2022年5月24日発売のイブニング12号掲載の「金田一少年の事件簿30th」のネタバレについてまとめました。
【前回のあらすじ】
6年前の弁護士失踪事件の謎を解くため、八咫烏村を訪れた金田一たち。
しかしそこでダム誘致に関わったと思われる村人3人が、不可解な状況で惨殺され、生首となって発見されました。
そして金田一は五重密室のトリックの謎を解明しました。
目次
金田一少年の事件簿30th 10話ネタバレ
翌朝、金田一は朝食ができるまで、外を散歩することにしました。
そして庭の岩に腰を下ろし、事件について考える金田一。
するとその岩が金田一の体重を支えきれず、砕けてしまいました。
金田一の叫び声を聞きつけて、七瀬と八咫烏荘仲居の早紀が駆け付けます。
早紀によるとその岩はハリボテらしく、以前あった本物の岩は客で来た造園業者の人がとても気に入ったため、イネが譲ってしまったのだとか。
そのままだと寂しいので、悠人が学校で使っていない岩のハリボテを持ってきて置いたようです。
見た目は重そうな岩ですが、持ってみるととても軽いのです。
その時、金田一は何かをひらめき、急いで宿の車を借りて七瀬と剣持と共に鵜ノ木の現場を見に行きました。
そこで金田一は小屋の裏口周辺に落ちているガラス片は、犯人がある意図でばら撒いたものだろうと推理します。
さらに金田一は剣持に用意してもらった道具を使って、アリバイトリックの再現をすると宣言。
そして再び車を出して、横が急斜面となっている道路で車を停めます。
すると金田一はおもむろにその急斜面を降りようとします。
剣持と七瀬は心配しますが、金田一はガキの頃はこの程度の崖は下りていたから平気だと余裕を見せます。
しかし金田一は崖で足を滑らせ、転落してしまいました。
泥だらけになりながらも何とか崖の下に到着した金田一は、そこで2つ目の事件のアリバイトリックの証拠を見つけました。
こうして謎が残るトリックは引き戸と障子で作られた和の密室”茶室”だけとなりました。
金田一たちが黒羽の死体を発見した時は、入り口の引き戸は内側から施錠され、縁側の障子も2カ所ネジ締まり錠がかかっていました。
そして金田一が茶室を調べていた時、首の下に敷かれた黒い風呂敷が江鳩や鵜ノ木の時に使われていたのと同じ布だと気づきます。
それは防水布というらしく、蝋を内側に塗り込んでいて水を通さない布なのだとか。
そんな中、七瀬は部屋中血まみれで気絶しそうだ、何でこんなに血をぶちまけたのかとぼやきます。
それを聞いた金田一は、確かに何で血だらけなのかと疑問を感じます。
胴体は部屋にはないため、首は恐らく殺害現場である駐車場で切断されて、この部屋に運び込まれたのです。
それなのに、この場で首をぶった切られたかのように血が飛び散っています。
つまり犯人は何らかの方法で被害者の血を容器に集め、この部屋に持ち込んでわざわざぶちまけたのです。
何のためにそんな手間をかけたのかと疑問を感じる金田一。
すると金田一は血だらけのネジ締まり錠を見て何かを考えた後、剣持に何でこっちの障子のネジ締まり錠を開けたのかと尋ねます。
剣持はあっちは血だらけだったからだと答えました。
それを聞いた金田一は、そりゃ誰だって血だらけの障子なんか触りたくない、二択ならこっちの鍵を開けようと思うだろうとつぶやきます。
そして金田一は剣持たちに、この事件の3つのトリックの答えが全部見えたと告げました。
それから茶室を出た金田一は廊下で大黒柱を発見し、足を止めます。
それはよく見ると柱の木目が八咫烏の形をしているようです。
すると金田一は突然頭を下げて、足の間から逆さまにその大黒柱を覗き込みます。
そして金田一はこれは大黒柱なんかじゃないと言い出し、剣持たちと一緒に屋根裏部屋の自分の部屋に向かいました。
そこで金田一は何かを見つけ出し、オッサンの親友の見立ては間違ってなかったみたいだとつぶやきます。
こうして金田一は不可能犯罪に見えた3つの殺人と6年前の謎に包まれた失踪事件から導き出された真実と、連続殺人犯の正体が一つに繋がり、謎が全て解けたと宣言するのでした。
金田一少年の事件簿30th 10話感想
金田一がついにすべての謎を解いたようです。
今回の事件はどんなトリックで、誰が犯人なのか気になりますね!
次回の金田一少年の事件簿30th 11話が掲載されるイブニング2022年13号は6月14日に発売されます。