こんにちは。2019年11月20日発売の週刊少年マガジンより、線は、僕を描く【第22話】「つながる」を読みましたのでご紹介します。
前話をご覧になっていない方やもういちど振り返りたい方はこちら
21話では、霜介の大学の学校祭で湖山の揮豪会が開かれる運びとなりました。そのお知らせが伝えられた瞬間、大学は大騒ぎ。たくさんの人が押し寄せてきました。
何とか見る場所を確保した霜介は見えないはずの湖山の笑顔を感じ、ワクワクが止まりません。
目次
線は、僕を描く【22話】最新話ネタバレあらすじ
湖山は一体どんな絵を描くのか、霜介のわくわくは止まりません。湖山が紙に筆をつけます。
まず初めに描かれたのは”葉”。遠すぎて見えないかと思った霜介ですが、絵はしっかりと見えています。
それどころか湖山の肩や腕、見えないはずの表情まで分かる気がします。
それはまるで自分が湖山のすぐ隣にいるような感覚です。
感覚の中で霜介は湖山に話しかけます。嬉しそうだと霜介が言うと、湖山は嬉しいと答えます。
それは霜介の崖蘭、千瑛の椿から成長を感じることが出来たからのようです。
どんどん湖山の絵が描き進められていく中、感覚の中で湖山は霜介にそろそろ何の絵を描いているかわかったろう?と聞いてきます。
湖山が描いていたのは”葡萄”です。
この場にとてもふさわしい絵だと湖山は言います。
湖山の横では千瑛が墨をすり続けていました。
湖山は良い墨をするようになった、と千瑛を褒めます。
いい弟子、たくさんの出会いに恵まれたと感じながら筆を動かす湖山の絵は最終段階。葡萄の蔓伸びて実に繋がっていきます。
点が線で繋がっていくのです。
湖山はとてつもない幸せに包まれていました。
霜介と同じようにひとりぼっちだった湖山にはかつて水墨画を教えてくれた人がいました。
それが嬉しくて、楽しくて、湖山は絵を描き続きました。
そしてそれが実を結び、湖山の水墨画は千瑛へと、弟子へと繋がっていきました。
命は繋がっている。湖山は水墨画を何十年と続けられてきた幸せ、人と人が繋がっていく幸せを感じながら絵を描き上げました。
そんな湖山の絵、姿は水墨画分からない人も魅了し、その目に涙を浮かべさせました。深々と頭を下げる湖山後ろには、完成した葡萄の絵があります。
パチパチとどこからともなく手を叩く音が聞こえ始め、それはやがて会場を包み込む大きな拍手となりました。
そのとき確実に会場の人々は1枚の絵をとおして繋がっていました。
霜介は以前湖山に言われた言葉を思い出しました。水墨画は決して孤独な絵画じゃない。
線は、僕を描く【22話】の感想
湖山の描く様子を見ていると、これで終わりにするのではないか、と思ってしまう部分がありましたがそれは違うのだと思いました。
おそらくそこに湖山の絵が素晴らしく、絵が分からない人にも感動を与える秘密があるのでしょう。
きっと湖山は絵を描く度に幸せを感じています。それが大きな幸せなのか小さな幸せなのかはわかりませんが、霜介の悲しみが絵に現れたように湖山の幸せも絵に現れているのでしょう。湖山のすごさを改めて思い知らされました。
線は、僕を描く【23話】考察予想
次回は揮豪会の続きになるでしょう。湖山先生への質問コーナーはあるのでしょうか?水墨画を分からない人はありきたりな、どうしてこんなに素晴らしい絵が描けるのかという質問をぶつけるのではないでしょうか?
でも逆にその質問に対する湖山の答えが気になります。またここぞとばかりに霜介も湖山に質問をする気がしています。
遠くから見たからこそわかる湖山のすばらしさ、近くでみてわかる素晴らしさから霜介が学んだことを知りたいです。
まとめ
線は、僕を描く【第22話】「つながる」のネタバレと感想&23話の考察予想についてまとめました。