善人長屋【21話】最新話ネタバレあらすじ感想|22話を考察! | 放課後マンガ

こんにちは。2019年6月5日発売のビッグコミックオリジナルより、善人長屋【第21話】「犀の子守歌その弐」を読みましたのでご紹介します。

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前話では、不治の病を患っていると言う殿の寝所の近くで新九郎に笛を吹くように頼んだ。その足元には殿を慕う犀香が座り込んでいる。

おぬいは祈った。「お殿様、聞こえますか?犀香様の真心が・・・。届きましたか?」新九郎の見事な笛吹きにおぬいも犀香も、皆がうっとりと聞きほれていた。

目次

善人長屋【21話】最新話ネタバレあらすじ

新九郎の見事な笛の音を聞きつけて、裏木戸を開けて屋敷から誰かが出てきた。それは刈田家で中臈を務める藤江であった。

藤江は三浦斎之介を認めて伝えた。

もしかすると、と思ったが、やはりそうであったのか。

今の笛の音はしっかりと殿のお耳に届きましたよと。

藤江はこっそりと裏木戸から屋敷のうちへ皆を招き入れた。部屋に案内してしばし待てと言う。御台所が来るようだ。

元は小姓であった犀香の事を、焼きもちを焼いて非難するのではないかと皆は心配する。御台所は犀之介の姿を見るなり、殿に会わせるからと、殿の寝所に案内した。

犀香だけを寝所に案内し、しばらくは二人だけにさせてあげたいと御台所は言って、皆を別室に案内した。

おかげで、殿の最後の望みをかなえてあげることが出来た。心より礼を言うと。御台所はその場で頭を下げた。

文吉は御台所に質問をした。男同士の色恋なのに、なぜそれほど寛大でいられるのかと。

いや男同士の色恋ではないのだと御台所は説明する。実は殿は生まれたときから男の体をもっているが、中身は女の心を持っているのだ。

世継ぎだけは男として我慢しながら作ったが、実際はそれも苦痛であったようだ。側近は世継ぎが一人だけでは心もとないと、側室を進めてが、その時に殿は泣きながら本当の事を伝えたらしい。

だから、いま殿は女として初めて心から愛した斎之介と会っているのだ。

今宵二人の一時の逢瀬が、心を解き放つ幸せをもたらしてくれたと思うと、御台所は嬉しさの涙を流した。

善人長屋【21話】を読んだ感想

殿と斎之介の二人ともが不治の病に侵されていた。側近の邪魔で離ればなれにされた二人の最後の願いが、もう一度会いたいと言う事であった。

長屋の善人のおかげでその最後の願いを叶わせることが出来た。実は斎之介が男であり、殿が女であったのだ。殿も日頃の、女であることを隠し通した無理を取り払い本当の自分をさらけ出して、斎之介に会うことが出来た。

願いをかなえた二人は、もう思い残すことがなかったのだろう。後を追うようにこの世を去って行った。

善人長屋【22話】を考察

今の日本でさえ、性同一性障害を公にする事は簡単な事ではない。江戸の時代にしかも大名の殿となれば、さらに困難であったことは予想できる。

多分、このような例はたくさんあったのだろうと思う。基本的に小姓はその様な性の対象として見られていたと考えられている。

多少はオープンになり、国や州によっては結婚も認められるようになったが、完全に認められたと言う事ではない。法律で認められただけで、差別する人はいるだろうし、ゼロにはならないと思う。神様は不思議なことをしたものだ。

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