2021年12月24日発売のモーニングより、「アンメット-ある脳外科医の日記-」45話についてネタバレをまとめました。
目次
前回のあらすじ
川内先生は見事に手術を成功させた。
時間を見ると三瓶先生の時よりも短い時間で手術を終えることができたようだ。
三瓶先生はこの手術の光景をいつまでも覚えておくと良いと言っていました。
川内先生は改めてこれが主張する人が見ている景色なのかと再確認しました。
しかし三瓶先生には気がかりなことがありました。
以前の川内先生と今の川内先生では手術の技術が比べ物にならないからです。
以前の川内先生には今の自分でもかなわないかもしれないと三瓶先生は考えているようです。
川内先生は家に帰ると今日の景色を忘れないようにスケッチブックで手術室の模様を描いていました。
今日という日のことを忘れないように。
アンメット-ある脳外科医の日記-45話ネタバレ!
病院の中に慌ただしく突然倒れてしまった男性が運び込まれてきます。
39歳の男性は仕事中に全身痙攣を起こしてしまったらしい。
三瓶先生が男の状態を見て投与する薬を選んでいます。
三瓶先生はこの男に見覚えがあったので、すぐに山本さんだとわかりました。
そして薬を投与して4時間経った後男は無事に目を覚ましました。
山本さんはすぐに三瓶先生のことにも気が付きました。
三瓶先生は別になぜ今回こういうことになったのかを山本さんに説明しました。
半年前の脳出血が原因で今回てんかんを起こしてしまったのだと。
川内さんは慌てて半年前のカルテを探し出しました。
山本さんは半年前にもものすごく仕事が忙しくてこういうことになってしまったことがあったのでした。
三瓶先生はここで脳卒中のことを説明します。
脳卒中になった人の10%が2年以内にてんかんを起こしてしまうことがあるのだと。
この後は脳波の検査をしたりして対応を考えていくと三瓶先生が説明しました。
山本さんは今は資材の管理の仕事をしているそうです。
山本さんには赤ちゃんが生まれていて父親になっていたのでした。
山本さんは川内先生の方にも見覚えがありました。
前に会った時よりも先生らしくなっていると。
川内先生は自分は記憶障害をかかえているがそれでも以前よりはできることは増えてきたのだと。
山本さんと川内先生はお互いに頑張りましょうと笑顔で握手するのでした。
病室を出た後先生たちは山本さんのこれからのことを話し合っています。
実は一回てんかんを起こしてしまうと次にまた起こしてしまう確率は70%にも上ってしまうのです。
さらにこういう時に予防するためのお薬を出すことにも医者によって判断が分かれるところだったのでした。
川内先生は実は大迫教授に安全のために薬を予防投与されていたのでした。
川内先生もそれは本当に必要なことなのか疑問を持っていました。
三瓶先生はここでその考え方が一概に正しくないと自分の考えを述べました。
こうやって三瓶先生は大迫教授のことになるとすぐにムキになってしまうのでした。
三瓶先生はあまりにも気になったので先生と1度話をする必要があると次の日病院に向かいます。
三瓶先生が次の日アポなしで病院を訪れると、院長先生はちょうど出かけているところでした。
待合室で待っていると顔見知りの年寄りの先生から呼び出されます。
三瓶先生は自分は川内先生の婚約者であると言うことを告げました。
診察室をよく見回してみると、安藤先生の認定証が目に入ってきました。
安藤先生はてんかんの専門として知られていたのです。
2人がそんなことを話していると安藤先生が病室に入ってきました。
今話しているこの年寄りの医者は、大迫先生のお父さんだったのでした。
三瓶先生は予防投薬は必ずしも良い結果であると証明されたわけではないと自分の考えを真っ向から主張しました。
安藤先生は自分のポリシーなんだと簡単な返事をするばかりでした。
実は安藤先生は以前予防投与をしなかった患者がなくなってしまったと言う経験があってそうしているのでした。
安藤先生は発作を起こしていない人に予防と薬をすると言うのは賛同しかねると自分の主張を変えるつもりはないようです。
安藤先生もこれ以上話しても無駄だと話を切り上げてしまいました。
安藤先生は統計やガイドラインの情報が全てではないと言い残しました。
アンメット-ある脳外科医の日記-45話の感想
山本さんの職場に復帰する気満々のようですけど、さすがに次に倒れる確率が70%もある人を会社も使いにくいんじゃないかと思いますね。
家族ができたばかりって言うのと、これから頑張っていきたいって川内先生と握手する伏線もあったのでその辺は次回以降の伏線回収につながってくるのかもしれないですけど。
この話の展開なら山本さんにはおそらく事前予防の薬は投与されないと思いますが、果たしてそれが吉と出るか凶と出るか。