こんにちは。2019年6月26日発売の週刊少年マガジンより、ヒットマン【第51話】「最初で最後の」を読みましたのでご紹介します。
前話をご覧になっていない方やもういちど振り返りたい方はこちらからどうぞ↓
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50話では、母親の死と秋月風夏の死が重なる小鳥遊は、そのことに関して描きたくないと剣崎に伝えました。BlueWellsのボーカル榛名も今回は描かなくてもいいと言います。
しかしそれに納得できない剣崎は、桂木先生の元を訪れます。人の死を描くことは作家にとってどういった意味があるのか確認するために。
目次
ヒットマン【51話】最新話ネタバレあらすじ
マンガの中で人が死ぬことはゴマンとある。事故で死ぬ、病気で死ぬ、殺人鬼に殺される、バケモノに襲われる。
そういったシーンはすべて作家の同じ意思から生まれるものだと桂木は言いました。ただひとつ・・・“おもしろい”ということだけ。
それは奥さんが亡くなったときも同じ気持ちだったのか知りたい剣崎は桂木にどんどん詰め寄ります。
見かねたアシスタント3人が現場を沈めるべく、剣崎を部屋から追い出しました。
そして、「そんなに知りたきゃ、オレ達が教えてやるよ。ついでに翼ちゃんも呼んでくれるか?」
そういうと、場所を変え翼が合流したところで話し始めたのでした。
まずは翼の両親について、2人はもともと作家とその担当という間柄だったこと。当時とがっていた桂木に対して物おじせず意見を言えたのも母親だけだったこと。
そして、桂木からの猛アタックで付き合うことになったこと。
そして、結婚して翼ちゃんが生まれたこと。本台の、死ぬシーンを描いた当時のこと。それはさすがに3人の中でも記憶に残っていました。
どうしてもそのシーンは描きたくないと思った3人は桂木のもとを離れ、病室にいた母親のところに行き事情を伝えました。
その時言われた言葉は・・・
――― 私の幸せは桂木がうれしそうな顔を見ているとき。
それが、マンガでぶっちぎりの1位を獲った時だけというならそれが私の幸せなの。
だからマンガに向き合ってください。そう桂木にも伝えてあると言ったのです。だから先生はあんな真剣に死について描いたのだと剣崎たちに言いました。
桂木にとっておもしろいマンガを描くことは妻を想ってのことだったのです。
それがたとえ死についてのことでも。あとひとつ伝言があったことを思い出しました。
――― もし翼が作家になる日が来たら、こう伝えて。
“自分がおもしろいと思ったものを描きなさい”
これは編集者として・・・私から最初で最後のアドバイスよ。母親からのアドバイス。
“自分がおもしろいと思ったものを描きなさい”
その帰り道、剣崎は編集者として作家小鳥遊にもう一度問いかけました。
「秋月風夏の死はおもしろいか?」今までのいろんな想いがこみ上げてきた小鳥遊は涙ながらにこう言い返しました。
「おも・・・っ しろいです・・・。」それは作家としての気持ちの表れでした。
ヒットマン【51話】を読んだ感想
剣崎の編集者としての言動、「おもしろいなら描けよ。」この言葉は、以前編集者をしていた翼の母親が残した言葉と一緒でした。
今回自分の両親の気持ちを知ることが出来た翼は、これで少しは桂木先生に対しての考えも変わるのではないかと思いました。
妻のことを想ってマンガを描き続けた桂木先生は、実はいい旦那だったのではないかと考えが変わってきました。人の死に向き合うことは辛いかもしれませんがおもしろいマンガを描くためにがんばってほしいです。
ヒットマン【52話】を考察
母親からの最初で最後のアドバイス、”自分がおもしろいと思ったものを描きなさい“この言葉を胸に秋月風夏の死を描こうと決意した翼ですが、もう一つの問題榛名の気持ちを解決しなければいけません。
榛名にとって秋月風夏の死はどのように心に刻まれているのか。
剣崎はどうやって描くことに対して納得してもらうのか、そこらへんに注目して見ていきたいと思います。次回、今度はBlueWellsの方へおもむき剣崎の説得が始まると予想します。
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