2020年8月29日発売の漫画グリム童話に掲載されている「声なきものの唄~
瀬戸内の女郎小屋」についてネタバレをまとめました。
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【前回のあらすじ】
千鳥(チヌ)の姉サヨリは四国に売られたらしいということがわかります。
公三郎は千鳥へのせめてもの償いとして、姉の行方を久米に探させていたのです。
千鳥は「なぜ女は身を売らなければならないのか」という疑問を恵にぶつけます。
「女郎は芸を学んでも、本や新聞を読ませない。余計な知恵をつけさせないため」
女がなぜ身を売るしかないのか、少しずつ理解し始めている千鳥でした。
声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋54話ネタバレ!
若水公三郎がセツ(早みどり)を選んだ理由を後藤田から聞いてしまいました。
「あんたは若様のかつての恋人の身代わりなんや」
その言葉を否定できぬまま、セツは公三郎と料亭で食事を楽しみます。
フグ料理のフルコースを食べたのは初めてなセツは、喜んで食べ、お酒を飲みます。
しかし心の中では、後藤田の言葉が響いていました。
「今日はいくらでも読めますわぁ、お酒おいし」
文字を知らぬセツは、今の自分の思いを言葉にすることもできませんでした。
それは絶望という闇でした。
翌朝セツは、ひどい二日酔いで目が覚めます。
世話役のツネから、昨夜は酔いつぶれて若様におぶって運んでもらったと知ります。
その醜態に見世の者たちも失笑するほどでした。
布団の中で二日酔いに苦しみながら、後藤田の言葉を思い出し、涙します。
「寿子さんにそっくりなこの顔があったから、若様に恋人としてみられとったんや」
一方、千鳥は白井という客の相手をしていました。
床の時間を終えると、千鳥は白井に子ども用の土産を手渡します。
兵隊の貯金箱と友禅のはぎれで作った巾着でした。
自分によくしてくれている白井へ、せめてものお礼とお返しの品でした。
自分への深い気遣いに感動した白井は、「わしと結婚してや!」と叫びます。
白井は妻が亡くなっており、10歳と8歳の子供がいます。
裕福な商人のため、周囲から再婚を勧められますが、その気になりません。
「わしはなぁ、楽しく笑って生きていきたいんや」
不満や不平はあっても、笑って機嫌良く過ごしてる人間がいいと言います。
「千鳥は笑って機嫌良く生きとる人間や」
女郎でも鬱々とせず、人や客の幸せを我が事のように考えられるところでした。
千鳥自身には自覚のないことですが、千鳥の明るさに惚れているのでした。
「ありがとうごぜぇます、白井様……」
女郎相手とは思えないほめ言葉に、涙をこぼす千鳥です。
しかし千鳥には女郎を止められない理由がありました。
共に売られた姉の消息を探しているため、女郎を止められないのです。
それを聞いた白井は、おまえの旦那なら希望してええな、と笑って答えるのでした。
千鳥の涙は止まりません。
その話を控えの間で聞いていた美緒は、勉強になったと呟いています。
「白井様は正直見た目悪いし、偏屈そうや。でも度量の大きい本物の男やった……」
美緒は男の本性は見た目ではないことを、秘かに学ぶのでした。
調査や引きこみのため、遊郭を見て回っていた恵が男たちに追われていました。
女郎を監視する用心棒たちで、屈強な男たちに追いつめられてしまいます。
「あほな女でも体にたたきこんだら、見世の怖さがわかるやろ」
さすがの恵も怯えています。
「あては東陽楼の千鳥や。かたぎの娘に手を出すんやない」
千鳥が人気の女郎であることは、矢津遊郭のものなら知っています。
手を出せば大変なことになることを知っているため、男たちは去っていきました。
恵が千鳥に礼を言うと、千鳥はその場にしゃがみ込んでしまいました。
巴姐さんのタンカを見よう見まねでやってみたものの、本当は怖くて震えていたのです。
「遊郭を調査していると、たまにあるんです。だから短刀を持ち歩いてますが」
しかし今日のように抑えられてしまえば、なす術がありません。
「それで何かあったら、自害するつもりやとか?」
「男に力で屈服させられたぐらいで、自害なんてしませんよ」
恵は自分がなぜ、自由廃業を推しているのか話してくれました。
恵と父は神戸に住んでいたことがあり、近所の美世と姉妹同然になりました。
しかし美世の両親が病になり、母がまず死んでしまいます。
働けなくなった父と家族を支えるため、身売りされていきました。
再会を約束した数か月後、美世は遺体となって帰ってきました。
美世は外国人相手の見世に入れられ、大柄な男たちの相手を次々させられます。
局所の出血が止まらず、幼さが残る美世に耐えられる環境ではありません。
美世は身投げして、恵は火葬場のお金を出してあげることしかできませんでした。
父親も後を追うように亡くなり、恵は見送りました。
「遊郭は女にとって地獄でしかない。だから私は廓を潰してやりたいんです」
恵は遊郭で哀れに死んでいく女性をなくしたくて、日々活動しているのでした。
しかし千鳥は知っています、遊郭は孤独な男にとっては癒しなのだと。
そこへ早みどり(セツ)が涙を流して近づいてきました。
様子がおかしい早みどりは、千鳥の姿を見た途端、別のほうへ走っていってしまいます。
公三郎のことはだいぶ気持ちが落ち着いたとはいえ、まだ癒えてはいません。
早みどりの様子を気にしながらも、それ以上かかわらないようにするしかありません。
早みどりは後藤田の話を聞いてから、ずっと寝込んでいました。
ツネはおめでたなのでは?といいますが、そうではないと気付いていました。
セツが眠っていると、体をまさぐるものがいました。
それは元夫の利一でした。
見舞いに来たという利一は、セツの色香を感じ、すっかりその気になっています。
「うちを抱きてぇなら、金払ってや。それはぜんぶ、あんたのせいやで」
逆上した利一は、セツを無理やり暴行してしまいます。
妻として利一の相手をしてきたセツの体は、そんな状況でも反応していました。
「告げ口しても無駄やで。おまえが誘った言うからな」
金目のものをかすめ取り利一は姿を消しました。
何もかもが嫌になったセツは、着の身着のままで誰かに救いを求めます。
ちょうどそこで会ったのが、千鳥に窮地を救われた恵でした。
恵に救いを求めようとしますが、横にいるのが千鳥だと知り、逃げていきました。
(ああ、うちは誰にも許してもらえねぇ……若旦那様にも……)
セツの目の前には、海が広がっていました。
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声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋54話感想!
若旦那に捨てられた千鳥が哀れでしたが、周囲の人に恵まれていました。
セツはこの上ないほど贅沢をさせてもらいますが、周囲に誰もいません。
セツはどうなってしまうのでしょうか?
次回の声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋55話が掲載される漫画グリム童話12月号は
10月25日に発売されます。