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リエゾン-こどものこころ診療所-【11話】最新話ネタバレ感想|虐待の連鎖③

こんにちは。2020年5月28日発売のモーニングより、リエゾン-こどものこころ診療所-【11話】『虐待の連鎖③』を読みました。

10話では、機嫌が悪くなると家族に暴力を振るってしまう大木賢のために、大木家は家族で佐山クリニックを受診しました。

佐山が母親と2人で話す時間を設けると、母親は小さな妹に手を上げる兄なんて大人にもなって欲しくないしこのまま死んでほしいと告白しました。

それでは、この記事では、リエゾン-こどものこころ診療所-【11話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。

リエゾン-こどものこころ診療所-【11話】最新話ネタバレあらすじ

佐山は賢の暴力が始まった時期について母親に聞き取りをします。

癇癪は小学生、暴力は中学生になってから始まったと答える母親は、昔は「逆」だったと言います。

「逆」という言葉の意味を追求する佐山に、母親が告げたのは昔は賢が元夫に殺されてしまうことを怯えていたという新事実です。

母親の中で、暴力を振るう賢は別れた夫と重なるようになってきました。

このことを話したのは佐山クリニックが初めてです。

母親がこのことを他の病院で言えなかったのは自分も別れた夫と大差ないと感じていたからでした。

思い通りに行かないと感情的になり、後から後悔する。母親はそんな自分自身にも疲れていました。

佐山は家庭内暴力の被害者として長年苦しんできた母親に日本では約1週間に1人の子どもが虐待のために命を落としていると言われている事実を告げます。

だからこそ、過酷な現場でも賢の命を守り抜いている母親を称賛しているのです。

母親は自分達のこれから、治療の効果が出ない賢のADHDについて佐山に相談しました。

改めて賢の状態をおさらいする佐山は、遺伝性がない、多動には時間帯のムラがある、学校では周りの人と極端に距離を置いているという状況から、ADHDでない可能性があると推測しました。

母親は詳しい説明を求めました。

佐山は丁寧に説明を始めます。この世界の事を何も分からない乳幼児期の子どもは、養育者がいることで安心し、愛着を形成していくと考えられています。

一転その時期に虐待を受けている子どもは、愛してほしいと思っても拒絶され続けることで期待すること自体を止めてしまいます。

そのため本来なら癒しとなる筈の他人との接触に対し、攻撃を受けたと感じてしまうのです。

過度な緊張状態の中育った子どもは、生きる基盤を失い「愛着障害」を引き起こしてしまうと佐山は言いました。

初めて聞く「愛着障害」という単語に母親はピンときません。

説明を続ける佐山は愛着障害の子どもは学童期になるとADHD児と類似した特徴を示し始めると言いました。

つまり、聞き取りがきちんと出来ていないと、医者でさえ愛着障害と気づかずADHDだと診断してしまうのです。

賢の場合、元々軽い発達障害が下地にあるのかもしれないと考える佐山は、発達障害に加えて解決できていないトラウマがあり、日常生活でそれがフラッシュバックして暴れてしまうのではないかと話しました。

賢の状態が分かったところで治療法を知りたい母親に、佐山は治療が必要なのは賢だけではなく、安心する基盤を作るために不可欠な母親、そして心に傷を負った紗絵にも治療が必要だと言います。

その後、数回の診察後に賢のトラウマ治療が始まりました。

母親が同席し、賢はカウンセリングを受けます。虐待が原因の愛着障害の場合、トラウマを解消することが前提となります。

心の奥底にあり自然に消えることのない記憶がフラッシュバックするのを止めなければいけないのです。

賢を落ち着かせた状態で、佐山は賢の父親の事を質問し始めました。

賢の中にある父親の記憶は裸で家から追い出したり、暴力を振るうと言うひどいものです。

そして父親は最後に必ず誰が悪いかと聞いてきました。

それに対して、賢はずっと謝っていました。佐山はその時の自分にアドバイスできるとしたらなんて言うかと賢に聞きました。

数週間後。

賢は部屋にゲームを借りに来た紗絵にぶっきらぼうながら許可を出しました。

ゲームを運ぶ紗絵はコードに引っかかり転んでしまい、大きな音を立ててしまいます。音に気付いて賢が部屋から出てきました。

今までの様に怯える紗絵ですが、賢はゲームを拾いあげ、1人で配線をすることは難しいだろうと紗絵を手伝ってあげようとしたのです。

そこに乙を駆けつけて母親がやって来ました。母親は怯える紗絵見て、紗絵は賢が怖くて怯えているのだと言ってしまいます。

そしてどこかへ消えてと直接賢に言ってしまうのでした。

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リエゾン-こどものこころ診療所-【11話】感想

似たようなことでも全く違う障害。そのことが分かり大木家はようやく前に進むことが出来ると思いましたが、たった一言でそれは儚く崩れ去ってしまいました。

数週間の治療で確実に賢には治療の効果が現れていたはずです。だからこそ紗絵に優しく接することが出来たのです。

しかし、母親は自分が駆けつけた時の状況だけで判断し、紗絵の味方をしました。これまでのことを考えると仕方がないのかもしれませんが、折角の努力が水の泡となってしまうのは悔しいと思いました。

リエゾン-こどものこころ診療所-【12話】考察予想

「消えて」という言葉がぶつけられた賢。賢の心はこれまでとは違い少しだけ開かれていました。その開かれた心にこの言葉は鋭く刺さりすぎることでしょう。

暴力の再発は一瞬でエスカレートして家族を殺してしまう、もしくは自分が悪いのだと責めて自殺をしてしまう、非行に走ってしまう。

どう考えてもいい方向に進むとは考えられません。紗絵から本当のことを聞き、一刻も早く母親が行動を起こさなければ皆後悔することになるでしょう。

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まとめ

2020年5月28日発売のモーニングより、リエゾン-こどものこころ診療所-【11話】『虐待の連鎖③』のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。

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