中学校狂師3話ネタバレ!島へ戻ってきたサキ | 放課後マンガ

2021年4月28日発売のまんがグリム童話2021年6月号に掲載の「中学校狂師」3話についてネタバレをまとめました。

[前回のあらすじ]

マリコからの陰湿ないじめによって学校に行かれなくなってしまったサキ。

ある日、マリコの差金でタツロウが授業のノートと進路相談のプリントをサキの家まで届けてくれました。

進路相談のプリントを見て、教師になる、という自分の夢を思い出し、学校に行こう、と気持ちを切り替えるサキでしたが、

ノートに挟まれた自分の裸の写真、そこに書かれた心ないマリコからのメッセージを見て、心が折れてしまいますー。

やがてマリコの父親の差金で、サキの母親も職場を離れなければならなくなり、サキと母は終われるように島を出て行くことになりましたー。

15年後、サキの母は過労で亡くなってしまい、1人夕食をとっていたサキ。

テレビには故郷の明城島が出てきました。

そこにはたくさんの子供達と、町長一家として幸せそうにしているタツロウとマリコの姿がありました。

そんなマリコの様子を見て怒りに震えるサキ。

絶対に許さない、と心に誓い、サキは、明城島へと戻りますー。

「中学校狂師」2話のネタバレはこちら

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目次

「中学校狂師」3話ネタバレ!

サキがテレビでマリコ達の様子を知る少し前、サキも結婚をしている時期がありました。

しかし、旦那である男は、上から目線のオレ様男でした。

この不味い飯はなんなんだ、いい加減にしろ、と言ってサキに味噌汁を投げつけ、母親と同じ味にしろと何度言ったらわかるのか、

サキのような貧乏人の女に目をかけてやったのだからありがたく思え、自分の言う通りにしろ、と吐き捨てるのです。

さらにその後、サキは、卵巣機能不全であることが発覚しました。

義父母に呼ばれたサキ。

義母は、子作りを拒むなど、怪しいと思っていたのだ、光一は長男だから世継ぎを産めない嫁は困る、

サキのような地味で貧乏な家柄の女は不釣り合いだったのだ、どうせお金が目的で光一に近づいたのだろう、

まるで食べ物を漁る薄汚いカラスだ、と言い放ちました。

結局結婚生活は破談になり、”サキには家庭を持って幸せになって欲しい”と願っていた母の言葉への罪悪感が呪いのようにサキにつきまといますー。

街中で、何気ない母親と娘の会話を耳にして、子供を産めない自分にはもう何もないのだ、と思ってしまうサキ。

百貨店の前を通りかかったサキは、あの上から飛び降りれば全てを終わりにできる、と考えてしまいました。

フラフラと百貨店へ入ったサキでしたが、美容部員の店員に呼び止められてしまいます。

その店員は、春の新色で大人気の化粧品を試していかないか、と話しかけてきて、その言葉にサキは、

地味で糸のように細い目のカラス女には化粧など似合わない、といじめられていたことを思い出してしまいました。

結構です、と言って断るサキでしたが、そんなことを言わず、と言って、店員は無理矢理サキを引っ張っていきます。

お化粧を施してもらったサキは、美しく変わった自分の姿にびっくりしてしまいました。

その店員は、思った通りだ、自分はお化粧が似合う人がわかるのだ、サキの切長の目に整った輪郭は、絶対に変わると思ったのだ、

と言って、満足気です。

自分が変わるなど、考えもしなかったサキ。

見た目が変わると人生も変わるものなのか、と考えられるようになりました。

百貨店を出ると、人の視線を感じるような気がします。

サキは、嬉しいような恥ずかしいような複雑な気持ちになり、慌てて家路につきました。

しかし、このことがきっかけで、サキの中で、”何かが変わるかもしれない”という、かすかな希望が芽生え始めていたのです。

そんな矢先、サキはテレビでマリコ達の様子を目の当たりにし、マリコ達は何一つ変わっていないことを知りました。

自分から奪った全てのものを手に入れ、全てを忘れてのうのうとあの島で暮らしているマリコ。

許せない、という思いがサキの心を支配していきますー。

ある日、タツロウが船着場でタバコを吸っていると、漁船ではない船がやってきました。

その船から、綺麗な女性が降りてきます。

その女性と目が合い、顔を赤らめながら、タツロウは、島に人がやってくるのは珍しいのだが、観光できたのか、と話しかけました。

それに対してサキは、仕事でやってきたのだ、自分は今学期から赴任する予定の中学校の教師なのだ、と返しました。

それを聞いたタツロウは、失礼だが以前どこかで会っていないか、と尋ねます。

名前を促されたサキは、戸崎リホ、と名乗り、この島には初めてきたのできっと人違いだ、と答えます。

小さな島で教員不足の状態なので助かるは助かるのだが、何故こんな島に来たのか、と訝しむタツロウ。

サキは、自分は子供が好きで、小さな島なら子供達一人一人としっかり向き合えると思った、

自分は子供を産めない身体なので、この島の可愛い子供達と親密になりたいと思っている、と言って、その場を後にしましたー。

その夜、帰宅したタツロウを出迎えたマリコ。

将来町長になるべき長男の幸雄が勉強をしていないのだ、と小言を言っています。

その後、一家で食卓を囲むマリコの様子を、遠くから怒りの滲んだ目で覗くサキなのでしたー。

翌日、サキは”戸崎リホ”として教壇に立ちました。

出席を取ると、タツロウとマリコの長男である幸雄の返事が聞こえません。

生徒達の間で、本土からやってきて、おまけに綺麗でスタイルもいいサキの評判は上場のようです。

そんな中サキは、1人で過ごしている幸雄に声をかけました。

皆んなと違って自分を”町長の孫”扱いしないサキに、幸雄は、自分は町長になどなりたくないのだ、と胸をうちを明かしました。

それに同調したサキは、島の世界が全てではない、幸雄は自分が思った道を進んでいいのだ、

自分も応援するから困ったらいつでも相談して欲しい、と言うのでしたー。

「中学校狂師」3話感想

美しく変身し、島へ帰ってきたサキ。

ここから、サキはどのようにマリコへの復讐を繰り広げていくのでしょうか。。。

次回の「中学校狂師」4話が掲載されるまんがグリム童話2021年7月号は5月28日発売です。

「中学校狂師」4話のネタバレはこちら

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