こんにちは。2019年5月27日発売のヤングマガジンより、親愛なる僕へ殺意をこめて【第46話】を読みましたのでご紹介します。
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前話では、浦島家に養子縁組で引き取られたエイジは、エイジは自分が書いた復讐の紙を見てしまった乙との接触を狙っていました。
乙の大切にしている人形を盗んだエイジは、その人形を餌にして、深夜、乙1人だけをおびき出すことに成功しました。
親愛なる僕へ殺意をこめて【46話】ネタバレあらすじ
エイジ(B一)は、復讐と書かれた紙を見せ、この言葉を忘れろ、と乙に言います。
その上、忘れなければ次に人形のようになるのはお前だ、と言って乙に彫刻刀を向けます。
さらにエイジは、今起こっていることも忘れないと両親も同じ目に合わせる、だから明日から普通に俺と接するんだと命令します。
「お前が覚えておいていいのは”お口にチャック”それだけだ。」
と、エイジは乙を恐怖心で支配するのでした。
この話を、面会に来てる真明寺に話していたB一。
真明寺は、口封じのために浦島の優しさにつけ込んだことに、罪悪感はなかったのかをB一に問います。
B一は、「まったく」と答え、話を続けます。他人の優しさには裏があり、もし裏がなくても利用価値がある。
復讐のために、利用されるより利用しろと言うのがB一の考えでした。
B一は、浦島夫婦に疑いを掛け、実は犯人という可能性さえ視野に入れて彼らを調べ始めました。
浦島亀一は、保護司としてのボランティアで、不良少年八野衣真、エイジの父と出会いました。
父がヤンチャだったとは聞いていたものの、何をしたかは知らなかったエイジですが、暴走族の抗争中に1人の人を殺してしまったことを知ります。
父が殺人犯だとは、まだ信じていないB一は、その事件の新聞記事をぐしゃぐしゃにしてしまいます。
その時見つけた1冊のアルバムで、B一は浦島一家のアリバイを見つけます。
LL事件で見つかった遺体はどれも遺体の損壊がひどく死亡推定時刻を割り出すのが難しかったものの、そのうちの1つの遺体は正確な死亡推定時刻を割り出すことが出来ました。
その死亡推定時刻、浦島一家は北海道へと旅行に行っていたのです。これで、浦島家が犯人という可能性が消えましたが、エイジは心から信用はしていませんでした。
毎日、エイジの面会にくる亀一。そのたびに謝るエイジに、亀一は真の話を始めました。LL事件が起きた後も亀一はまだ真の無実を信じていました。
しかし、それは自分の間違いを認めたくなかったからだということに亀一は気づきました。その言葉に一瞬エイジは凍り付きます。
14歳で事件をおこした真の闇に気付かず、社会に解き放つ手助けをしてしまったという亀一。
そのせいで、LL事件がおこってしまったのではないか。事件の責任は自分にあるのではないか、と亀一は感じていました。
亀一は、真の事件の闇にとらわれたエイジを救うことで自分を救おうとしていたのです。
亀一は、自分が楽になるために、15年間エイジを利用した、謝るのは自分のほうだ、と泣きながらエイジに謝ります。その間も、エイジの表情は固まったままでした。
親愛なる僕へ殺意をこめて【46話】を読んだ感想
亀一と真の関係は友達のようなものだと思っていたのですが、今のエイジと大して変わらない関係だったのですね。
LL事件の犯人は真ではないと信じていたといった亀一が続けた話は結局は真が犯人だと思っていることを認める結果となってしまいました。
エイジは一体何を思ったのでしょう。エイジと乙の関係も気になります。忘れろと言われても忘れるわけはありません。きっと、乙はずっと根に持っていると思います。子供時代も、B一の人格の方が強いようです。エイジの人格はどれくらいを占めているのでしょう。
親愛なる僕へ殺意をこめて【47話】を考察
亀一の話を聞いたエイジの反応が気になります。今はまだ凍り付いた表情をしています。しかし、利用されるより利用しろと言っているB一にとって、どんな理由にせよ、利用されたという事実は耐え難いことのはずです。
亀一に何かひどい言葉を言うのか、それとも狡猾に、冷静に嘘を吐き続けるのか。まだ過去の話は続くと思います。
B一が前面にでているこの状況で、昔の話以外に何か話が進むことはあるのでしょうか。乙はほんとうに誰にもエイジのことは話していないのか。気になることがいっぱいです。