思春期ルネサンス!ダビデ君【最終回・35話】最新話ネタバレ感想 | 放課後マンガ

こんにちは。2019年5月27日発売の週刊少年ジャンプより、思春期ルネサンス!ダビデ君【第35話】を読みましたのでご紹介します。

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前話では、小便小僧くんからの手紙で奮起したダビデ君。彼との約束通り、ヴィーナスさんへの告白を果たすため、引きこもりから立ち直ります。あてどなくヴィーナスさんを求めて町を駆け回るダビデ君に、その居場所を教えたのはモナリザさんでした。

ダビデ君への思いをうち明けず、そっと心にしまったモナリザさんは、ヴィーナスさんのもとへ走るダビデ君の背中を眩しそうに見送るのでした。そしてついにヴィーナスさんの元へたどり着いたダビデ君は・・・!

思春期ルネサンス!ダビデ君【最終回・35話】最新話ネタバレあらすじ

「ヴィーナスさん。ぼかぁ君のことが・・すっ・・すす・・・」夕暮れの歩道の上。

ヴィーナスと向かいあったダビデは、なけなしの勇気で、告白の言葉を振り絞ろうと必死です。

が、「スシだ!」肝心の所で噛んでしまうダビデ。

(カッツッォォォ!!!)

悔しがるダビデ。

物陰でこの様子を眺めていたモナリザら友人一同も、この土壇場で噛んだダビデに顔色をうしなっています。

「違うんだヴィーナスさん!」しかし今日のダビデは一回の失敗では挫けません。

意を決し、「ヴィーナスさんのふわふわウェーブの髪は超可愛い!!」照れくさそうに、それでもその顔をしっかり見据えてヴィーナスを讃え始めます。

鼻の造形の芸術性。瞳に宿る無限の宇宙。

焼き芋を食べる姿。隠れてチョコを食べる姿。天然なところ。いつも笑顔なところ食欲旺盛なところ。優しいところ。

「とにかく全部最高なんだ!!」路上ということもあって恥ずかしがるヴィーナス。

しかし、決意を固めたダビデは止まりません。

「・・・ねえヴィーナスさん」ダビデは、この広い地球でヴィーナスに出会えた奇跡を、「本当に信じられない。一生分の運を使い切ったかも」そう振り返りつつ、自分の人生がいかにヴィーナスと共にあることで輝いていたか告げます。

そしてついに、「僕はあなたのことが大好きです」彼が最も伝えたかったことを告白・・・・と、彼はまだ言葉を続けます。

「僕と結婚してください!!」

・・・・・・(間違えたぁああああああ!!!!)勢い余って、告白と同時にプロポーズまでしてしまったダビデ。

(ああ絶対フラれたな)自らの失敗にショックを受け砕けていくダビデでしたが、「はいっ!お願いしますダビデ君」照れくさそうに、でも明るい笑顔でダビデに手をさしのべるヴィーナス。

「え?」

「もちろんまずはおつきあいからね!」ヴィーナスがダビデの告白を受け入れた瞬間でした。

と、「おめでとう我が強敵(とも)よ!!」物陰から現れ二人を祝福するゴリアテやナルシス、そして少し寂しげなモナリザ。

そして後もう一人。「え?」振り返ったダビデの前にたっていたのは、小便小僧でした。

「よくやったなダビデ。おめでとう」対して表情も変えず告げる小便小僧。でもその誠心はダビデに十分伝わっています。

「君のお陰だよ」涙を流してその帰還を喜ぶダビデ。

「へっ・・・男が簡単に泣くんじゃねえぜ」しかしダビデに背を向ける小便小僧の目にも光るものが。

「これは目から小便が出てんだよ、ダビデ」

「僕もだ」強く抱擁し合う二人でした。ヴィーナスと結ばれ、多くの友人にも囲まれたダビデ。人生最高のクリスマスパーティが始まります。

思春期ルネサンスダビデ君完

思春期ルネサンス!ダビデ君【最終回・35話】を読んだ感想

残念ながら、そして予想通り最終回でした。基本的にページの大半はダビデの告白シーンに割かれた「告白回」でしたが、正直な感想を言うと、前話のモナリザが「自分はダビデに選ばれない」と諦めるシーンの表情変化の方が、今回の「告白を受けるヴィーナス」の表情より、より技術的で魅力的だったように思えます。

告白する主人公、ダビデの表情の方に注力してしまったからでしょうか? 少し残念(それでも、もちろんいつも通り十分可愛いヴィーナスでしたが)。

思春期ルネサンス!ダビデ君【最終回・35話】全話感想と次回作について

最終回となった「ダビデ君」。結構好きだった作品なので、寂しく思います。

ただし、ファンとして嬉しかったのは、この手の中堅漫画の打ち切りに良くある「唐突エンド」や「俺たちの戦いはまだまだ続くエンド」ではなく、全35話中、最後の5~6話を用いてじっくりと最終回を描いてくれたことです。

長期連載でも短期でうち切りでも、ちゃんとストーリーを締められる作品が意外と少ない中(特にジャンプは)、そういう点では幸福な作品でした。

黒木雄心先生には感謝を。担当編集氏と編集部には敬意を。それぞれ払いたいと思います。さて、そんなわけでどうやら編集部の期待値は低くはないと見える黒川先生。

きっとこれで終わりでなく、すぐに次回作をひっさげ戻ってこられるでしょう。次は、ヴィーナスやモナリザで見せた「可愛い女の子絵」を前面に押し出した作品で戻ってきて欲しいと強く祈念します。

お疲れさまでした黒川先生。次回作、本当に期待しています。

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