こんにちは。2019年6月5日発売のビッグコミックオリジナルより、刑事ゆがみ【第75話】「スフィンクスの問い④」を読みましたのでご紹介します。
第74話をまだご覧になっていない方はこちらからお願いします→刑事ゆがみ【第74話】へ
前回のストーリーでは、17年前の猟奇殺人から現在の連続殺人まで、ゆがみはすべて繋がっており、しかもロイコの仕業だと言う。17年の間にロイコは人殺しを続けて行けるシステムを作っていたのだ。
ロイコは人を殺さずにはいられず、人を殺しても良心は痛まない。だからこの連続殺人の犯人として言うのだ。「なぜ人を殺してはいけないのか?」ロイコは自由に人を殺し、しかも捕まっていないから言えるのだ。
目次
刑事ゆがみ【漫画原作75話】最新話ネタバレあらすじ
ゆがみはロイコは自殺した小説家の横島不二実の子で、今も人に知られずに殺人を続けていると言う。
そして宗教教団のコスモスの奥深くに潜んでいて、宿主を操っているのだ。
そしてロイコはゆがみが捜査にかかわっていることを承知しており、様々な方法でゆがみを挑発してくる。
捜査の現場でわざわざ管野係長に自分の姿を見せたり、ゆがみにコスモス教団の近くで姿を見せたりしたのもすべてロイコの挑発だ。
今度、狸穴が殺されたのもゆがみを挑発するためで、ゆがみに気づかせるために狸穴のバッグをひったくらせ、まるでゲームみたいに楽しんでいる。
この一か月の間に起こった3件の殺人事件もすべてゆがみを挑発するためにロイコが行ったものだ。
手口がみんな違うのに、なぜ一人の犯行かというと、それはいずれも不自然なくらい手掛かりがないことだ。
それが3件の事件の共通性で、周到に準備されたゲーム的な完全犯罪なのだ。そのことをみんなに理解させるのは非常に困難で、だからゆがみは一人で動いているのだ。
管野係長は皆に理解させるためにも取り敢えず狸穴殺人事件に的を絞って突破口とし、その犯人を逮捕することに全力を注げと説得する。
翌日浮世警察署に刃やはりゆがみは来ていない。また、勝手に自分一人で捜査をしている。ゆがみはスフィンクスの噂の発信源を探し当て、さかのぼって見つけた場所で被害にあった女性と待ち合わせた。
そこには確かにスフィンクスの被害にあった女性がいた。この女性がロイコにつながる唯一の手掛かりだ。
刑事ゆがみ【漫画原作75話】を読んだ感想
はみ出し者のゆがみは、今日も単独で勝手に捜査している。管野係長はゆがみの単独行動に悩まされながらも、ゆがみの刑事の勘を信じ、何とか首になるのを防いでいる。
ゆがみと話してもロイコの話ばかりで、普通に聞けば信じられないような話である。しかし、ゆがみの話は直接聞くと説得力があり、ついつい信じてしまうのだ。
今回の狸穴の殺人事件もゆがみに言わせればロイコの犯した犯罪だと言うが、それほど連続で犯行をする殺人犯がいるのだろうか。ゆがみの妄想でしかないのか?
刑事ゆがみ【漫画原作76話】を考察
一方でゆがみはロイコにつながる可能性のある女性を突き止め待ち合わせることが出来た。耳元でスフィンクスの特徴である「なぜ人を殺してはいけないのか?」の言葉をささやかれ、答えなければ殺すと言う残忍な手口だ。
しかし、この女性はそのスフィンクスに襲われながらどうして助かったのだろう。完全な答えを出したのか?
それともこれもロイコの挑発もしくは罠で、ゆがみを混乱させようとしているのか。いずれにせよ今の手掛かりはこれしかない。
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