2022年1月28日発売のまんがグリム童話2022年3月号掲載「中学校狂師」12話についてネタバレです。
[前回のあらすじ]
下民になった事が許せない甲斐は、根津を抱き込みサキを襲う計画を立てます。
サキはある協力者から情報をもらい、無事にやり過ごしますが…。
目次
中学校狂師12話 ネタバレ
自分に情報を教えてくれた老婆に、心当たりがないサキ。
あなたは誰なのかと、当人に問いかけますが…。
夜だと言うのに、カーテンを閉めろと叫ぶ老婆。
サキはその様子に驚きながらも、慌ててカーテンを閉めました。
そうしてやっと、老婆は自分が何者なのかを話し始めたのです…。
相澤翔子と名乗った人物は、自分が下民になった経緯を語りました。
娘の琴美と仲良く暮らしていた事、琴美がマリコの息子と仲が良かった事…。
それを知ったマリコは翔子を呼び出し、自分の息子をたぶらかした罪で下民に降格すると告げたのです。
何かの間違いだと、必死に訴える翔子。
琴美はちゃんと告白して、真剣に付き合いたかったのだと言いました。
それを聞いたマリコは、冷たい目で翔子を見下ろします。
それなら、幸雄にふさわしい女性になってもらわないと困るわね…！
嫌な予感がした翔子は、体をビクっと震わせるのでした。
その後、翔子の家にやってきたマリコ達。
嫌がる琴美を無理やり拉致し、車に乗せようとします。
私が代わりに罰を受けるから、琴美を返してほしいと土下座する翔子…。
マリコは高笑いをあげ、あなたのアバズレ娘を教育してあげるのよ！と言いました。
このことを他の者に漏らしたら、一生娘に会えないかもしれないわよ…。
そうマリコに脅され、翔子は崩れ落ちるのでした。
琴美はマリコの家の地下室に閉じ込められ、髪型も服も変えさせられます。
幸雄にふさわしい女として、変わった琴美の姿は…マリコにうり二つ。
手枷を嵌められ、地下室に監禁される生活が始まったのです。
母・翔子は、下民として働く毎日を送る事になりました。
その話を聞いていたサキは、翔子が自分とほとんど同い年だと気づきます。
翔子は虐げられた苦痛と娘への思いで、どんどんやつれ…老婆の様な姿になってしまったのです。
マリコに恨みを持っているあなたなら、琴美を助けてくれるかもしれないと考えた翔子。
泣きながらサキのスカートに縋りつき、娘を助けてほしいと訴えます。
翔子の事情を聞いたサキは、マリコへの制裁を決意するのでした…。
自宅で、ピアノを弾く幸雄。
傍にはマリコが付き添い、ピアノの音を聞いています。
ここはもっと感情を込めて弾くのよ…！と、口出しをしてくるマリコ。
幸雄は苛立ち、ピアノの鍵盤を思いっきり叩きました。
ダァン…！という音と共に、いい加減にしてくれ！と叫ぶ幸雄。
俺はピアノなんかやりたくないのに、どうしていつも意見を聞いてくれないのかと反抗したのです。
琴美に告白された時にマリコが勝手に断った事を、幸雄は忘れていません。
マリコに嘘をつかれ、琴美は転校したと思っている幸雄…。
幸雄の肩に手を置き、この島の町長になるあなたにふさわしい女は私が選ぶと言うマリコ。
幸雄は堪えるような表情で、サキの言葉を思い返しています。
決められた人生じゃなく、自分で決めた人生を進んでいいの…。
マリコの手を振り払い、もう言いなりにならない！と告げてその場を去る幸雄。
ぎゅと拳を握りしめ、立ち尽くすマリコなのでした…。
幸雄の父は幸雄とすれ違いますが、息子が不機嫌そうにしている事に気づきます。
俺と話してみないか？と誘いますが、幸雄の表情は晴れません。
母さんに逆らえず、婿養子になった父さんに話したって無駄だ…。
幸雄はそう言って、その場を後にするのでした。
気分が晴れず、外に出る幸雄の父。
海際まで歩き、眼下に広がる波を見ながら煙草を取り出します。
一服しながら、空を飛ぶかもめを見上げていると…。
幸雄の父の背後に、いつの間にかサキが立っていました。
サキは首周りのボタンを外し、ゆっくりと幸雄の父に近づきます。
コツ…という足音に気づき、サキの方を振り返る幸雄の父。
サキは、ごきげんようと挨拶した後…。
長い髪をかきあげ、タツロウさん…と名前を呼ぶのでした。
中学校狂師12話 感想
老婆だと思っていたのが、マリコに制裁を受けた人物だと判明しました。
しかも…翔子の娘が、度々出ていた地下室に監禁されていた子だったんですね！
鬼畜なマリコの所業が許される、この島も異常ですね…。
真実を知ったサキは、これからどうやって琴美を助けるのでしょう？
幸雄の父と接触しようとしていますが、これからどうなるのか…期待大です。
次回の「中学校狂師」13話が掲載されるまんがグリム童話2022年4月号は2月28日発売です。
中学校狂師13話ネタバレはこちら
