こんにちは。ひらりです。
2021年7月29日発売のモーニングより、リエゾン-こどものこころ診療所-【58話】「ヤングケアラー⑤」を読みました。
57話では、
茜の家庭訪問が行われ、ようやく辛いと感じている茜の本音を引き出すことが出来ました。1人で苦しみ続けた茜に、向山は自分が千佳にかけられたのと同じ言葉をかけます。
茜はまだ子ども。大人の都合で自由を奪われてはいけないのです。
それでは、この記事では、リエゾン-こどものこころ診療所-【58話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
リエゾン-こどものこころ診療所-【58話】最新話ネタバレあらすじ
茜がこれまで1人で行って来たことが聞き取りで明らかになりました。
小学生の子どもが自分でやって来たと思えない内容に、しっかり者だから大丈夫だと思い込んでいた担任は悔しさを感じます。一方母親も車いすの上で下を見ていました。
向山は母親を外に連れて行きます。責任を感じた様子の母親に、向山は母親だけが悪いとは言い切れないと言葉をかけます。
しかし、母親は旦那が出て行ったのは自分の体が不自由になる前から離婚が決まっていたからだと向山に話しました。義母の介護に耐えきれず別れることを決めた母親であったのに、自分がしてきた苦労を娘に強いていることに気づけなかったのです。
見放されても仕方がないと思い始めた母親に、向山が話したのは面談の時の茜の様子でした。
どれだけ大変であっても母親への恨みや文句を一切口に出さなかった茜は、おそらく純粋に母親のことを思っていたのです。
母親は、自分の代わりに茜に自由にしてもいいと言ってくれた向山の手に触れ、涙目で感謝を伝えました。
その姿に、向山は昔のことを思い出しました。
自分のやりたいことのためドイツに留学していた向山は、介護施設の職員に謝りましたが介護士は笑顔で首を横に振ってくれました。
母親は向山を修学旅行に行かせてやれなかったことを後悔していますが、だからこそ今まで留学していたことを喜んでいます。
母親とゆっくり話すことを進めて去ろうとした介護士は何かを思い出して戻ってくると、母親の手を握って欲しいと言いました。
それはこの介護士自身が母親の肌にあまり触れられなかったことを後悔していたからです。
向山は気持ちを切り替えて母親の部屋に入ると、何も言わない母親に修学旅行は気にしていないこと、留学でやりたいことが決まったことを話しました。
子どもを助けたい、誰かのためになる仕事がしたいと思えたのは母親のおかげだと言う向山は、母親の手を握り感謝を伝えます。
母親の目からは涙が流れていました。
リエゾン-こどものこころ診療所-【58話】感想
茜のいる環境を見れば、誰もが父親は妻と子どもを捨てて行ったと考えてしまうと思います。私もそうでした。
しかし実際は介護に疲れた妻の方が別れを切り出したという事実があり、外から見ているだけでは何も見えないのだなと分かりました。
自分が逃げたのに娘が辛いことには気づけなかったと話した母親ですが、確かに被介護者は受け身であるため気づけないのかもしれません。
それでも茜は弱音を吐かなかったし、母親といることが嫌になっていなかったという事実にとても愛を感じました。
リエゾン-こどものこころ診療所-【59話】考察予想
子どもを助ける仕事がしたくてカウンセラーになった向山は、これまでも今回のようなケースに直面したことがあるのかもしれません。
しかし今回のことが向山にとってとても貴重な経験になったことは間違いないでしょう。いつもただ静かに志保たちを見守り、そっとフォローしてくれる向山の裏にはたくさんの経験があったのです。
その経験を志保にも共有して、志保を立派な小児精神科医に育てるためのお手伝いをしてくれることでしょう。志保は向山のことが大好きなので、向山に教えて貰うとどんどん入ってくると思います。
まとめ
この記事では、リエゾン-こどものこころ診療所-【58話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
ここまでご覧くださりありがとうございます。ぜひ漫画をチェックしてみてくださいね。