しみです。
まとめ
2020年3月6日発売のgood!アフタヌーンより、新連載、棗のセカイ-異界退魔伝-【第1話】「正義の名の下に」のネタバレと感想&次話の考察予想についてまとめました。