善人長屋【20話】最新話ネタバレあらすじ感想|21話を考察! | 放課後マンガ

こんにちは。2019年5月20日発売のビッグコミックオリジナルより「善人長屋」第20話「犀の子守歌 その壱」を読みましたのでご紹介します。

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前話のストリーでは、長屋の入り口に赤ん坊が捨てられていた。忠四郎がその赤ん坊を拾ったが、忠四郎自身が捨て子であったため、思い入れが激しい。ようやく両親らしい人間を見つけたが、生活の立て直しからしなければならない。

儀右衛門の粋な計らいで、赤子は親の元に帰り、親も立ち直りの兆しを見せた。やっと一件落着、めでたしめでたしである。

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目次

善人長屋【20話】最新話ネタバレあらすじ

忠四郎の持ち込んだ難題が解決したと思ったら、今度は文吉が人を助けて善人長屋にやってきた。

刈田直矩様の屋敷で、殿さまに会いたいと門番に告げ、痛めつけられ追い返された男を助けてきたのだ。

その男は文吉の昔の仲間で、文吉が芝の陰間茶屋で一緒に働いていた犀香という男だった。

もともと犀香は刈田の殿様に12歳の頃から小姓として仕えていたが、殿さまが奥方をめとるときに取り巻きの連中に追い出され、陰間茶屋で働いていたのだ。

今、その殿様が治ることのない病に侵されていると聞き、それを支えられるのは自分しかいないとやって来たのだと言う。

実は、文吉は犀香と一緒に働いている頃、いやな客から迫られ、すんでのところを犀香に助けてもらった恩があるのだ。

その時の借りを返すためにも、今回は犀香の願いを聞き入れて助けてやらなければならないと考えている。

犀香自身が非常に弱っているので医者に見せた所、余命いくばくもないと診断されたのだ。

おぬいがその犀香の看病をして世話を焼いていた時、犀香が歌っている「犀の子守歌」という歌を聞いて気が付いた。

長屋でただ一人笛をたしなむ新九郎を乗せ、半造の操る船で刈田の殿様の屋敷の近くまでこぎつけた。

殿の寝所の近くで新九郎に笛を吹くように頼んだ。その足元には犀香が座り込んでいる。おぬいは祈った。

「お殿様、聞こえますか?犀香様の真心が・・・。届きましたか?」新九郎の見事な笛吹きにおぬいも犀香も、皆がうっとりと聞きほれていた。

善人長屋【20話】を読んだ感想

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— ビッグコミックオリジナル編集部 (@bigc_original) May 19, 2019

殿さまが奥方をめとるまでの稚児遊びと思われているが、それ以上に犀香、いや斎之介は小姓として真心を込めて殿さまに仕えていた。

取り巻きの者たちによって、斎之介は遠ざけられ陰間茶屋に身を落としたが、殿さまへの真心は忘れていなかった。

今、殿さまは治る見込みのない病に侵されていると言う。何とかもう一度、しかも最後の時の殿さまを支えてあげたい。斎之介自身が病魔に侵されているようだが、何とかもう一度、殿さまに会えるようになるのか。

善人長屋【21話】を考察

善人長屋の仲間はやっぱり信頼がおける。反対をしていた半造さんも協力してくれた。そして、新九郎の笛に皆がうっとりと聞きほれた。見事な笛で間違えるどころか、美しく哀しく心に染み入るような音色だった。

おぬいは笛を吹く新九郎とその笛の音色の見事さにうっとりとしていたが、いつまでもその笛を聞いていたいと、もう一度吹いて欲しいとねだった。その時、大名屋敷の裏木戸が開き、侍が一人出てきた。提灯を手に持ち、ヒタヒタとやってくる。

斎之介の願いが届いて殿さまが出てきたのか?それともほかの人間か?

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