令和4年4月24日発売の月刊LaLa5月号掲載の「転生悪女の黒歴史」についてネタバレをまとめました。
【前回のあらすじ】
イアナの世界に入り込んだ二人は戸惑います。
そこでコノハには聖女としての予言、イアナにはイアナの死がコノハの力になるという残酷な予言があることを知ります。
コノハと同じようにやってもイアナには常に死の匂いがつきまといます。
そんなある日、母親の手記を見つけてしまったイアナは運命にあらがうことを選びます。
自分が生き残った後の世界が綺麗であるように願った転生前のイアナの想いを知って、イザークにも自分の世界が綺麗でしょうと同意を求めます。
そんなイアナをイザークは抱き寄せて、元の世界に戻ろうと促します。
目が覚めた二人に、教皇様は全国民が集まっているバルコニーで第三の試練を行うと宣言するのでした…
目次
王都中から人が来ていることに驚くイアナに、教皇様は第三の試練の聖者候補の演説を聴くために集まっていると伝えます。
演説が試練なのかと戸惑う人々たちに黙れと教皇様は言いました。
国に祝福を捧げた雷獣、人を導く力を示した教化、この演説は民への想いを示す試練だと説明します。
そしてこの場でより民の心を動かした者が聖者となる…と宣言しました。
イアナもコノハの聖者フラグを折り物語を変えるための最期のターンだと緊張します。
コノハはイザークとイアナに水晶の導きで先に演説をすることになったと伝え、頑張ってくださいねと服を掴んで乾いた笑いを浮かべます。
それに気づかないコノハは無邪気に笑い、転生前のイアナとしての記憶が戻った自分はうまく笑えているだろうかと考えこみます。
するとイザークがイアナの頭に手を置いて、無理するなよバカ、と声を掛けました。
堂々としているコノハに、正直敵わないって思わないかとイアナに伝えます。
本に逃げるような自分にコノハ以上に民に伝えられるようなことがあるんだろうかと悩んでいるイザークにイアナは呪いで黙らせようとします。
そして私が誰かに意見を語られるならたくさん失敗している人の言葉が聞きたいと言いました。
自分たちがそれぞれが色々な葛藤を抱えているから、寄り添ってくれる人の言葉が欲しいと言って、そのままでいいと励まします。
現実から逃げそうになっても戻ってきたイザークのままで大丈夫だと言いました。
そして演説の最後にコノハは国歌を歌い、美しいヒロインの歌声が響きました。
本当に勝てるのかと不安になるイザークにじゃんけんを挑み、イアナが初めて勝ったから信じて行ってこい!と笑顔で送り出しました。
イザークを呼ぶ声を、手を挙げることで静けさに変えました。
教皇様に幼いころ引き取られて、誰にも必要とされない日々は心は常に孤独で、必要とされたくて苦しかった過去を話し出します。
こんな弱い自分は聖者として相応しくないかもしれないけど、弱い心があるからこそ守れるものがあると気付いたと力強く語ります。
ローズ王国の中に涙を流しながら孤独に震えている人がいて、自分が必要とされないと悩んでいるのなら私が必要としますと伝えます。
ローズ王国の全ての人が笑顔になれるように、皆に必要とされたいと言うと拍手が起こりました。
過去や生まれで逃げたくなった日もあるけど、聖者として立つためにもう逃げないと宣言します。
ものすごい歓声を聞いてイアナは涙ぐみます。
そして終わったイザークにイアナは抱き付きました。
自分から抱きついたりして恥ずかしいと感じ、イザークに触れていたいという感情を抱きます。
他の人に優しくされなくても耐えられたけどイザークには優しくされたいと願います。
大丈夫かと心配するイザークにもう少しこのままがいいと呟きます。
自分も緊張したといって、教皇様に魔法の本のことを報告しないとねとギクシャクしながら話すイアナに一時間はあのままでも良かったけどと呟きます。
イアナは赤面しながらイザークに本を渡したのはどんな男かと尋ねていると、アクアが現れました。
