こんにちは。ひらりです。
2021年1月18日発売のヤングマガジンより、アルキメデスの大戦【249話】「物言い」を読みました。
248話では、ミッドウェー開戦の緒戦で第一任務部隊は惨敗しました。 しかし、櫂の本命は後方に位置する日本海軍の本隊と上陸部隊です。
第二任務部隊で壊滅的打撃を与える櫂。 前線に残された連合艦隊もミッドウェーから発進した爆撃機で大ダメージを受けるのでした。
それでは、この記事では、アルキメデスの大戦【249話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
目次
アルキメデスの大戦【249話】最新話ネタバレあらすじ
兵棋演習は終了しました。
統監室の評価は赤組の完勝。
櫂に疑念を抱いていた赤組の将校たちも、兵法ま学ばず黒沼参謀に勝利したことに内心信じられない様子です。
櫂の天才ぶりに末恐ろしさを感じます。
両軍が統監室に戻ってきました。
完敗に山本たちに頭を下げる黒沼。
これから演習の分析をするつもりですが、そこに物言いをつける人物がいました。
第一戦で赤組を指揮した南雲です。
確かに赤組は青軍の空母を4隻撃沈しましたが、青軍も緒戦では2隻失っています。
しかも第一任務部隊は囮としてです。
肉を切らせて骨を断つ戦法には違いないですが、荒々しいすぎるのではと他の参謀からも異論が出てきます。
そもそも日本海軍らしからぬ戦いだとも言われてしまいます。
それに対して何を言っているのかと反論する櫂。
これは人命が失われるのが当たり前の戦争だと正面切って主張します。
アメリカは日本と違い、己の利のためには冷酷な作戦を遂行すると断定します。
今回の作戦の骨子を説明する櫂。
アメリカはミッドウェー島を防衛するために、上陸する島の水際で日本の艦隊を叩く必要がありました。
そのために空母2隻を配置したというのです。
それを聞いた黒沼は、空母が目の前にいることで直前で艦隊戦に作戦を変更していました。
初期の目的どおりミッドウェー島を攻略していれば、結果は逆になっていたと後悔します。
櫂は日米における空母の位置付けを話します。
確かに空母は日本にとっては虎の子ですが、巨大な国力を誇るアメリカは違います。
そのため、アメリカの作戦は多少の犠牲はやむを得ないとしながらも、戦力を大量投入して戦うものだと、日本とは根本的に考え方が違うことを力説します。
そんなアメリカと開戦することに対して、参謀たちに再考を訴える櫂。
しかし、その櫂の意見を遮る人物がいました。
連合艦隊司令長官の山本です。
アルキメデスの大戦【249話】感想
今回は兵棋演習の感想戦でした。
専門家である作戦参謀に主計局の櫂が勝利したことで、周囲の評価が変わってきました。
しかし、赤軍は勝利しながらも誰しも喜ぶ人がいない辺り、何となく釈然としていないようです。
その疑問は南雲の物言いで明らかになりましたが、要は櫂の作戦は日本らしからぬ戦いだということです。
確かにアメリカのドライな作戦にも納得することは難しいかと思いますが、結局のところ硬直的な発想から抜け切れなかった日本軍の方針は、戦争末期の悲惨な作戦立案を後に予見させることとなります。
アルキメデスの大戦【250話】考察予想
何が何でも勝つと決意した櫂。
その結果は圧勝となりましたが、櫂がこの作戦を取った理由の一つには、アメリカは日本と違い空母を失っても大したことないと、他の参謀たちに敢えて教えるためだったのかもしれません。
工業力をはじめ国力の違いを見せつける戦法で開戦を回避しようと訴えたかったはずです。
実際に統監室では櫂の話を聞こうとする雰囲気でしたが、山本がまさかの解散宣言。
櫂は大和売却事件の尾を引いていると思いますが、山本にすれば暁作戦が中止されては困るという思惑があったはずです。
深い2人の溝が埋まることはあるのでしょうか?
まとめ
この記事では、アルキメデスの大戦【249話】のネタバレと感想&次話考察予想についてまとめました。
ここまでご覧くださりありがとうございます。ぜひ漫画をチェックしてみてくださいね。