2022年4月21日発売の週刊少年チャンピオン21号掲載の「SHY-シャイ-」のネタバレについてまとめました。
【前回のあらすじ】
シャイがスピリッツにクフフを救ってほしいと頼まれる一方、地下から侵入したミェンロンたちはピルツの転心輪を発見しました。
目次
SHY-シャイ-128話ネタバレ
ピルツは父と共にドリームトレインという汽車の中でランチを食べていました。
しかし浮かない表情のピルツ。
そこへ車掌のスティグマがやってきます。
ピルツは彼がスティグマだと気づき、自分がアマラリルクを倒しにここへ来たことを思い出しました。
スティグマはもうこれ以上は苦しいだけだから、やめておこうと言いますが、ピルツはヒーローに転心しようとします。
ところが、ピルツは転心することができませんでした。
そこで初めて転心輪がないことに気づいたピルツは、スティグマの仕業だと思い、返しなさいと怒ります。
しかしスティグマはヒーローという鎖から自由になりたくて、ピルツが自ら転心輪を捨てたのだと話します。
その時、ピルツは足がぐらつき、尻もちをついてしまいました。
目の前にはいつの間にか千切れた自分の両足が落ちており、ピルツはあまりの痛みに絶叫します。
そんな彼女にスティグマは、余計なことをするから、せっかく取り戻した君の大切なものが離れ始めたのだと言います。
このまま全てを戻すには、ピルツが苦しみも痛みも悲しみも絶望も自分の過去を追体験しなきゃいけないと告げるスティグマ。
そんなの嫌でしょ?とスティグマは問いかけますが、ピルツは涙を流しながら彼を睨みつけ、舐めるなと一蹴します。
しかしその直後、父が当然倒れてしまいました。
またお父様を失うなんて絶対嫌だと泣き崩れるピルツ。
スティグマはピルツが未来へ進むなら、大事な父親も失うことになると話します。
さらに彼は自分ならピルツの夢を叶えることができて、ずっと父親と幸せに暮らせる、苦しい今なら逃げればいいのだとピルツに語りかけます。
そしてスティグマは君が素直になれないなら、もう一度くらい鳥かごの底へ堕ちてみようと言いながら、ピルツを闇の中へと引きずり込みました。
ピルツは幼い頃、父と山登りをしました。
しかしピルツは苦しくなり、途中であきらめて父におんぶしてもらいながら、山を降りることになりました。
苦しいだけで何も面白くないのに、なぜ山登りをするのかとピルツは父に尋ねます。
父は苦しく険しい困難な山ほど、諦めずに登り切った先の景色は、天地がひっくり返るほど美しいのだと話しますが、ピルツは「諦めない教」はバカみたいだからやめた方がいいと、うんざりしたように言いました。
しかし父は、蝶も鳥も花も木も全ての命は馬鹿みたいに最後まで諦めないのだと語ります。
命は決して自分を諦めないので、自分も精いっぱいの命を諦めたくないのだという父。
ピルツもいつか一つの山の頂に立った時、心が震えて「諦めない」という命の歓びをわかるはずだと父は話しました。
しかしピルツはいつの間にか父の背中で眠ってしまっていました。
その後、家に帰宅したピルツは母に山でとってきた花をプレゼントしようとします。
しかし母は突然ピルツをビンタしました。
母は自分の許しを得ずに、父を勝手に連れ出して遊園地に行こうとしたピルツに怒っていました。
お父様はあなたのような愚かな娘に構っているほど暇じゃないのだと冷たく言い放つ母。
さらに母は、兄さんは優秀な子なのにどうしてこんな不出来な子になったのかとピルツを怪訝な表情で見つめながら、しばらく外出禁止だと告げました。
そんな母を悲しい目で見つめるピルツ。
そして母はバラバラになってしまった花を指さしながら、そのゴミは自分で片づけなさいとピルツに命じ、部屋を出ていくのでした。
SHY-シャイ-128話感想
ピルツは幼い頃かなり不憫な思いをしていたようですね。
父と遊園地に行けて、あれだけはしゃいでいた理由に納得しました。
しかしピルツはこれからどうなってしまうのでしょうか?
次回のSHY-シャイ-129話が掲載される週刊少年チャンピオン22・23号は4月28日に発売されます。