2022年5月16日発売の週刊少年ジャンプ24号掲載の「逃げ上手の若君」のネタバレについてまとめました。
【前回のあらすじ】
頼重軍がついに進軍を開始しました。
時行は初めて鎧を着て完全武装しましたが、あまりの重さで体を動かせないという問題に直面するのでした。
目次
逃げ上手の若君62話ネタバレ
頼重軍は一日目の進軍を終え、宿泊地に到着しました。
しかし時行は一日鎧を着ただけで疲労でゲッソリしてしまい、もう鎧を着たくないと話しています。
武士のフル装備の重量は30キロを超え、子供用でもジャンプすら難しくなるようです。
そしてもう一つ、時行直属兵の鎌倉党の面々が全くやる気がないという問題も発生しました。
彼らは頼重の命なので従っているものの、大事な弔いの戦なのに子供の指揮下で全く気が乗らないようで、全員が鼻をほじる始末です。
そのため盛高は頼重に、時行の正体を明かした方がいいのではないかと耳打ちします。
頼重は時行の鎧への順応も鎌倉党との連携も本来は最後のひと月で済ます予定でしたが、足利が打った天狗の一手が効いており、天狗の監視を警戒するあまり、多くの準備が後手に回ったのです。
しかし鎧を脱ぐと当然危険で大将の威厳もなくなります。
すると時行は勝つことで鎌倉党に認めてほしいので、鎧を脱がせてほしいと頼重に要求します。
吹雪も今回の作戦も新技も、身軽でなくてはできないものだと言い、頼重は困ってしまいました。
その時、雫がこんなこともあろうかと京に行く前に鎧師に試作をお願いしていた時行専用の逃げ特化の鎧を持ってきました。
鎧を構成する大量の札板が重さの元なので、布の裏に直接札板を縫い付ける布帛包の技法を使い、最低限守る箇所だけに札板を配置し、服と鎧を一体化。
さらに形を極限まで細身にし、軽量化と動きやすさと当たりにくさを追及した鎧のようです。
この時代以降、武士の鎧はスリム化と軽量化が進んで動きやすさが重視されるようになり、武士たちは各々新時代の鎧を創っていきました。
その鎧を身にまとった時行は、これなら動けると喜びます。
そして時行は鎌倉党の党首である三浦に、あなたたちの大将は自分だ、危険な作戦をやるがついてきてもらうと告げました。
三浦は着替えた途端に覇気が出た時行を見て、少し驚きました。
そして宿願の大戦は保科軍が国司を襲撃するところから幕を開けました。
しかし小笠原貞宗はこの襲撃を察知しており、市河助房と南北から国司の救援に向かいます。
そのため頼重軍は貞宗の後を追う形で軍を進めました。
一方、瘴奸は保科党単独で勝ち目のない戦はしないので、諏訪本軍が必ず出てきて保科を囮に貞宗の背後を突くつもりだと予測していました。
そのため、瘴奸は自分の策で頼重軍を潰すことを企みます。
その策とは頼重軍が貞宗軍を襲う瞬間、瘴奸の軍が背後の山中から襲い掛かるというもの。
名付けてセミを狙うカマキリを雀が喰らう「黄雀在后の計」です。
そして瘴奸は郎党と共に山の中を歩く中、突然ピタッと足を止め、前方を指さしながら、この先は急ぎ足で通過するようにと指示します。
右上は開けた崖で左下は深い川となっているため、崖の上に弓兵がいれば格好の的になると警戒しているようです。
しかしすぐに抜けられるその地形で弓矢で敵を壊滅させるには、三百騎は必要になります。
偵察が見た頼重軍の兵数では山中に三百騎も隠す余裕はないと判断した瘴奸は、万一襲撃があっても慌てず粛々と通り抜けろと郎党たちに指示しました。
その頃、時行率いる鎌倉党は崖の上から瘴奸の軍を見下ろしていました。
三浦はこんな自殺行為本気でやる気かと不安そうに問いかけますが、時行はやる気満々な様子。
しかも時行は崖の下を眺め、高いな怖いなとつぶやきながらもなぜか興奮しており、三浦は戸惑っています。
以前時行は頼継との鬼ごっこで崖の上に立つ御柱を目印にしました。
雫からその柱を何に使うか聞いた時行は、信濃にそんな祭があったなんてとワクワクしました。
そして時行は出撃だと合図します。
すると瘴奸軍の耳にゴゴゴと何かの音が聞こえてきました。
彼らは辺りを見回し、頭上から何かが来ていることに気づきました。
火のついた木の柱に乗った時行たちが、崖の上から下りて来ていたのです。
それは逃若兵法「火焔御柱の計」でした。
そして瘴奸の前に着地した時行は、今日の自分は大将としてお前を倒しに来たと告げます。
そんな彼を瘴奸は不敵な笑みで見つめるのでした。
逃げ上手の若君62話感想
時行が大胆な方法で瘴奸の前に現れました。
時行と瘴奸の戦いがどうなるのか楽しみです!
次回の逃げ上手の若君63話が掲載される週刊少年ジャンプ25号は5月23日に発売されます。
逃げ上手の若君63話ネタバレはこちら