こんにちは。ひらりです。
2021年2月25日発売のアフタヌーンより、フラジャイル【81話】『検討と検証』を読みました。
80話では、朝加飛雄が後期研修医として正式に壮望会へとやってきました。
元気いっぱいで歓迎される朝加ですが、その自信の大きさと見切り発車の様子が、一部の医師からは警戒されます。
それでも朝加は数人の入院患者の担当を任され、既に緩和ケアを受け始めていたT細胞リンパ腫の天羽ひなたの積極的治療を始めます。
それでは、この記事では、フラジャイル【81話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
目次
フラジャイル【81話】最新話ネタバレあらすじ
国立臨床センターで開かれる若乱会の症例検討会に岸と宮崎も参加します。
自由参加にも関わらずかなりの不機嫌オーラを纏っている岸について、不機嫌ではなくずっと考え事をしているのだと宮崎は他の病理医たちに説明します。
すると岸は突然手を上げ、小田川に最後に自分にも枠をくれるように頼みました。
症例検討会が始まります。若乱会の症例検討会はクイズ形式で行われます。
問題にしていいのは実際に病院で治療を受けた患者のものに限られます。
さらに、患者は死亡し剖検を受けた方であり、全ての症例に明快な正解があります。死を次に生かすために行われているのです。
キャリアの若い先生から優先して質問等をする決まりになっていますが、そんな中でも口を開くのが岸です。
淡々と正解を導き出すその迷惑な行為は、若乱会の名物となっています。
そんな症例検討会の最後、枠をとってもらった岸がある細胞の画像をスクリーンに映し出します。
岸が語ったのはMSIハイを顕微鏡で判別出来るかもしれないことに関してです。
遺伝子を肉眼で見ることは出来ませんが、MSIハイに起因する癌の腫瘍細胞に生じる形質的な特徴を、岸は発見した可能性があるのです。
もしもこの発見が本物であれば、早期の確定診断、更にはMSIハイを原因とする腫瘍の成長の仕組みを解明し、抗癌剤開発の糸口になるのです。
岸もまだ確信を持てていないため、この場で条件に合う標本の提供のお願いをしたかったのです。
全国を飛び回っていたのも、症例を集めるためでした。
症例検討会が終わり1人佇む岸の元にやって来た小田川は、岸に慶楼に戻ることを進めます。
医療の未来を見据える岸だからこそ、沢山の症例と仲間がいる場所が必要なのです。
壮望会では倫理委員会が開かれています。
一般代表として三雲もいます。
申請課題として天羽ひなたが上がります。抗癌剤が効かない天羽は、同種造血幹細胞移植を希望しています。
何もせずにいれば年内持たないであろう病状の天羽。完全一致のドナーがいるため成功率も高いことから進めるのが当然ですが、岸は残りのリスクを気にします。
岸は朝加が嫌いだからいちゃもんをつけると言われますが、岸は治療の結果の如何に関わらず、稲垣をつけることを提案したいと答えます。
稲垣に支えられた三雲もその提案に賛成しました。
稲垣が加わることが決定した時、朝加と天羽の関係は医者と患者の関係を越えた近いものになっていました。
フラジャイル【81話】感想
15巻16巻で出て来たリンチ症候群の話がここで再び出て来ていました。
確かにあの時岸は雰囲気だけでとある細胞を見ようとし、そこでMSIハイの可能性を指摘したことは森井たちもとても驚いていました。
あの時からずっと岸は考えて来たのです。
改めて、生体腎移植の時も岸は医療の発展のために尽力しています。
もっと他に道があるにも関わらず、壮望会で病理医をしながら医療の発展を目指すことには何が理由があるようなので、そこが明らかになる日が楽しみです。
フラジャイル【82話】考察予想
岸と三雲の提案で稲垣が再び天羽の担当につくことになりました。きっと朝加の力で天羽を救うことは出来ない。
稲垣をあらかじめ担当にしておいてよかったという結果が必ず来ます。見切り発車をしてしまう朝加の絶望は天羽を苦しめるという現実で襲ってくるのです。
天羽の希望とは言え直接連絡を取れるようにし、名前で呼び合う。
感情移入してしまう部分もあり、朝加は医者をやめてしまうくらいボロボロになってしまうのではないでしょうか。
まとめ
この記事では、フラジャイル【81話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
ここまでご覧くださりありがとうございます。ぜひ漫画をチェックしてみてくださいね。