こんにちは。2019年5月27日発売の週刊少年ジャンプより、ふたりの太星【♯2】を読みましたのでご紹介します。
1話のあらすじは、昼は太、夜は星と2つの意識を持つ少年、天童太星。昼を生きる太は中学生ながら神童と呼ばれる将棋の天才でした。
二重人格の天童太星は、昼に太が一手、夜は星が一手と将棋を打ちあって来ましたが、神童の太は星に勝ったことは一度もありませんでした。
そんな神童を上回る才能を持つ星ですが、夜に将棋はできない…。そう諦めています。しかし、プロ試験当日、対局時間が長引き、対局中に2人の意識が入れ替わってしまいます。
目次
ふたりの太星【2話】最新話ネタバレあらすじ
「飛車…捨て、大悪手?」天童太星がプロ試験を終えた翌日の新聞には、大悪手!の文字がありました。
対局中に入れ替わった星が打った手は、悪手に見えて、実は勝ちを決める一手でした。しかし、時間制限があることを知らなかった星は、時間切れで敗北します。
これにより、この一手の本当の意図は知る人ぞ知るものになってしまいました。
「大悪手だとおおお…」夜になり、新聞を見て暴れる星に、太からの伝言が届けられます。
「あの手は天才にしか指せない空前絶後の一手だってさ!」プロ試験の2日目、天童太星ー羽賀十三。
対局場に姿を現した羽賀は西の天才『完全コピーの羽賀』と呼ばれていました。
「大悪手のあの一手…おれには光って見えたで」羽賀は太にそう話します。
「!…この人強い!星ちゃんのあの一手の意図を理解している…」羽賀の強さを感じとった太。
さらに「アレはもう俺のモンや!」意味深な言葉を太にかけます。
「この人凄い、コピーしてる星ちゃんの将棋を…」
『完全コピーの羽賀』と呼ばれる対局相手のコピー技術に驚く太は、星と対局していると思い、楽しげに将棋を指していきます。
「…星ちゃんなら次はどう指して来るのかなぁ」嬉しそうな表情で対局をする太。「…負けました」「え?」2人の対局を見ていた審判は驚きを隠せませんでした。
「棋士人生48年…これほどまでに残酷な将棋を見たことがない。
君はすでに…プロを超えているよ。同じプロ試験を受ける相手を破るのに、1分もいらないというのだから…」太は西の天才と呼ばれる羽賀に簡単に勝利してしまいました。
「次は必ずリベンジしたるで!!」太に再び敗れた羽賀はリベンジを誓います。
「はい、覚えておきます。お名前は何ていうんですか?」羽賀は何度も太に挑み敗れていました。
太に勝つことだけが俺の人生、と言い切る程に賭けてきたのにも関わらず、名前さえ覚えていなかったことにショックを受けた羽賀は、誤って太を階段から突き落としてしまいます。
目を開けると天井が見えました。
「太ちゃん!!」幼馴染の奏が声を上げます。「…太?何言ってんだよ奏…」日が高く昇る中、目を覚ましたのは星でした。
ふたりの太星【2話】を読んだ感想
2019年25号の週刊少年ジャンプから新連載され、2話目を迎えた2人の太星。中学生棋士の藤井プロに始まった将棋ブームの中、将棋を題材とする漫画がジャンプに出てきました。
二重人格というファンタジー的な要素も入っていますが、内容は面白いと思います。夜に現れる星の方が主人公キャラで、事故で傷を負うことによって昼の人格が居なくなってしまうことになりました。
個人的に良かったのは、入れ替わった星の対局シーンを出さなかったことです。囲碁漫画で大ヒットしたヒカルの碁も、対局内容はなく、囲碁を知らない人でも面白く読めました。
この漫画も将棋の内容ではなく、人間関係や、設定で面白くしてくれることを期待しています。
ふたりの太星【3話】を考察
まだ2話目なので、今後の展開を読むのは難しいですが、昼の人格である太は死んでしまったわけではないと思います。
休んでいるだけというのが個人的な予想で、どこかで登場すると思います。昼が星、夜が太になってしまったということもあり得ますが、そうなると夜の対局は太が行うことになるので、それはないと考えました。
星が強敵と戦う時に現れて勝利する、という展開がこの先に考えられることかと思います。太の意識が他の人の体に移って、星と対局するというのは面白いですが、現実的に無理やり感が出るので納得の行く設定を考えるのは難しいですね。