2022年3月28日発売の少年ジャンプ17号より、「夜桜さんちの大作戦」123話についてネタバレをまとめました。
【前回のあらすじ】
突然姿を消した凶一郎を捜索するため、動き出した夜桜兄妹。
太陽はもし何かあった時のためにと凶一郎に渡されていたものを、スパイ協会の会長である出雲灰に届けに行きました。
目次
夜桜さんちの大作戦123話ネタバレ
スパイ協会会長の出雲灰と対面し、お茶を出される太陽。
すると出雲は突然太陽に顔を近づけ、じーっと太陽の目を見つめます。
そして太陽の目を通して、凶一郎が彼に手を上げたことを知る出雲。
威嚇するためだけの傷つけない糸ですが、珍しくブレて太陽の肌に届いてしまったようです。
凶一郎は混乱の中、即座に判断したようですが、動揺が糸に出たのだろうと推測する出雲。
悟られないように家族のために無理をしたんだと凶一郎の気持ちを察します。
太陽がどうしてわかるのかと驚きながら尋ねると、出雲はこういうのが得意なのだと答えます。
凶一郎が出雲を見込んでこの業界に入れてくれたようですが、まさか会長までさせられるとは思わなかったようです。
出雲はこんな肩が凝りそうな部屋も肩書も嫌だと拒否したようですが、凶一郎は自分がなるのは嫌だからと押し付けたのだとか。
当主襲撃の前にも凶一郎がお供のせんべいを持って、ここにやってきたらしく、今回太陽にせんべいを持たせたのは、自分に導けということなんだろうと推測する出雲。
そして出雲は、凶一郎は必ず戻ってくる、長い付き合いだから分かると話しました。
そんな彼に、凶一郎とはどういう関係なのかと尋ねる太陽。
すると出雲は中学からの付き合いで自分は親友だと思っていると答え、凶一郎との出会いを語り始めます。
中学時代、出雲は凶一郎と教室で2人きりになった時、彼に突然お礼を言われました。
凶一郎は肌の傷を隠すために偽の皮膚をつけていましたが、それが運悪くほつれており、体育の着替えの時に気づいて慌てて周りに気づかれないように張り替えようとしたようです。
その際、席が近いわけでもないのに出雲がクラスメイトから隠すように、凶一郎の前に立ってくれたのです。
何の話なのかと戸惑う出雲に、凶一郎は唐突に4年前の事故の話を始めます。
4年前、花平1丁目交差点にてスリップ事故で夫婦と長女が死亡し、10歳の長男は生き残るも脳に深い傷を負いました。
その傷は脳の感覚野を異常発達させ、怒涛の情報が彼の知覚を襲いました。
そのため麻酔と安定剤を常用しており、耳栓と度の合わないコンタクトが彼を過剰な情報から守っているのだと語る凶一郎。
それは出雲の話でした。
そして凶一郎は、症状を抑える方法や活かす方法を教えるため、自分の世界に来ないかと出雲を勧誘しました。
出雲は混乱したものの、初めて自分を見てくれる人が現れて嬉しかったと語ります。
しかし仮に出雲に適性があったとしても、わざわざ素人をこの業界に招き、家の秘密を明かすメリットが凶一郎には皆無です。
そのため出雲は、凶一郎の行動を不思議に思っていましたが、もしかしたら「自分側」の人間を見つけられて嬉しかったのかもしれないと彼の気持ちを推測します。
さらに出雲は凶一郎の本心は未だに分からないものの、凶一郎を救えるのは太陽だけだと断言しました。
それを聞いて驚く太陽。
出雲は太陽のスパイ試験を見ていたようで、「万花繚乱」が凶一郎を救うと言います。
万花繚乱を携えて凶一郎と対峙すれば、道が開けるという出雲。
そして出雲は太陽に親しみを感じていたらしく、今日会えてよかったと微笑みました。
その時、太陽の携帯に二刃から電話がかかってきました。
二刃は太陽に、四怨が今送る座標に急行しろと告げます。
なんと太陽以外の兄妹たちが凶一郎を包囲していました。
夜桜さんちの大作戦123話感想
凶一郎を救えるのは太陽だけという出雲の言葉には、どんな意味が込められているのでしょうか。
そして兄妹たちが凶一郎を包囲しましたが、どんな展開になるのか楽しみです!
次回の夜桜さんちの大作戦124話が掲載される週刊少年ジャンプ18号は4月4日に発売されます。