2022年4月21日発売の週刊少年チャンピオン21号掲載の「弱虫ペダル」のネタバレについてまとめました。
【前回のあらすじ】
箱根学園追い出しレースのクライマー対決もクライマックス。
クライマーとしての自信を取り戻すため、先行する黒田でしたが、決着のポールまで残り400mで真波に捉えられました。
加速しようとする黒田ですが、酷使した”猫足”がしなりませんでした。
目次
弱虫ペダル683話ネタバレ
黒田が幼い頃になくしたボールは、あの日以来出てきませんでした。
ひょっこり見つかるんじゃないかと、それからも公園の周りをよくうろうろしましたが、1年経っても2年経っても、見つかりませんでした。
探すのをやめた幼いあの時、忘れ物は帰ってこないと黒田は悟ったのです。
そして現在、黒田は追い出しレース決着のポールに、60mまで迫ってきました。
行けると確信したものの、真波はすぐ後ろに来ています。
そこで黒田は猫足を最後にしならせようと考えます。
泉田や葦木場や他の部員たちは、黒田のアシストの才能を認めてくれました。
しかし黒田はレース前に、泉田に忘れ物を取りに行きたいと伝えたのです。
泉田は忘れ物が”クライマープレイヤーとしての信頼”なのだとすれば、宣言すればいいだけのことではないかと言いましたが、一流じゃなきゃ意味がないと返す黒田。
真波に勝たなければ、そこら辺の二流と一緒なので、勝って宣言したかったのです。
もし負けたら看板を下ろして、アシストとして磨いていくと決めていました。
そして黒田は猫足をしならせようとしますが、疲労が蓄積した彼の足は限界に達し、しなりませんでした。
ポールまでは残りわずか50mほど。
勝ちは見えているので、あと1回でいいのですが、猫足は思うように動きません。
その間にも真波は黒田に追いつこうとしています。
黒田は焦りながら、必死に足をしならせようとしますが、最後までしならせることはできませんでした。
もう一度真波と勝負して勝って、黒田はようやく堂々と山で両手を挙げられるのだと思っていたのですが、最後の最後、数mで真波に追い抜かれてしまいました。
真波は黒田を追い抜く際、今日は本当にギリギリだったと言い、彼に感謝しました。
そして勝利した真波は右手の拳を掲げます。
黒田は負けたことにショックを受け、項垂れます。
彼の猫足はガチガチになっており、全くしなやかではなくなっていました。
すると真波は立ち止まり、黒田の方を振り返ります。
そんな彼に黒田は、何か用かと問いかけました。
真波はこの勝負が始まる時、積もる話は山の上でやろうと黒田が言っていたものの、すごい勢いで加速して離されて、全然話せなかったと苦笑いします。
黒田は真波が追い付いてきたときの笑顔は、死神の微笑みに見えたと言い、笑う真波。
そして真波は今の勝負はドキドキして面白かったと話し、黒田にどうだったか尋ねます。
黒田は真波ほど満額回答じゃないものの、全部出し切ったから悔いはないと清々しい表情で答えました。
真波はもう1回勝負をやりたがりますが、黒田はそこにあるのは死だと彼を止め、新しい1年も入ってくるので、次の世代を頼むと告げました。
その時、葦木場と1,2年が後ろから走ってきました。
それを見た黒田は、いよいよ追い出しレース最後のエース勝負が始まるとつぶやくのでした。
弱虫ペダル683話感想
クライマー対決が決着しましたが、黒田はまたもや真波に追い抜かれてしまいましたね。
しかし悔いはないようなのでよかったです。
そして今度は最後のエース勝負が始まるようですが、どんな戦いになるのでしょうか?
次回の弱虫ペダル684話が掲載される週刊少年チャンピオン22・23号は4月28日に発売されます。