2022年4月11日発売の週刊少年ジャンプ19号掲載の「逃げ上手の若君」のネタバレについてまとめました。
【前回のあらすじ】
尊氏が楠木邸を訪れることを知った時行たちは、尊氏暗殺計画を実行しました。
しかし尊氏は三方向からの攻撃をいとも簡単に防いだうえ、時行の頭巾も剥ぎ取られてしまいました。
顔を見られたと慌てる時行でしたが、尊氏は彼の顔を全く覚えていませんでした。
憶えてないのをいいことに屈辱的な発言を連発する尊氏に、激怒する時行。
そんな中、突然尊氏が時行たちに反撃を開始。
何とか馬に乗って逃げ出した時行たちでしたが、尊氏は後を追いかけてきました。
そこへ楠木が現れるのでした。
目次
逃げ上手の若君58話ネタバレ
尊氏は楠木になぜここに来たのかと尋ねました。
すると楠木は到着が遅いのでお出迎えに来たのだと答えます。
楠木の妻が、尊氏に熱々の料理を出さなければ失礼になるとうるさいらしく、すぐに尊氏を連れて帰らねば怒られるとのこと。
自分の家庭内の地位を守ってほしいと、ヘコヘコ頭を下げながら要求する楠木。
その姿を見た尊氏はクスッと笑いながら、今度は本物のようだとつぶやき、馬を止めました。
実は楠木はあの会話を時行が外で聞いていたらと思うと不安になり、様子を見に来たようです。
助けるのは一度きりだと時行に小さく手で合図する楠木。
しかし楠木は帝によって今の地位をいただいたので、大恩ある帝の敵となるなら子供だろうが英雄だろうが倒さなければならないと考えているようです。
そこへ尊氏の郎党である師泰と師直が、慌てた様子でやってきました。
彼らは尊氏を心配しますが、大事ないと答える尊氏。
楠木は走り去ったあの子らが何かしたのかと尋ね、尊氏は刺客だと答えます。
すると楠木は驚いてすぐに追っ手を出さねばと言いますが、尊氏は過ぎたことだと断り、追手より酒と飯を出してほしいと要求しました。
しかし師直と師泰は楠木が黒幕だと思っており、帝に忠誠を誓う彼は極めて厄介なので、いずれは消さなければならないと考えていました。
一方、西園寺別邸では帝暗殺計画を企んでいたものの、宴に来たのは帝ではなく捕縛隊でした。
実は西園寺公宗の弟の密告により、暗殺計画は失敗に終わったのです。
別邸の前には西園寺を連行しようと捕縛隊が集まっており、泰家は西園寺に逃げようと言います。
しかし西園寺は、この名門西園寺が野蛮人の世話になどなれるかと一蹴。
自分は賭けに負けたので、賭けの代償は貴賤問わず支払うが義務だという西園寺。
そして西園寺は泰家に感謝しつつ、野蛮な武士の戦を続けてほしいと告げました。
そんな彼に泰家は無言で頭を下げ、亜也子と雫と共に逃げていきました。
その後、西園寺は帝の側近である名和長年と結城親光らによって捕えられ処刑され、領地は朝廷に没収されました。
後年、この謀の跡地を足利氏が買い取り建てられたのが、鹿苑寺金閣でした。
その頃、時行たちは馬で京の町を出ようとしていましたが、魅摩が彼らを呼び止めました。
もう行くの?と寂しそうに問いかける魅摩に、時行は顔を背けたまま、ろくに挨拶もできず申し訳ないと謝ります。
そんな彼に、また会えるよね?尋ねる魅摩。
すると時行は魅摩の方を振り返ります。
彼は涙を流していました。
その顔を見て、ドキッとする魅摩。
そして時行は「・・・いずれ、また」と頭を下げて、馬で走り去っていきました。
時行は屈辱に屈辱を味わわされながら、尊氏に手も足も出なかったことが悔しくてたまらなかったのです。
そして時行は、あの男を倒したい、もっと強くなりたいと強く感じました。
その後、京を出た時行たちは馬を下りて、泰家たちを待ちます。
吹雪は自分の失策だと落ち込みますが、弧次郎は尊氏暗殺未遂で京の混乱は一層大きくなるので、暗殺を決行した時点で吹雪の策は成功だと励まします。
そして弧次郎は一度の負けでビビってちゃ武士じゃない、いつか必ず奴の首を献上すると時行に宣言しました。
時行は敗け戦の時こそ、弧次郎がいてくれてよかったと感じました。
それから泰家とも無事合流し、時行たちは信濃に向かって逃走を進めました。
時行たちが信濃に戻ると、頼重が兵を準備して待っていました。
そして頼重は時行に、早速作戦会議を行う、天下を取り戻す戦を始めようと告げるのでした。
逃げ上手の若君58話感想
時行たちは無事に逃げ出せたものの、悔しさが残りましたね。
しかしいよいよ戦が始まるようです。
どんな展開になるのか楽しみです!
次回の逃げ上手の若君59話が掲載される週刊少年ジャンプ20号は4月18日に発売されます。