2022年3月11日発売の月刊少年ガンガン4月号、「おじさまと猫」のネタバレについてまとめました。
【前回のあらすじ】
幼い頃、神田に近づくために星鳴と友達になり、彼を傷つけてしまった輝明。
大人になって猫カフェで神田と再会した輝明は、そのことを謝罪しました。
そんな彼のことを神田は許しました。
そして神田と輝明は猫カフェの店長である後藤と一緒に、猫の保護に向かうのでした。
目次
おじさまと猫86話ネタバレ
幼い頃、輝明は憧れの神田冬樹と出会いました。
目の前に現れた本物の神田は、テレビで観るより、雑誌で観るより、ずっとキラキラ輝いていました。
そんな彼と猫の保護に行くことになった輝明。
今回保護する猫は家主が5日前に夜逃げしたゴミ屋敷にいるようです。
後藤は現実はハッピーエンドばかりではないので、覚悟しておけと神田と輝明に忠告しました。
そして猫がいるというアパートにやってきた輝明は、後藤から鍵を預かり、先に部屋に向かいます。
意を決して扉を開けると、その部屋はゴミだらけで酷い臭いが漂っていました。
こんな部屋とても入れないと躊躇する輝明ですが、神田は迷うことなく猫に呼びかけながら、ゴミ屋敷の中へと入っていきました。
その姿を見た輝明も臭いがなんだ、猫を探すんだと思い直し、部屋に入りますが、吐きそうになってしまいました。
そのため神田にまずはゴミをどかして、エサを置いてあげようと提案する輝明。
そして2人はゴミをどかす作業を始めました。
大変な作業でしたが、早く猫を見つけてお腹いっぱい食べさせてあげたいという一心で懸命に作業しました。
その後、ゴミをどかした空きスペースにエサとミルクを置き、猫が出てくるのを待ちますが、なかなか猫が出てて来ず神田は焦って呼びかけます。
すると輝明は神田に、自分たちが騒がしいから怯えて隠れているのかもしれないので、静かにして待ってみないかと提案しました。
そんな彼に神田は、本当は自分が励ます側なのに、心配ばかりさせてごめんと謝ります。
そして神田は一つの出来事でぽっきり折れてしまうほど、心が脆く弱いので、もっと強くなりたかったのだと語り始めます。
神田は今児童たちにピアノを教えていますが、以前音大の教授を勧められ断ったことがあったようです。
夢を目指す学生たちの人生を背負うことが怖かったという神田。
みんなの夢が叶ってほしいものの、それは不可能です。
絶望する子供たちを見たくない・・・
そんな気持ちで大学教授の話を断った自分を臆病者だと言う神田。
しかし多くの人は神田のことを「強い」「キラキラ輝いて眩しいくらいだ」と言うようです。
すると輝明は、自分もそう思っていたと口を開きます。
しかし失敗続きでピアノを諦めかけたとき、神田のピアノを聴いて、こんな綺麗な音は強かったら出せないと気づいたのだとか。
初めて神田が近くに感じ、自分も思いを乗せたい、届けたいと感じたという輝明。
そんな彼の言葉を聞き、神田は微笑みます。
その時、背後で微かに猫の鳴き声が聞こえ、神田と輝明は驚いて後ろを振り返ります。
しかしその瞬間、猫がサッとゴミの中に隠れてしまいました。
するとぎっくり腰で移動が困難だった後藤が、ようやくアパートの部屋に辿り着きます。
後藤はご飯が一つしか置いていないことに気づくと、いくつか置けと指示。
そして自分たちは空気だ壁だ、息を殺せと2人に指示する後藤。
するとそこへ猫が現れ、恐る恐るご飯に近づき、泣きながらそれを食べ始めました。
その姿を見て神田たちは涙ぐみ(いっぱいお食べ・・・)と心の中で語りかけるのでした。
おじさまと猫86話感想
今回は神田が輝明に励まされましたね。
そして酷い環境で飼われていた猫が無事に保護されて安心しました。
次回おじさまと猫87話が掲載される月刊少年ガンガン5月号は4月12日発売されます。
おじさまと猫87話ネタバレはこちら