2022年6月9日発売の週刊少年チャンピオン28号掲載の「弱虫ペダル」のネタバレについてまとめました。
【前回のあらすじ】
箱根学園伝統の追い出しレースはクライマックス。
ゴールまで残り100mの中、悠人と葦木場は全力でペダルを踏みました。
目次
弱虫ペダル688話ネタバレ
葦木場と悠人が争う中、ゴール付近には車伴走組が集合していました。
彼らは3年生組は葦木場、1・2年組は真波がエース対決で勝負していると思っているようです。
しかし左コーナーを曲がって姿を現したのは、葦木場と悠人でした。
それを見て、一同は騒然とします。
悠人は箱根学園エースで今年のインターハイ最多ゼッケンの葦木場と互角に張り合っていました。
残りは100mを切り、最終直線に入りました。
ほぼ横並びのまま、悠人は鬼の面相で必死にペダルを回し、葦木場に喰らいつきます。
そして2人はゴールラインに飛び込んでいきます。
悠人は脚がもう残っていないはずなのに、自分でも訳が分からないほどパワーが出ていました。
それは葦木場と戦っているからか、自分の力か分からないものの、引っ張られている感じがしました。
そして今日のレースに関わった人、みんなに感謝したい気持ちでいっぱいになる悠人。
葦木場は笑顔で、それでいいんだよとつぶやきました。
そんな中、後ろを走る真波は、悠人ならやれると考えていました。
そしてついにエース対決が決着。
ゴールラインを最初に超えたのは悠人でした。
悠人は喜びながら、両手を広げます。
車伴走組は悠人が勝ったことに興奮します。
悠人は葦木場に手を抜いたかと尋ねますが、葦木場はそんなわけないと答えました。
それを聞いた悠人は改めて喜びを爆発させました。
そんな彼の姿を見て、欲しがっていたおもちゃがプレゼントされた子供みたいな笑顔だ、頼もしいという葦木場。
そして葦木場は悠人の頭を撫でながら、次の世代の箱根学園を頼むと告げました。
悠人は「はい」と力強く返事をしました。
結局追い出しレースの結果は、3年生組、1・2年組のどちらも同じ4つずつの星を獲得したため、引き分けとなりました。
一方、総北高校の自転車競技部の部室では、練習が終わったにもかかわらず、今泉と鳴子がローラーでトレーニングを始めていました。
どうやら2人は先ほど手嶋から箱根学園追い出しレースの話を聞いて、箱根学園の新エースが新開悠人であることに気づいたようです。
しかし坂道は全く気付いておらず、それを聞いて驚きます。
鳴子は自分の甘さを反省し、インハイ2連覇で浮かれていたのかもしれないと考え、ローラーを始めたようです。
今泉は悠人について、元々スプリントにスピードがあり、その上登れるので、もしも万が一現段階で3年の葦木場に勝つなんてことになったら相当ヤバいと危機感を覚えていました。
その時、手嶋の携帯に葦木場からメールでレースの結果が送られてきました。
そして手嶋は3人に、悠人が1年生にして120㎞のレースで葦木場を下したこと、途中スプリントでOBの隼人に僅差の2位勝負をしたあとの勝ちだったことを伝えます。
それを聞いて一同は言葉を失いました。
一方、悠人は真波に最初からこうなることを想定していたかと尋ねました。
真波は全然だと答えますが、想定していたというような顔で笑みを浮かべていました。
それを見た悠人はエースのことも、隼人のことも全部真波の手の内だったのではないかと考え、驚きます。
そして真波はチーム作りは面白い、来年になったら新しい1年生もたくさん入ってくるので、来年のインターハイが今から楽しみだと話すのでした。
弱虫ペダル688話感想
悠人が葦木場に勝利するというまさかの展開になりました。
隼人と競り合った後、1年生にして3年生の葦木場に勝った悠人のこれからが楽しみですね。
追い出しレースが終わって舞台は総北に戻るようですが、次はどんな展開になるのでしょうか?
次回の弱虫ペダル689話が掲載される週刊少年チャンピオン29号は6月16日に発売されます。