グランドジャンプめちゃで連載中の「奇習愛」についてネタバレをまとめました。
【前回のあらすじ】
最愛の妻・茉莉と出来ちゃった結婚を果たした和希。
しかし茉莉の地元には、妻の母と娘婿が寝るという風習がありました。
抵抗感はあるものの、風習通り義母を抱いた和樹は…?
奇習愛3話ネタバレ!
それなりに美人に生まれ、イケメンエリートの夫と悠々自適のタワマン暮らしをする、西園まどか30歳。
今までは概ね完璧のはずの人生でしたが、現在は夫とのセックスレスについて悩む日々でした。
調理に3時間かけた、と出した食事に対して夫の反応を期待するまどか。
しかし夫は、うまいけどそんな頑張らなくていい、誕生日でもないのにプレッシャーだ答えます。
その言葉にドキッとしながら、そんなんじゃないのと言い訳をして謝るまどか。
セックスレスについて散々勉強したおかげで、プレッシャーと言うのが最も良くない事だとまどかは重々承知していました。
話し合いは逆効果で、派手な下着や過剰なご機嫌取りもセックスを求めていると思われてしまう。
その時点で空いては萎えるので、基本こちらが何かを頑張ると言うことはしてはいけないのです。
何もないままの夜を過ごし、翌朝を迎え何事も無いように夫を送り出した後に涙を滲ませるまどか。
セックスなんて無くても気にしない、という姿を装わなくてはいけない。
だけどそれでいつか夫が気まぐれにしたくなるのを待つのだろうか、それは一体いつまでで、そんな事は来るのだろうか。
しなくてもいいフリなんて限界がある、したいのに、とまどかは涙を流します。
それを友人・恭子に相談してみると、不倫か離婚だと言われ、どちらも嫌だ、恭子程自由奔放にはなれないと言い切るまどか。
学生時代からの友人である恭子は、既婚者で子持ちの癖に男遊びをする悪い女ですが、まどかの為に旅行に連れ出してくれました。
銭湯に連れて来られ、ここが恭子の来たかった所?と驚いて問うまどか。
恭子は一般人お断りでコネが必要な所だが、まどかも恭子の紹介では入れる事になっていると笑顔を見せます。
メディアにも一切公開されていない秘湯と話すその場所に、芸能人などが入る隠れ家料亭のようなものだろうかと思うまどか。
しかし風呂に向かってみると、大勢の男女がSMプレイなど、激しく盛り上がって居ました。
何なのよここは、と声を上げるまどかに、おいでよすみれ、と手を引く恭子。
その様子を見た男は、カンナちゃん新しい子騙して連れて来ちゃったの?悪い女だね、と恭子に声をかけます。
大丈夫よ、こういう子ほど嵌まりやすいし、と言う恭子の言葉に愕然とするまどかと、確かに、と笑う男。
初回は見学だけでいいからと男達は恭子の手足を縛り、嫌がる恭子に今日は逃げないでくれたらこれ以上何もしない、と諭します。
ここはニックネームで呼び合う秘密厳守の大人の遊び場、入れるのは皆失う物だらけの貴族だけだと話す恭子。
40代までの美男美女限定の為、汚いオヤジは落とされ、女性も嫌悪感無く楽しめる環境だからここで鬱憤を晴らそう。
そう言われ、キャパオーバーを起こして気絶するまどかに、別にレイプされるわけじゃないんだけどねーと軽く言う恭子。
次に目覚めると、まどかはきちんと服を着て、恭子の車に寝かされていました。
起きた?今日は帰るよ、あたしもう散々遊んだから、という恭子に、私はレイプされたのかと泣きながら尋ねるまどか。
そんなわけない、見学だけって言ったでしょうと言う恭子に、まどかは気を失ってる間にどうにでもできたはず、嘘だと声を荒げます。
ならば婦人科でレイプされてないか調べろ、皆守るものの大きい大人だからトラブルになる事はしないと言う恭子。
その言葉にまどかは、言いようのない不信感を抱きます。
元々悪い女とは思って居つつも、自分をまきこむことはしないから、今日まで友達でいられたのです。
でも、と思い帰る、と宣言するまどか。
