こんにちは。2019年5月2日発売のビッグコミックオリジナルより、「しっぽの声」第45話「大いなる遺産」を読みましたのでご紹介します。
44話では、士狼はクロウサギとノネコのそれぞれを生き残れ競る妙案を思いついたと言う。クロウサギの生息地域からノネコを追い出して隔離すると言う。80頭くらいのようだが、そんなにうまく行くものか。
士狼は自信たっぷりに提案した案の成功を信じ、しかもその後に捕獲したネコすべての飼い主を見つけるいい考えがあると説明した。
漫画を無料で1冊読むならU-NEXTがおすすめです。
↓↓↓
目次
しっぽの声【45話】最新話ネタバレあらすじ
士狼は絶滅危惧種のクロウサギを緊急に保護し、人間が利用してきた猫が生き延びるための責任も果たすと言う。
当面の危機を回避する方法は3つだ。
その1は飼い猫条例の厳守をする事。野良根もが少なくなれば当然ノネコも少なくなるはずで、蛇口を閉める方法だ。
その2はノネコを隔離しなければならないが、それには人手の確保が必要で、そのためにはデモ隊の人員を利用する。
自腹を切ってこの島まで来るほど、熱意がありフットワークも軽いはずで、これを活用しない手はない。
どの様に説得するかは獅子神に任せる。獅子神はフロリダ大でネゴシエーションコンペで優勝したほど、説得力がある。
容姿もネクタイをしてすっきりしており、うってつけの人材だ。早速、獅子神はデモ隊に向けて話し出した。この島に来て知った事。
絶滅危惧種を保護しなければならない事。人間が猫を利用してノネコを増やした結果、さまざまな弊害が出ている事。
熱心に心を込めて一生懸命話した結果、デモ隊の中にも賛同してくれる人が出てきた。
デモ隊に参加していた人も、動物を助けに来たはずなのに、人間同士の争いばかりで、皆焦りを感じていて何らかの解決策を待ち望んでいたのだ。
そして、隔離したノネコの引き取り手だが、友人のクルトの映画を撮影した。見栄えの良い外国人が涙を流して訴える様子は、多くの人を感動させた。
撮影していた士狼を感動させたほどである。これで問題はすべて解決した。副次効果として、撮影した映像の美しさ、自然の美しさを見て観光客も増えたほどである。
しっぽの声【45話】を読んだ感想
犬好き猫好きはもちろん動物を愛する全ての方に是非読んでもらいたいです。#しっぽの声 pic.twitter.com/T89E5iVpTj
— 月野帯人 (@tsukino_taito) August 15, 2018
士狼の考えた妙案で固有種のアマミノクロウサギが保護されるようになった。ハブ対策として人間に利用され、数が増えすぎて今や害獣となってしまったノネコも生き残る道を探しだすことが出来た。
この結果を生めたのは、士郎と獅子神、クルトが中心であるが、ボランティアの人々や地元の協力などすべてが一体となって行動したからである。
デモ隊にせよ、もともとは動物を保護したいという目的で来た人々で、決して悪い人ではないはずだ。知恵を出し、協力し信じあえばほとんどの事は解決するはずである。
しっぽの声【46話】を考察
小学館のビッグコミックさんに『しっぽの声』の2巻をいただきました✨
今回はスコティッシュのお話も載っていたりして…
動物好きの人には苦しくなるような描写もありましたが💦
知る事で嫌な世界が良い方向へ変わる事もあると思いますので、ぜひ読んでいただけたらと思います📖#しっぽの声 pic.twitter.com/rognQQjIAX
— 保護猫&金魚カフェ マンチカン (@Munchi_Cat) June 3, 2018
士郎と獅子神は黒兎島までやってきて、大きな問題を解決した。そして、得ることも非常に多くあった。クロウサギやノネコの命を救ったことは勿論であるが、意見の違う人々とも、話し合えば協力できると言う事だ。
ペットの命を粗末にする人もいるが、ペットを飼う動機自体は決して悪い考えから始めた行為ではないと思う。
飽きたからと今まで可愛がっていたペットを放逐するような人もいるようだが、命を預かっていることを考えなければならない。士狼と獅子神にはまだまだ日常でも解決しなければならない問題が多くある。