こんにちは。2020年3月2日発売のヤングマガジンより、首を斬らねば分かるまい【第17話】『鉄と血』を読みましたのでご紹介します。
16話では、世界中を飛び回っている使節団は、現在ドイツ帝国に来ています。
一行はギロチン処刑場にて宰相であるビスマルクと相対していますが、彼の気迫や威圧感に圧倒されます。ビスマルクから果たしてどんな言葉が一行に投げかけられるのでしょうか。
首を斬らねば分かるまい【17話】最新話ネタバレあらすじ
ビスマルクはギロチン処刑場で用意された椅子に座り、葉巻を咥えます。
日本のことをアジアに浮かぶひ弱な小国だと聞いているビスマルクは、この世界無双の軍事大国である我が国に何の用か一行に尋ねます。
ひ弱と評された一行は苛立ちを隠せません。
大久保はビスマルクが生まれた国も元々は小国に過ぎなかったのではと返します。
対するビスマルクはそれを認め、だからこそ使節団の無駄足ぶりに閉口していると答えます。
同時にギロチンの処刑が無情にも行われます。
そしてビスマルクは言い放ちます。
現実は弱肉強食であることをです。ビスマルク自身、小国の屈辱を今までたくさん味わってきたからこその言葉でした。
一行が条約改正のために各地で交渉を試みていること、その結果が悲惨なものだったことはビスマルクにはお見通しでした。
それを指摘された一行は言葉に詰まります。ビスマルクは一向に足りないものは何かを問います。そしてその問いの答えをはっきりと宣言します。
それは『血と鉄』です。大久保はビスマルクにどういう意味なのか尋ねました。
彼は鉄は国を支え、あらゆる文明の礎になり、血は国を変え、革命がなされると話します。ビスマルクは悪しき体制、古い膿を取り除く特効薬なのだと力説します。
それを聞いた幸乃助はギロチンを凝視して、何かを自分の中で感じます。大久保はビスマルクと話した後、一行とその場から離れようとします。
ビスマルクは大久保を引き留めます。日本が国力増強に励むなら我らの国は友好国になるだろうと話すのです。
そしてビスマルクは一行を宴に招待するのでした。
場面は切り替わり明治6年5月日本の牢屋敷にて洞門沙夜が縄で縛りつけられていました。
首にかけられた縄が絞まり苦しむ沙夜の姿がそこにはありました。
首を斬らねば分かるまい【17話】感想
世界中を巡っても大した成果を上げることが出来なかった使節団一行にはビスマルクの言葉は重く響いたのではないかと思いました。
軍事力に頼らず交渉などの穏便な方法で頑張ってきた使節団に新しい風を吹き込んだビスマルクは多大な影響を日本に与えたんだと衝撃を受けました。
ビスマルク自身の過去と日本を重ね合わせて友好関係を築く準備のあるドイツに頼もしさと恐怖をきっと大久保は感じたのではないでしょうか。大きな動きがここにきてあった印象です。
首を斬らねば分かるまい【18話】考察予想
国力増強に向けてビスマルクのいう『鉄と血』の政策を実行していきそうな使節団ひいては日本ですが、この後どのように舵を取っていくのか非常に楽しみです。
大久保はもちろんのこと、幸乃助はどのような行動を自身のプライベートを含め取っていくのか楽しみにしています。漫画の最後で沙夜が命の危機に陥っていますが、こちらもどうなるのか気になります。
誰か助け船が来るのでしょうか、幸乃助は遠い異国にいるので助けられないでしょうし…とにかく次回が気になります。
まとめ
2020年3月2日発売のヤングマガジンより、首を斬らねば分かるまい【第17話】『鉄と血』のネタバレと個人的感想や18話の考察予想についてまとめました。