あんたみたいな女とはもう一秒も一緒に居たくない、自力で東京に帰ると車を飛び出しました。
最寄り駅まで徒歩2時間はかかる僻地で、バスもタクシーも無い中、東京に帰りついたのは夜も更けた頃でした。
夫に帰るのが遅くなると連絡をし、晩飯は適当に食べておくとあっさりとした返信を貰ったまどか。
へとへとになりながら家に戻ると、部屋の中から義母の声が響き渡ります。
こどもが出来ないなら早めに離婚しろ、という義母の言葉を聞き言葉を失うまどか。
自分がプレッシャーなんてかけなくても、親や社会が勝手に夫にプレッシャーをかけていた。
こんなのではもう、どのみちセックスなんて絶望的ではないか、と眠る夫の隣で涙するまどか。
翌朝、家を出て行く夫の背中を見つめながら、何を考えているの、と本音を聞きたいのに聞けずに居ました。
カッコつけ合ってくっついた夫婦、醜いものは隠匿し合うのが暗黙の了解だったと思うまどか。
今更曝け出し合ってしまえば、とんでもないものが出て来そうで怖い、それはきっと夫もそう。
互いに向き合う事が怖いのだ、とまどかは泣きながら自慰行為に耽ります。
離婚をしなければこのまま一生誰ともセックスを出来ない、そんなのは耐えられないのです。
こんなにも若く、まだ可愛いままの自分をまどかは諦められません。
その気持ちに気付き、こんな事を思ってたんだ、と言う気持ちと、自分を最悪だと考えるまどか。
堂々と悪女をやる恭子のほうがよほど潔い、何も捨てられず動けないままの自分よりは、と思ってしまいます。
ひとつくらい悪くなって楽になりたい、そう思ったまどかは恭子とあの浴場に再び訪れました。
ようこそすみれさん、してみたいプレイはありますか?と聞かれ、恥ずかしいけどしたい、と答えるまどか。
恭…じゃなくてカンナに見ててほしいんです、私がみっともなく快楽堕ちするところ。
そう話すまどかの言葉を男は了承し、とりあえず自分と普通のセックスからしてみようと誘います。
どきどきしながら、男・ジョニーに抱かれるまどかをじっと見つめる恭子。
ふとみると俳優がSMプレイをしている様が目に入りますが、まどかもそれどころではありません。
ピルは飲んでるね、と言う言葉と共に自分の中に入って来た男を受け入れ、気持ちよすぎると言うまどか。
恭子はその姿を見るなり、大丈夫、あられもなくなってる貴方は他のどんな貴方より…と告げます。
そう言ってキスをされながら、水を得た魚のようだとまどか自身も感じていました。
口にした事もなかった卑猥な言葉と、下品なポーズや喘ぎ声、それは夫とは出来なかった事のすべてです。
興奮の絶頂に居るまどかと目が合ったのは、他の女と楽しむ夫でした。
思わず縛られ、挿入していた相手から離れて夫の相手を蹴り飛ばすと夫を叩くまどか。
もう取り繕いもクソもない、終わったとまどかと夫は殴り合い、夫はまどかの首を絞めます。
一瞬手の力が緩んだまどかの表情に、涙を流し、抱き合いながらキスをする夫。
私はずっと、夫とこういう過激な事をしたかったのだと、まどかも涙を流します。
まどかごめんな、と言いながらまどかを抱く夫と、私もごめん、と言うまどか。
互いに同じような欲情を隠して居たのに、嫌われたくなくて言えなかったんだな。
その夫の言葉をまどかは肯定し、私だって変態なんだからね、と返します。
似た者同士だった、もう優等生夫婦は辞めようと思うまどかをじっと見つめ、優しく微笑む恭子。
互いに愛してると囁き合い、自分がやっと自分になれたみたいだとまどかは夫に伝えます。
それを見届けた恭子は、よかったねとだけ呟きました。
下品でみっともなくてもいい、互いに心も体も裸にして本当の男と女を始めるのだ。
まどかは皆に見つめられる中、強くそう感じたのでした。
奇習愛3話感想
微妙に風習とは違うんですね。
互いに不倫したけど結果オーライなら、平等に居られるし良いのかもしれませんね…。
恭子はもしかして何かを気付いていたのでしょうか?
考えさせられるお話だったと思います!