こんにちは。ひらりです。
2021年7月15日発売のモーニングより、リエゾン-こどものこころ診療所-【57話】「ヤングケアラー④」を読みました。
56話では、
母親のことに家の事、全てを背負い込んだ結果茜は学校に行けない日々が続いてしまいます。
このままでは手遅れになってしまう、と訴える向山の言葉に心動かされた担任は、向山たちと茜の家庭訪問をすると決めました。
それでは、この記事では、リエゾン-こどものこころ診療所-【57話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
リエゾン-こどものこころ診療所-【57話】最新話ネタバレあらすじ
向山の母親、聡美は元保育士でした。その時に向山のことを良く預かっていたのが千佳です。
向山が中学生の頃、聡美は病気で寝たきりになり向山は介護のために修学旅行を諦めたと千佳は話します。
本当であれば父親が家にいてくれるはずでしたが、新しい妻に行くなと言われ急遽学校に連絡が入りました。もう出発のバスに乗ろうとしていた向山は引き返したのです。
天井を見つめたままかすれた声で謝る聡美に、向山は優しく声を開けます。そして楽しみだったのだと弁当を持って自分の部屋に行きました。
しかし向山は弁当に手をつけず、修学旅行を楽しんでいるであろう同級生の姿を思い浮かべて太ももをシャーペンでひっかきました。
場面は代わり足立家の家庭訪問。
最近欠席が続いていることを学校が心配していると言うと、茜は謝りました。
しかし茜が謝ることではないと言うと、茜は黙り込みます。
母親は自分の体が動かないから、と言いますがその時向山は茜自身のために茜の本当の気持ちが知りたいと言いました。
それは中学生の時の向山が千佳に言われた言葉です。
いつも気にかけてくれる千佳に申し訳なく、中学を卒業したら働きながら聡美の世話をしていくと言った向山ですが、千花は本当にそれでもいいのかと聞きました。
仕方がないと思い込んでいた向山に、千佳はいつか聡美のことが嫌になることや自分の人生を諦めてやけになる日が来るかもしれないと話し、そうはなって欲しくないと言いました。
頼って欲しい、本当の気持ちを教えて欲しい、その言葉は今向山から茜に向けられたのです。
茜は眼鏡をはずして溢れる涙を拭いながら、1人ではどうすることも出来なかった葛藤を話します。自分が駄目なんだと自分を責め、謝り続ける茜の手を向山は握ります。
母親が茜に救われていたことは事実ですが、今はもう家のことで子どもを犠牲にしていい時代ではありません。
もっと周りを頼り、自由にしてもいい。
茜はまだ子どもなのだからと言う向山の言葉と、千佳が向山に言った言葉が重なります。
リエゾン-こどものこころ診療所-【57話】感想
千佳の言葉で泣いてしまいました。ヤングケアラーはただ黙って自分を犠牲にしていく人が多いこと、それでも耐えられなくなり最悪被介護者や自分自身の命を奪ってしまうことがあることを痛感しました。
向山の傷はシャーペンによってついたものであるため、消えにくいものでしょう。向山ももう少し遅かったら危険だったのかもしれません。
茜はまだ小学生です。こんなに早く自分を犠牲にしていいわけがありません。向山が務める学校の生徒でよかったとすごく思いました。
リエゾン-こどものこころ診療所-【58話】考察予想
シリーズ「ヤングケアラー」は最終回のはずですがまだ少し続くような気がしました。
次回から新シリーズが始まりますが、茜がどうなったのかを佐山クリニックで話しているシーンから始まると予想します。
これまでそれぞれにスポットライトが当てられていますが、佐山の過去についてはまだ曖昧なままです。
もう50話も過ぎたことからそろそろ、佐山の過去、家族関係に触れて行くと思います。佐山クリニックの行方に関係する特大シリーズとなるでしょう。
まとめ
この記事では、リエゾン-こどものこころ診療所-【57話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
ここまでご覧くださりありがとうございます。ぜひ漫画をチェックしてみてくださいね。