神官様…といいかけたイアナに、俺にあの本を渡したのはこの神官だというと光を放ちました。
すると、アクアと申しますと言い、シュヴァルツ・レ・シュヴァリエと名乗った方が分かりやすいですかねと言うとイザークがイアナを庇います。
知っているのかと尋ねるイザークに、お姉様たちと何度か襲われていると伝えます。
なんであんなものを渡したのか、俺達を排除して教皇様やコノハ様になにかするつもりだったのか問いただします。
すると高笑いをしたアクアは教会の神官を皆殺しして教皇に聖者を立てろと助言したのは自分ですと言いだします。
コノハを教会に呼び寄せてイザークと競わせて民にその存在を認知させる計画も成功したと満足そうに語ります。
アクアがコノハを聖者にするために仕掛けていたのかとイアナが言い、イザークも馬鹿げていると同意します。
聖者は民のためにあり民が選ぶものでそんなことをして誰が納得するのかと言いました。
アクアはこの先いつイザークに飽きていらないと言いだされるよりも、不思議と人を魅了するコノハに任せた方が安心ではとイザークを責めます。
イザークの心の揺れに気付いたイアナはイザークの名前を呼びます。
するとアクアはイアナに本来なら死ぬべきなのにこの黒歴史で人間に干渉し続けるなんてと襲い掛かってきます。
コノハ様にとってイアナが大切な妹になったから、あなたが無残に死ぬことでコノハの力は覚醒すると背後に立ちます。
世界には決められた道筋があり、全ては予定調和なのですとイアナに攻撃しようとします。
するとイザークがアクアを殴り飛ばして、予定調和…?と呟きます。
世界は何かに導かれているんじゃないし、決められているもんじゃないんだと力強く言いました。
筋道なんてどこにもない、現実に向き合えば自分の手で世界は作っていけるとイザークはイアナを庇いながらアクアに言い放ちました。
さんざん理不尽に振り回されて恨んできたあなたがそれを言いますか、とアクアは笑い飛ばしました。
ふと、イザークは自分がこんな人間だったっけと驚いていました。
人は生まれる運命を選べないから運命を呪ってきたけどイアナが側仕えになってから変わったと気付きます。
そろそりいいですか、ケツカッチンなんでと不協和音を奏でましょうと力を開放します。
指揮棒を振り上げたアクアはイアナを球状の中に閉じ込め、イアナは中から教皇様にご報告をとイザークに訴えます。
格好つけんなよ、むしろ格好悪いとイザークは突っ込みます。
アクアが楽しそうに音楽にのせて指揮棒を振ると、イアナの周りに剣のようなものがたくさん出てきました。
その瞬間、イザークはアクアに向かって走り出していました。
自分の隣に誰もいないなら、多くの人に好かれればいいと思っていたと振り返ります。
隣に誰か来てロクなもんじゃない自分を知られるくらいなら少し離れた所から良い人間と思われた方がいいと思っていました。
それは変わらないと思っていたのにと思いながら、アクアに攻撃をして蹴り飛ばします。
その衝撃でイアナの球状の魔法が解け、下へ落ちますがイザークがイアナを抱き留めます。
イザーク、と嬉しそうに名前を呼ぶイアナに重いと言って、前は軽いって言ったじゃんと文句を言いました。
だいたい…と文句を言おうとしたイアナはイザークの背中を見て言葉を失います。
イアナを狙っていた剣が、イザークの背中に突き刺さっていたのでした…
そしてイザークはイアナに会って変わったと気付いていました。
転生悪女の黒歴史41話お互いに大切な存在!の感想
イザークとイアナ、お互いに大切な存在だと気付いたみたいですね。
なんだか、嬉しいですね。
イザークとイアナはお互いに大切な存在を作らないようにしていたと思うので…
それにしてもアクアのせいで、何もかもめちゃくちゃになっているのが腹立たしいです!
イザークがイアナを庇ってしまい…次回はどうなってしまうのでしょうか!?
次回の転生悪女の黒歴史42話が掲載されるLaLa7月号は5月24日発売予定です!