アイターン【17話】最新話ネタバレあらすじ感想|18話を考察! | 放課後マンガ

こんにちは。2019年6月27日発売の週刊モーニング2019年30号より、アイターン【第17話】を読みましたのでご紹介します。

16話では、宣告社Q支店支店長・狛江は、組長・岩切の命により闇金・鬼熊の休みの相方に代わり債権回収をすることになります。

ところが、債務者・細田美佐江とあずみ母娘の姿が、妻と娘・遥と重なり同情してしまい、回収するはずの40万円の肩代わりを申し出ます。思わぬ事態に吃驚するも拒む鬼熊に、岩切の舎弟であると宣告します。

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目次

アイターン【17話】最新話ネタバレあらすじ

宣告社Q支店支店長・狛江は、組長・岩切の舎弟の立場を利用し闇金・鬼熊を威圧、主婦・細田美佐江から回収するはずの40万円を肩代わりします。

岩切からの借金600万円と合わせ640万円、会社員に簡単に返せる額ではありません。雨の中、決意を新たにする狛江は、事務所当番のため岩切組に赴きます。

事務所に入ると、いつものように伊丹が睨みつけます。伊丹は他所の組で若頭をしていたことのある人物でしたが、賄いを作る以外何もしません。

突然電話が鳴り、狛江は一瞬ひるみます。事務所住み込みの若い組員・桜井が、牛窪に取らせます。

狛江は、電話で頭を下げる牛窪の様子に、企業の電話対応より大変だと感じます。すると、桜井が岩切組の立場を説明し始めます。

岩切組は、企業に例えると孫請けにあたる中小企業で、上には一次団体・北州会、二次団体・侠和連合が居ました。

上部組織が関与したがらない危険な雑務を無理強いされ、その上、会費(上納金)を納めます。会費以外に義理掛けと呼ぶ莫大な出費があります。

義理掛けは、盃事(襲名披露、縁組、手打ちなど)や、放免祝い、事務所開き、そして法要のことで、お金のかかることだらけでした。

一次団体が直轄する二次団体を『直参』と呼び、その組長や幹部は大きな権限がありました。

去年、岩切組は若頭と若い組員2人が懲役になり、経済的に苦境に陥ります。同じ北州会参加の竜神会が目障りな岩切組を潰しに、警察を利用したと噂されていました。

竜神会はサラ金と闇金を経営し、その潤沢な資金で刑事を買収していました。しかし、証拠はなく、岩切組は泣き寝入りするしかありませんでした。

桜井の説明に組織を生かすも殺すも、上の者次第と狛江は考えます。営業部部長・高峰から新規受注の催促があり、狛江は柳とともにメガバンク・青葉銀行Q支店を訪ねます。

高峰の義父である副社長が、Q支店支店長・瀬戸川を若い頃に面倒を見たとのことでしたが、案の定コネはありませんでした。

瀬戸川は遊びに興味はなく、趣味は資産運用と、かなりの堅物でした。提案の機会すら貰えず直ぐに帰され、その後3回足を運ぶも門前払いにあい2週間が過ぎます。

事務所当番で岩切組を訪れた狛江は、珍しく若頭補佐・西尾に会います。岩切も居ると察し、面倒なことをやらされないよう近づかないことにします。

つけ入る隙のない堅物の瀬戸川を落とさなければならず、本来、事務所当番をやっている場合ではありませんでした。

岩切に頼もうかと考えましたが、メリットもなく動くはずがありません。

しかし、このままでは解雇され、丸越百貨店のキックバックもなくなり借金が返せなくなります。

そうなると狛江だけの問題ではなくなり、力を貸してもらえると考え岩切の部屋を訪ねます。

ところが、「今度こそベーリング海やの」と冷たくあしらわれます。追い詰められた狛江は、「三流企業は馬鹿にされて相手にされなくて」と悔しさを滲ませ愚痴をこぼします。

これまで他人事のような態度だった岩切でしたが、一転、目つきが変わります。舎弟を馬鹿にされたことが、逆鱗に振れました。

アイターン【17話】を読んだ感想

狛江は細田母娘に同情し、借金の肩代わりをしてどうするつもりなのでしょうか。最後まで責任持って母娘の面倒を見る気がないなら、その場しのぎで意味はありません。

その上、組長・岩切の名前まで出したとなると、もう後には引けなくなります。今、反社会的勢力からギャラを貰った有名芸人の闇営業がワイドショーを賑わしています。

狛江も闇営業とは違いますが、丸越百貨店の仕事を一般の会社員ではあり得ない方法で受注しました。その成功体験からか、今度は青葉銀行の仕事を岩切の力を借りて受注しようとしています。

人は気をつけていないと楽な選択をしがちです。もう手遅れかもしれませんが、このままで良いのか狛江と思ってしまいます。

アイターン【18話】を考察

八方塞がりになったメガバンク・青葉銀行の新規受注に、狛江は組長・岩切を担ぎ出します。

岩切は、舎弟を馬鹿にする行為を、自身の顔に泥を塗るということで動き出します。これは、仕事としての意味合いではなく、岩切の義侠心から来た行動です。

狛江は借金返済とビジネスをリンクし始め、安易に岩切は利用しようとしています。偶然とはいえ岩切の義侠心をくすぐってしまったのは、非常に不味い状況です。

堅物でこれといった弱点がなさそうな青葉銀行Q支店支店長・瀬戸川に、岩切が一体何をしかけるのか。瀬戸川の無事を祈るばかりです。

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