2021年12月24日発売のモーニングより、「リエゾン-こどものこころ診療所-」73話についてネタバレをまとめました。
目次
前回のあらすじ
離婚してお父さんがいなくなってしまった河原家。
次女がお母さんにスマートフォンの画面が割れてしまったので修理をしたいといっても、そんなお金を捻出することすらができなくなっていた。
さらにお母さんはどうやら次女よりも長女の方を贔屓しているらしい。
河原さんの妹が子供の時からそんな対応を受けていたと言うこともあって、自分が消えてしまいたいと言う思いに駆られているようだ。
お姉さんも妹の裏アカウントを見つけて毎日のようにそうつぶやいているのを発見してしまった。
つまり今回の依頼は本人ではなくお姉さんから診療所に相談が入ったのである。
河原さんはある時妹にTwitterの裏アカウントを発見してしまった。
そのTwitterのアカウントでは妹が自分の体を傷つけていると投稿しているツイートがあったのである。
今回診療所へきたのは妹を助けるためにどうしたらいいのかと言うお姉さんの依頼のためだった。
リエゾン-こどものこころ診療所-73話ネタバレ!
志保が河原さんのお姉さんの話を聞いています。
志保は河原さんのお姉さんに根本的なことを説明しました。
精神科の診察ではその人がどのくらい自分が消えてしまいたいと思っているかどうか確かめるにはやはり本人から聞く以外にないのだと。
河原さんのお姉さんには心配な気持ちがあった。
それはそのことを直接妹に問いただしてしまったら、自分を傷つけるための後押しをしてしまうようなことになってしまうのではないのかと。
志保はそうは言っても河原さんのお姉さんがここに来たことによって、ある程度楽になった部分があるのではないのかと答えました。
志保自身もこんなことを言っているが、消えてしまいたいと思っている人間を完全に理解できることなんてできるわけないと自分でもわかっていました。
ここからはあくまでも志保の考えです。
自分が悩みをかかえていたときはどんな言葉をかけてほしいのか自分でもわからなかったのだと。
妹さんもきっと言葉にできない気持ちがあるのだろうと。
それを聞いて河原さんのお姉さんは静かに話し始めました。
ここからは昔の回想です。
ゆきながわかなの塗り絵を手伝ってやろうとしたところ、わかなはクレヨンを話そうとしなかったのでした。
2人が言い争いをしているうちにクレヨンは床にこぼれ落ちてしまいました。
そんな時タイミング悪くお母さんが帰ってきてしまいます。
お母さんはなぜこんなことになったのかと2人を追及しています。
ゆきなはこんなことになったのは妹のせいだと一方的にお母さんに告げ口をしていました。
さらにお母さんも一方的にわかなのことを注意しています。
お母さんはあまりにも感情がこもってしまったのか大声で叫んでしまいました。
ゆきなが部屋から逃げるようにして走り去って行きます。
わかなはこちらのこと恨めしそうに見ていました。
そしてわだかまりをのこしたまま2人は高校生になってしまいました。
ゆきなは今でも妹は自分のことを嫌っているだろうと説明しています。
お母さんは機嫌が悪く言うとすぐ怒鳴っていたので、お姉さんは自分だけは怒られないように妹のことを利用していたのでした。
そんなことをやっているうちにお母さんは2人に差をつけ始めて、妹は余計に差別的に扱われるようになってしまったのです。
ゆきなは今ではそのことを反省しているようです。
志保はそんな話を聞きながら気の利いたことを何も言えずにいました。
相談に乗ると言ったのにたいしたことも言えない自分が申し訳なく思っているようです。
ゆきなは伝えたいことだけを伝えると去っていってしまいました。
志保は診療所に帰ると先生の話を聞いています。
先生はこういう時はその人がこれまで生きてきた理由を考えた方が良いのだとアドバイスをしてくれました。
そして医者自体がそういう苦しさを本当の意味で理解できるのかは自分にもわからないのだと。
わかなは歩きながらスマートフォンで妹のアカウントのを見ています。
妹はなんと自分の手首を包丁で切ってしまったようです。
ゆきなは慌てて妹に電話をかけるが出てはくれませんでした。
時同じくして先生は、なにか生きる理由を見つけることができればと言っています。
医者じゃなくても本人と向き合える人がいればと。
ゆきなは泣き叫びながら自分の家に足を早めていました。
リエゾン-こどものこころ診療所-73話の感想
全く同じというわけじゃないけど個人的に似たようなことをかかえているので今回の話を読みながら少し考えてしまいました。
こういう場合生きる理由と言うのは本当に何でもいいです。
音楽とか映画とか漫画とかでもいいでしょう。
そういうものにふれることが状況をきっかけにもなるかもしれないと私は考えています。