めちゃコミックで配信中の「皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~」1話のネタバレです。
皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~
早速見てみましょう。
時は春ーーー。弱冠19歳にして大魔法使いであるエリサ、師匠と共に訪れた晩餐会で、
運命の出会いが。
私と踊って頂けますか?と手を差し出し、悠然と微笑むこの男こそ、この国の皇帝アティエン帝国のカイト陛下その人でした。
そして瞬く間に時は過ぎ…3年後の夏、彼女は皇帝の子を懐妊し、出産するのでした。
しかし皇帝の足はいつしか彼女から遠のき…。
物憂げな表情のエリサ。そう、もはや彼女の元を訪れる事は無く、
それも自分に魔力が消失してしまったせいだと悟るのでした。
皇帝が欲していたものは未来の大魔法使いとなる女であって、
出産により魔力を喪った第二皇妃ではないという事を・・・・。
名前を賜る事は出来なかったけれども、
エリサは息子にレオンと名付け、愛おしいこの子が世界の喜びだ、と思い、
大事に育ててゆくのでした。それからしばらくは至福の時を過ごす親子でした、が・・・。
その4年後、幼きレオンが命を落としそうになることが2度も立て続けに起こり、渦巻く数々の陰謀が元であることに気付き、怯えるエリサ。
そして8年後の冬の時、皇太子アセンシオと第二皇子ストーンハムによる皇位争いがついに本格化するのでした。
しかしエリサは我関せずと、争いを傍観しつつも、利益を享受していましたが、ついにアセンシオもその争いに巻き込まれて命を喪ってしまいました。
生き残る道もどこかにあっただろうか、とアセンシオの亡骸を目にし、物思うエリサでしたが「時」は戻らず、どうにもできません。
アセンシオは幼い頃に母親を亡くして以来、この敵だらけの皇宮で唯一心を許し、愛したのは他ならぬ第二皇妃のエリサだったというのに…。
一度だけ母さんと呼んでもいいでしょうか。彼の最期の言葉は今でも瞼を閉じれば思い浮かぶのですが、彼は既にこの世からいなくなってしまいました。
兄さん!アセンシオ兄さん!と抱き寄せてその場に泣き崩れるレオン。
しかし既に息を引き取り物言わぬ彼。そのまま母を睨みつけ、生かすことだってできたはずです!とレオンは一瞥します。
彼を生かしたところで獲物を失った矢がどこに向かうと思っているの?
と冷たく返すエリサ。それでもこんなこと…と滲み出る怒りが抑えきれない様子の
レオンに対し、やめなさい!という第二皇妃の冷徹な叱責が飛びます。
レオンは黙り、そこに居るのは皇太子じゃない、反逆者だと言われます。
あなたも王子としての体面を守りなさい、とレオンを連行するように家来に命じ、
その場を後にする第二皇妃エリサ。
お母様!と叫ぶレオン。その声を背中で聞きながらエリサは
息子から恨まれても構わないとすら思っていました。
最愛の息子が生き残れるのであれば、この位の犠牲など惜しくもない。
と自分に言い聞かせながら。
その後魔力を消失したものの、火の精霊王イグニスとの契約を交わし
再び魔力を得た第二皇妃でしたが・・・
結果、足元には無数の死体がうず高く積まれて、ついにレオンへの再興の
プレゼントを手に入れます。
不敵な笑みを浮かべ、これが皇帝の冠か?と玉座に座り冠を手遊ぶレオン。
手にしたワインを傾け、どれほど今日と言う日を待ちわびたかと呟くレオン。
そうね、やっとここまで…とエリサが話し始めた刹那、粉々に砕け散るグラス。
ジェニスを亡くし、アセンシオ兄さんを喪い、
チャドまで・・・これまでずっと夢見て来ました、と語り始めるレオン。
お母様、貴女が一番幸せになれるこの瞬間・・・。
その瞬間、レオンは突然血を吐き、エリサは服毒したことにようやく気が付き慌てて
駆け寄るも、来ないで!とレオンは叫びます。
お母様、本当に僕を愛していたのですか?貴女は僕を利用していただけなのでしょう?
と死の間際にも母に尋ねるレオン。
貴方を愛さないお父上の代わりに…、貴女の野望を投影した人形としてーーーー。
血を吐き、その場に倒れ込むレオン。
何とか助けようと必死になるエリサでしたが既に時は遅く…。
レオンは、なおも尋ねます。どうして僕を産んだのですか…?と。
僕は生まれてから一度も幸せだと思った事が無い、お母様は…。
といって静かに息を引き取るレオンなのでした。
どうして?どうしてこんなことに!と最愛の息子を失ったエリサはその場に泣き崩れて
しまいます。紅蓮の炎がレオンの亡骸と母エリサを包み込み…!
最期の瞬間、エリサは思います。
私は、私はどうすればよかったの…?
その叫びは皇妃最後の慟哭となって宮殿に響き渡り・・・・。
皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!1話・感想。
母であるがゆえに、いえ、母だからこそ~唯一の息子であり皇子でもあるレオンを
厳しくしつけすぎてしまったエリサ。
結果、余りにも大きい代償を支払う結果となってしまったようです。
このまま物語は終わってしまうのかと思いきや・・・。
何と、次回から衝撃の展開が待ち受けています。
次回もどうぞお楽しみに!