2022年4月12日発売のイブニング9号掲載の「金田一少年の事件簿30th」のネタバレについてまとめました。
【前回のあらすじ】
6年前の弁護士失踪事件の謎を解くため、八咫烏村を訪れた金田一たち。
しかしそこで五重密室状態の八咫烏神社の社から、村人の江鳩つむぎの生首が発見されました。
さらに突然の崖崩れで警察の到着が遅れる中、2人目の犠牲者となる鵜ノ木の生首も見つかるのでした。
目次
金田一少年の事件簿30th 7話ネタバレ
ガラスごみが置いてあった小屋の地下倉庫で、鵜ノ木の生首が見つかりました。
金田一から事情を聞いた剣持が、今の状況を整理します。
金田一たちがゴミ収集の手伝いに来たのは、夕方の6時過ぎでした。
その時にはこの辺りはすでに暗くなっており、10分後に爆発音を聞いて全員で車で引き上げたのです。
そしてまた取って返してここに戻ってきたら、山積みだったガラスごみがなくなっており、その下にあった地下室の扉から、血の跡を辿って中に入ると鵜ノ木の生首がありました。
さらに八咫烏荘従業員の鷲見が、裏口から外に放り出してあったガラスごみの山を発見しました。
金田一たちが八咫烏荘に戻ってきたとき、今生きて村にいる者は確かに全員あの場にいました。
八咫烏荘から往復15分程度はかかる小屋にやってきて、重量のあるガラスごみを小屋の中から裏手に運び出し、地下の扉を開けて首を祭壇のようにしつらえるのは到底無理があるという剣持。
すると金田一は、犯人はなぜゴミを小屋の外に運び出したのかと疑問を口にしました。
死体を地下室に運ぶのに邪魔だからゴミを片付けたとしても、部屋の隅にどけておけばいいだけで、重いものをわざわざ外に運び出す必要はありません。
そもそも妙なのはあの爆発音だという金田一。
彼らが小屋に最初に来てガラスごみを運び出し始めた矢先に、見計らったように八咫烏荘の方から爆発音が聞こえて、ヤバいことが起こったんじゃないかと慌てて車に乗ってみんなで宿に戻りましたが、結局あの場の全員何も起こっていなかったのです。
それなら爆発音は何のためにあったのか・・・?
恐らく小屋に来ていた自分たちを追い払うためだと金田一は推理します。
爆発はタイマーかリモコンのような物で起こされ、自分たちが居なくなっている間に、犯人は急いでガラスの袋を裏口から外に運び出し、死体の首を地下室に運び込んだとしか考えられないという金田一。
そうだとしたら犯人は30分~20分くらいで作業を終えなければならなかったはずですが、やけに丁寧な仕事ぶりです。
昨日の事件にしても、わざわざ五重密室の奥の祭壇に首を飾るなど単なる猟奇殺人では済まない気がするという金田一。
そのため金田一は、犯人はこの村にいる誰にも犯行が不可能な状況で、あえて連続殺人を実行して不可能犯罪をやってのけようとしていると推理します。
それは裏を返せば、今この村にいる誰かが真犯人”八咫烏”であることを示しているのです。
だとすれば、8年前の弁護士失踪事件に、この事件のきっかけが何かある、事件はこれだけで終わらない気がしてならないと金田一は話しました。
そんな中、金田一は裏口辺りの床にガラスの破片が大量に落ちていることに気づきます。
ガラスの破片はまだピカピカで埃も土もついておらず、割と最近割られたもののようです。
金田一はそれが事件と何らかの関連があると考えました。
その後、八咫烏荘に戻った一同は、夕食を食べ始めます。
女将のイネはこの村を沈めようとする者への八咫烏様の怒りが、2人の生贄を生んだのだと言いますが、巫女の鷺坂は何であの2人が生贄に選ばれたのかと疑問を呈しました。
そんな彼女の言葉に元村会議員の黒羽は、ピクっと反応します。
すると鳥守は、もし八咫烏様の怒りで人が殺されたのだとすれば、矛先があの2人に向いたのも納得できると言いました。
実は江鳩と鵜ノ木はダム建設に反対する村の者を黙らせようと裏で色々画策していたのだとか。
そういう者は他にもいたような気がしたと言う鳥守。
それを聞いた黒羽は無言でガタガタと震えていました。
黒羽は次に殺されるのは自分だと悟ったのです。
そこで黒羽は急いで荷物をまとめて、夜中にこっそり八咫烏村を出ようと車に向かいます。
しかし犯人は逃げようとする黒羽に声をかけ、突然彼の額に矢を打ち込みました。
さらに犯人は死んだ黒羽の首を切断して体から血を抜き、バケツに注いだ血が固まらないようにクエン酸を散らしました。
そして犯人は笑いながら、明日また不可能犯罪が起こるとつぶやくのでした。
金田一少年の事件簿30th 7話感想
明らかに黒羽の様子がおかしくなっていましたが、殺されてしまいましたね。
金田一は不可能犯罪の謎を解くことができるのでしょうか?
次回の金田一少年の事件簿30th 8話が掲載されるイブニング2022年10号は4月26日に発売されます。