2022年5月12日発売の週刊少年チャンピオン24号掲載の「弱虫ペダル」のネタバレについてまとめました。
【前回のあらすじ】
残すはエース対決のみとなった箱根学園伝統の追い出しレース。
3年生チームのエース・葦木場に対抗するため、真波が用意したアシストとエースは高田城礼と新開悠人でした。
目次
弱虫ペダル684.5話【特別編】ネタバレ
野川文房具店は箱根学園のそばにあり、生徒の要望に沿った商品展開をしている信頼の文房具店です。
この日は女子高生たちが、もふもふとした可愛い筆箱を見てキャッキャと騒いでいます。
それは最近流行っている水産物筆箱シリーズらしく、店主の野川倖二郎(42)が見立てて仕入れておいたようです。
そして彼女たちは野川の思惑通り、その筆箱を購入していきました。
この野川文具店に揃っていないものなどないと笑う野川ですが、その瞬間、1年前の春のある出来事を思い出しました。
1年前の春のこと。
ある男が野川文具店を訪れました。
その男は箱根学園自転車競技部の主将にしてエースだった福富寿一です。
彼は悠然と堂々と、ゆっくり店内に入ってきて辺りを見回していましたが、「ないか・・・」とつぶやき、すぐに店を出て行こうとします。
野川は慌てて福富を引き止め、何を探しているのかと問いかけました。
生徒の欲しいものを全て取り揃えているのが野川文具店なので、店にないものというのが気になる野川。
福富は見回したところなかったので置いてないと思ったのだと話し、立ち去ろうとしますが、野川はそういうのは一応店主である自分に尋ねるべきだと食い下がりました。
すると福富はファイルを取り出しながら「このファイルを・・・」と何か言いかけますが、野川は食い気味に、そういうタイプのファイルなら奥にあると提案します。
しかし福富が特に何の反応もせず、立ち去ろうとするため、野川は再び彼を引き止めて、何が欲しかったのかだけ聞かせてほしいと頼みました。
その時、店の外で待っていた荒北が福富に、自転車部の今年のレースの計画表のコピーは終わったのかと問いかけます。
どうやら福富はコピー機を探していたようです。
実は野川文具店には、柱の影に隠れた分かりづらい場所にコピー機が置いてありました。
ということで、福富と荒北は店でコピーを取り始め、野川はその姿を見て安心します。
その時、野川はふと荒北の顔を見て、2年前にうちに来た子だと気づきました。
それは2年前のこと。
当時1年生だった荒北はリーゼント姿で、ドカドカと店に入ってきて、この店で一番切れるハサミはあるかと乱暴な口調で野川に問いかけました。
野川はゴクリと唾を飲み込みながら、何に使うのかと恐る恐る聞き返します。
すると荒北は、もういらなくなったからこのリーゼントをバッサリ切るのだと答えました。
その時のことを思い出した野川は、荒北の姿を見て、少し目つきが優しくなっていると感じたのでした。
弱虫ペダル684.5話【特別編】感想
久々に野川文具店が登場しましたが、相変わらず品揃えがいいですね。
福富の無表情具合と野川の熱さの対比が面白かったです。
次は追い出しレース編が再開しますが、エース対決がどうなるのか楽しみです!
次回の弱虫ペダル685話が掲載される週刊少年チャンピオン25号は5月19日に発売されます。